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12S.太古からの報告

「妖精アイリス」は、時間潰しのおりに「全知全能の神が〝原初の種″を、蒔かれた場所まで、見に行った。」と、言いました。彼女は「インカへの使い」も、兼ねたので、そのような場所への出入りも、可能でした。


彼女は、その世界のことを「まるで〝淫魔王の第1アニマス″で有るグン・ペイン様が、初めて誕生した世界の、出来事のようだった。」と、話しました。この淫魔王のお話しは、サキュレス物語の1番初めのストーリーで有り、発端の物語でした。そのお話しが有ったから、ここまで来ました。


初めの物語は「中央神ゼビス」が「右側神サタナス」の大事な「神の積木」を、取り上げたことから、始まりました。その後サタナスがゼビスと争い、彼の大事な積木を、取り返しました。そのおりにサタナスは、神界を離脱したのです。その後、その積木を、安全な場所で有る「サタナスの次元」で、起動させると、サタナスの一族は、先祖伝来の、その積木の中に、移住を始めました。そして長い間、そこに滞在しました。


そして或る日に「神の代替わり」が、起きました。そして三位一体神が、一新されると、新しい「全知全能の神」の時代に、入ったのです。新しい「神の時代」に成ると、先代の負の遺産で有る「神界のアンバランスの解消」を、することに、成りました。そして、その第一歩が「神の城・ホリエナ城」の出現でした。今回は、それの続編で有り「原初の種」が、回収された後の展開と、成りました。


「妖精アイリス」が、言いました。「次の解消は〝原初の種″が、蒔かれたその世界で〝神界のアンバランスの解消″が、行われます。その為、その世界と、良く似て居る〝前淫魔王の第1アニマス″で有るグン・ペイン様の世界を、知ることが、これからの良き、物語の参考に、成るでしょう。」アイリスは、遠くを見ながら、語りました。


「この世界のお話しは、三位一体神様の一角で有る〝前右側神サタナス″様の時代に、起きました。三位一体神様は、生殖可能な無性魔人でした。初めの舞台と成った〝右側神うそくしんの世界″の、神の直前の御姿を〝原初の魔神″様と、言いました。その魔神様は〝女型めがたの属性″を、持つ存在でした。その女神めしんは、或るときに、自分の後継神を、創りました。」


「その後継神様には〝自分よりも、強くて大きくて、賢い。″と、言う性質を、授けました。また自分とは違う〝男型おがたの属性″も授けて、強靭な肉体を創造しました。しかしその魔神様には、その神の魂とも言える〝アニマス(根源)″が、まだ入って、居ませんでした。その創造された〝右側神の後継神″と成る、魔神様の御名前を〝淫魔王″様と、言いました。」


「〝原初の魔神″様は、次にその〝淫魔王の肉体″を、支配する〝アニマスの創造″に、入りました。その淫魔王のアニマスは、性質上8つのものに、分割されました。しかし〝1組目のツガイ″に、当たる男型のそれは、元々2つに分割されたものを、一方が一方を、破壊したので、複数の〝破片態″が、出来てしまいました。それは、その神が持つ〝右側神のカルマ(因果)″から、そのように成ったのです。」


「この〝右側神に成る″為には〝自分で自分を壊して、壊した自分が、自分を修復して、それが再生されたときに、その属性が変異しました。″そして完成された疑似の自分を、最後の自分が取り込み、次の〝原初の魔神″に、成るのです。」淫魔王が、真の魔王に成るには、実にこの〝神の代替わり″が、行われたときでした。」


「その初めの第一歩をするのが〝淫魔王の第1アニマス″で有るグン・ペインでした。彼は突然、この世に生まれます。何の知識も経験も無く、突然少年の姿で、古代の人間世界に、現れました。それは何の前触れも無く、突然誕生するのです。彼の性質は、ただ1つだけ。それは〝強くて、大きくて、賢い。″その性質を授けられたまま彼は、その世界で、生きることに成ります。」


「そして彼は、古代の人間社会に於いて、破壊の権化のような、魔人に成りました。そして彼の前に、現れたのが〝淫魔王の第2アニマス″のカルマを持つ、少女で有る〝ソフィアン″と言う、名前の娘でした。彼は、彼女を獲得すると、自分のカルマ通りに、彼女を破壊しました。」


