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【プロットタイプ】生身全てを支配して

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

役者がどれだけ悪人でも、作家がどれだけ破綻者でも、その作品だけを見て評価出来る世界であれば。

とは何時も思ってます。


だって面倒臭いじゃーーーーーーん!!

ドラマがやっている。旦那は大企業の御曹司、外面だけは良いタイプ。DV被害を受けていた妻が不倫に走るというものだった。きっと旦那は表で溜まった鬱憤を妻に晴らしているのだろう。

けれども旦那は妻の身体を殴り付けながら繰り返しこういうのだ。

――別れたら許さない。別れたら殺す。お前は一生、俺の女だ。


「あのさ、瑠衣たん」

私の後ろで髪を梳く瑠衣の手が止まる。

「何で別れたくない癖に、殴るんだろうね。純粋にその行動が……」

気持ち悪い。兎に角気持ち悪い。意味が分からなくて気持ち悪い。整合性取れなくて気持ち悪い。何処を切り取っても、考えても、理解なんか及ばず、やはり気持ち悪い。

「俺はお前ほど人の心理に詳しくない。だからこれは以前調べた話だが、支配欲が関係しているらしい。自分の想像のまま、自分の思うままに動いて欲しい。自分の物でいて欲しい。

そう言った欲求から相手に暴力を振るい、欲を満たす為に消費するんだ」

ふとその言葉を聞いて思い浮かんだのは、ガチ恋やリアコが幻滅した時の反応だった。

――女性ってさ、いや男性もかも知れないけど、自分の理想の相手ってモンを作るんよ。そしてそれが壊れた時に『ああああああああぁぁぁ!! 殺す』ってなるんよ。

アイドルとかVTuberが炎上するのもこの理由やね。

ただ純粋に愛している様に見えて、その裏にあるのはただの支配欲なのかも知れない。そう思うと、誰にでも、例え女性であっても、DVの加害者になるのではないかと思ってしまったのだ。

しかし瑠衣はまた別の事を考えていた様だ。

「演者と登場人物を混同して認識する人間が後を絶たない」

「そうかな?」

「悪役を善人が演じると、演者を擁護する声が飛び交う。悪人が善人を演じると、批判が飛び交う。あれは演者と登場人物を混同してるからだ。

その行動原理は、登場人物ではなく、演者そのもの、血の通った人間を支配したいという欲求から来ているのだと思う。自分の理想とするものであって欲しいという名の」

ドラマは依然として続いている。こうして不倫を続ける妻役の女優も、暴力を振るい続ける俳優も、本当のところは何も分からない。

けれども知らない事はきっと良い事なのかも知れない。興味が無いということで、支配欲がないという事だから。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


気持ち悪いよね。

自分から嫌われる行動しといて、ストーカーするとか。

本当に気持ち悪いよね。

整合性取れてないこと、何よりも嫌いなんですよ。

だって面倒臭いじゃん?


何でもその理由は『支配欲』だそうで。

相手が自らの支配の外に出るのが嫌。

だから監視下に置くために、ストーカーする。


でもさ、『厄介な』ガチ恋やリアコも似たようなものだよね。

キャラじゃなくて、演者を見てる。そしてその演者の全てを支配したい。出来なかったら幻滅する。


例えば、

悪役を演じていた人が実は物凄い善人で、善行詰んだ時に、『演じてるキャラの印象が強くなるから、そういうの辞めろ』とか。

ガチ恋しているキャラの役者さんが、何かしら不祥事起こした時、『役降りろ!! キャラが穢れる!!』とか。


本当にそのキャラだけを見ていたら、演者何してようが関係なくない?

結婚しても、不倫しても、犯罪に手を染めても、関係なくない?

だって、『そのキャラが問題を起こした訳じゃない』んだからさ。清いまんまだよ。


だから本当は心の底に眠る『自分の理想する人物』から離れたことが何よりも嫌だけ。

登場人物を通して、演者を見てる。

そしてその演者を自分の思い通りに動かしたいだけじゃないの?

という話。


誰だってDV加害者になり得るよ。という話。

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