神様 キター
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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。
本作品は、作者の空想の世界です。
温かい方は、部屋というか、神殿というか、水平線まで見渡せるのでは?と、思えるほどに広い、無駄に広い、壁や柱の無い空間がそこにあった。
今まで暗黒だったのが嘘のように、あたり一面が光り輝いている。
眩しいと言う程ではないが、光り輝いていた。
天井からは、六芒星や五芒星が描かれた大きな布か絨毯かが垂れ下がり、足元には、多種多様な生き物が描かれている絨毯が曳かれている。
しばらく歩くと大きな階段が、おおよそ10段ほどが見えてきた。
階段の踊り場には、それぞれ赤い鳥居が設けられている。
そして階段の頂上には椅子があり、そこに座る人が、ほほえんでいる。
「まぁ、大勢で辿り着いたのですね。一つずつ処理をしていきたいのですが。」
男性とも女性ともとれる声が話しかけてきた。光り輝いて顔がよくわからない。
俺は、なんと呼べば良いか聞いてみた。
「私ですか。創造神と呼んでいただければ、良いかしら。」
えーと、ラノベとかネトゲーでのお約束として名称は、女神様が定番ではないのか?
それに話題として振られるのは、異世界への転生か。
あっ!もしかしたら心の声が読まれてしまう可能性も考えて、突っ込むのを考えるのを止めておこう。気分的にポーカーフェイスを装った。
「わかりました。創造神。」
「あなたは色々考えていて、面白いのですね。」
創造神は微笑みながら語り始めた。
(やはり心の声を読まれているみたいだ。心のポーカーフェースのスキルが欲しい。)
「さて、ここでは、新たな世界(異世界を含め)へ生まれ変わり(転生)が行えます。どのような世界、どのような種族を希望しますか。もちろん、元の世界に転生も可能ですが、その場合には、少しの間、我らの住む場所で時を過ごし順番待ちしてもらうことになります。」
「えーと、異世界への転生でお願いします。ちなみに種族も選べると言われていました、よね?」
「人族、亜人族、獣人族、魔族、動物、モンスター、どれを選びますか。あっ!もちろん、昆虫もありますね。(笑)」
創造神の声に従い美術品のごとく、人族、エルフにドワーフ、狼男に猫娘、豚に牛、ゴブリンにトロールと、最後に蜘蛛の石像が俺の目の前で現れては、消えていく。
なるほど、なんでもありか。ならばと俺は、ネトゲーについて説明した。
頭の中にイメージを浮かべながら、キャラクター(キャラ)、種族、ジョブ(職業)、クラス(戦闘スタイル)、アバター(ルックス)は、それでお願いしたいと伝えた。
「わかりました。普段は人族で、固有技術のスタイル・チェンジで、獣化するとウルフマンになるでしたね。」
物わかりが良いのか微笑みを浮かべている。
(多分、俺の頭の中のイメージを読んだんだろう。)
ついでに、スタイル・チェンジで、狼と、人族でもチャイルド・モード(子供)と、アダルト・モード(大人)の追加もお願いした。子供の姿や動物の姿があった方が何かと便利な気がする。
子供や子犬サイズの狼の姿だと、女性に抱き上げられて、あわよくば伝説のパフパフが、味わえる。かも知れないし、マジ、ちやほやされるだろう。
と、下心を丸出しで、妄想していたら、創造神に醜いものでも見られるような目で見られていた。
「いいですよ。ウルフマン:ライカンスロープですと、獣人と違いモンスター扱いとなるので、転生できる異世界が限られてしまいますが、よろしいですね。」
「大丈夫です。ぜひ、お願いします。」
「では、デミ&アニマルのゲーム世界からデーターを取り寄せて、いまのあなたに上書きします。他に追加するデーター。いえ、事柄はありますか?」
ちなみに、通説として、ウルフマン:ライカンスロープは、銀(銀製の食器・武器やミスリル製品(魔力付与)の武具)に弱いというが、なんとかなるか聞いてみた結果、弱点がないよう
不老不死となってしまった。いいのかな。チートだよな。
スタイル・チェンジで、チャイルド・アダルトも追加しているから、年齢に変化がなくとも、なんとかなるか。
誤記は、気にしない。