「その彼女の破壊は〝淫魔王の精神の破壊″を意味し、淫魔王の精神は、大きく3つに、損壊しました。グン・ペインは、淫魔王の破壊の切っ掛けを創ると、ソフィアン共々、〝淫魔王の最初のツガイ″として、魔神の体内に格納されました。」


「その損壊した〝淫魔王の精神の修復″をする、カルマを持つ存在が〝淫魔王の第3アニマス″を、所持する者でした。その者の名前を〝村田新平むらた・しんぺい″と、言いました。彼は、とても難しかった、破壊された淫魔王の精神を、根気よく修復させて、元の姿に戻しました。」


「その修復された存在が〝淫魔王の第4アニマス″と成る〝リオナ″でした。彼は、彼女を獲得すると、この〝精神の修復″が、完了したことに、成りました。そして彼等は〝淫魔王の2組目のツガイ″として、魔神の体内に格納されました。」


「淫魔王の〝精神の破壊″が、修復されると、今度は〝淫魔王の肉体の修復″をするカルマを所持する者が、現れました。それが〝淫魔王の第5アニマス″でした。その者の名前を〝木村恭平きむら・きょうへい″と、言いました。彼は、幼い内に、肉体を破壊された状態を、再現して生まれた、美しい少女で有る〝淫魔王の第6アニマス″と、成る〝小川睦美おがわ・むつみ″と、出会います。」


「彼女は、生まれつき両手足が無いと言う、重度の障害を持って生まれました。その睦美を誠心誠意、恭平が〝自分の肉体の損壊を修復″するように、彼女を介護しました。彼は、来る日も来る日も、睦美の世話をします。そのかいが有り、彼女の肉体の修復が、完了する日が来ました。すると彼等は〝淫魔王の3組目のツガイ″として、魔神の体内に、格納されました。」


「淫魔王の〝精神と肉体の修復が完了″したときに、その3組のアニマスが、魔神の体内に、格納されると〝淫魔王の起動″が、始まりました。それが〝アニマス(根源)″が宿った、最初の〝淫魔王の誕生″でした。しかし、この淫魔王は、真の淫魔王では、有りませんでした。」


「この淫魔王が、真のものに、成るには〝淫魔王の第7アニマス″で有る〝鹿浜公平しかはま・こうへい″と、その補完者と、成る〝淫魔王の第8アニマス″で有る〝鹿島瑠璃かしま・るり″の4組目のツガイが、必要でした。」


「この〝淫魔王の第8アニマス″で有る〝鹿島瑠璃″こそが〝淫魔王の第1アニマス″で有る〝グン・ペイン″が、女型魔人に変異した〝淫魔王の核″でした。そして〝三位一体神の代替わり″が、行われたときに、この〝第8アニマス″が、覚醒して、淫魔王を含めた、全てのアニマスを、自身が取り込み、そして〝真の淫魔王″こと、新しい〝原初の魔神″に、成りました。それは〝右側神″の直前の姿を〝原初の魔神″と言い、その直前の姿を〝淫魔王″と、言うことが、出来るのです。」


そのことは「右側神のインカ(化身)」で有る「城ヶ崎椿郎」で有れば、全てを知る筈でした。しかし意外にも、それ以外のインカ達には、余り知られて居ない事でした。これが「妖精アイリス」が、言った「原初の種」が、蒔かれた世界の参考に成ると、言いました。他のインカ達は、それを聞くと「複雑な、ストーリーですねぇ」的な、反応を示しました。


彼等は、種が蒔かれた後を、知らなかったので、それがどうしたのか一切不明でした。種蒔き後のストーリーは、この後に続くので、それが始まったときに、自分達が関わる処が、出た場合に、臨機応変に、対処すれば良いことに、成りました。


「原初の種」は「全知全能の神アラル」が、管理する「新しい惑星」に、蒔かれました。そしてその種から、たくさんの生命体で有る、動植物が、生まれました。また、それを管理出来る、魔人類達も生まれました。その姿は、左右神達の世界に住む、魔人類達と、とても良く似た姿でした。その世界観は「淫魔王の第1アニマス」で有る「グン・ペイン」が、生まれた世界とリンクしました。その世界で、今度の「神界のアンバランスの解消」が、行われるのです。

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