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なんだコレ? 人間の鼻か? そしてその鼻の穴は大きく開いてあって、ページをパラパラさせていくと、鼻から鼻くそがポロリと出てくる、というそれだけの漫画だった。
しょうもねー。(←お前のもな)
そして、もっと芸術というものをユースケに見せてやろう、と思って英語のノートを開いて漫画を描いていると、額が痒くなってきて、左手をおでこに当てた時に異変は起こった。
あれっ。
裸!? 視界の左側の方に裸の人達が座っているような光景が見えた。あん? なんだ。 今なにか裸の様な人達が見えた様な。
気のせいか? もう一度見るとそこには、いつもと変わらず制服を来た生徒たちが授業を受けているだけだった。
首を傾げてぼーっとそちらの方に気を取られている時だった「指田、お前が答えなさい」と当てられてしまった。
何を質問されているか分からなくて困っていると、隣の席の子が小声で「ここ」と言って教えてくれた。
「We saw a strange man enter the home 私たちは見知らぬ男がその家に入って行くのを見ました」
「よし、それでいい」
隣の席の子に「サンキュー」とお礼を言った。
今日はなんか厄日かな。そう思いながらも欠伸が出てきて、つい大口をあけて欠伸をして目頭からは涙が出てきた。 それを拭おうと左手の人差し指を目頭に持って行った時、異変に気が付いた。
んん? なんだ? 素足? そのままの姿勢で目線だけを上にやる。あれ? お尻?
ああん? ふくらみ?
うわー。驚いて後ろに引っ張られるようにして背中を反った。
今、この目で確かに見たよな?なんだ今のは。