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猫 合流→別れ

無断転載、無断翻訳、無断朗読、その他の類似行為などは禁止します。


<R15> 15歳未満の方は移動してください。

この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。


本作品は、作者の空想の世界です。

 犬ばかりの話だが両親は、猫も飼っていた。

実家に「みーみー」と鳴く猫が居たな〜と思い出した。

かなり安易だが、「みー」だったかな名前は・・・。

さて、犬の感じからすると、この世界に居れば、呼べば来るかな?


 俺は猫の名前と姿を思い出しながら呼び始めた。

すると、どうだろう頭にずしっと重みを感じ、上から声がした。


「やっとこさ、呼んでくれたわ、忘れていたのかと思ったわ。」


 俺の後頭部を何かがベタベタと叩き、頂上をふみふみする感触と、大きな欠伸のイメージが頭の中に流れてきた。試しに頭に手を伸ばすと引掻かれた、痛い。


 ん〜、呼んじゃった以上、飼っているペットの犬・猫たちも転生が必要だよな、混沌と虚無が、「データーは人族のコピーでお願い」と伝えていたから、犬・猫たちも俺と同じように創造神に「データーは人族のコピーでお願い」してみた。


「貴方の犬・猫たちに名前をそれぞれ付けてあげてください。」


「名前?」


「そうです。異世界での『新た名前』です。」


 新たな名前か、うーん、どうしよう。と考えているうちに、お華が創造神へ語りかけ始めた。同じように、みーも創造神に語りかけ始めた。


「創造神、私は、ダーリンいえ飼いウォルフとパートナーに、対等な立場に成りたい、そばで守ってあげたいよ。」


「創造神、私も、だらしがない飼いウォルフとパートナーに、対等な立場に成りたい、そばで守ってあげたいわ。」


「わかりました。お華と、みー。貴方たちの思いは受け止めました。」


 俺が名前を考えているあいだに淡い青い光に包まれて、お華とみーは、一足先に転生するため消えてしまった。


「あの二匹は、先に貴方が転生する世界に向かいました。いずれ時が来れば、出会うことになるでしょう。」


 そう、俺に創造神は、告げてきた。いや俺の名前を考えた時間を返してほしい。


「えーと、さくらは、リズの名前でお願いします(さっき、さくらと名前を付けたばかりだとは、突っ込まないように・・・。)データーは、俺のコピーでお願い」


 さくらは、新しい名前、リズが気に入ったのか、「リズ・リズ」と、口ずさみながら、俺の周りをぐるぐると回っている。


「わかりました。貴方と同じ種・種族で、貴方が命名した名前で共に転生させましょ。」


 俺が神様なので、リズも神、いや女神、慈愛の女神となった。

っていうか、時空神と慈愛の女神の繋がりがよくわからない。

神としての姿は元々が犬であるため。


 四本足は嫌だ!とのことで慈愛の女神らしく、天使になった。

ん?天使って、俺の中のイメージだと、羽が二対なのだが、リズは、何故か4対ある。まるで昆虫のような羽だ。


 混沌は、クーガー、虚無は、クロードとそれぞれ名前を付けた。

って、いま思い出したがネトゲーでは、名前付与ネームドの権限で、俺の眷属ファミリアとか、従魔サーヴァントとかになっちゃったことがあるけど、どうだろう。あっ!やはりなったみたいだ。守護者ガーディアンとなった。


 そういうわけで、混沌と虚無も俺の同行者ということになった。

良いのかな、勇者とかに出会ったら俺まで、屠られないだろうか。ちょっと、心配だな。


 眷属ファミリアは、家族みたいな感じ。

 従魔サーヴァントは、使い魔で便利に使えるもの。

 守護者ガーディアンは、なんだろうと創造神に確認した。


『剣となり盾となり、主を守りしもの』とのこと。へーへ;


「そろそろ、異世界へ転生させます。ウォルフ、あなたの従魔サーヴァント守護者ガーディアンは、常にあなたの側に居ます。心配しないでください。」


「それと、眷属、従魔、守護者は、出来るだけ近くに転生させますが、離れた場合には、スキル:眷属召喚ファミリア・サモンで、お呼びなさい。」


「わかりました、創造神。最後にお約束事の使命やクエストとかあるのでしょうか。」


「ふぅ〜。あなたは本当に、ネトゲーとかラノベとか、偏った知識ばかりですね。転生させるたびに、そのようなものを神が考えていたら、精神的な負担が大きく、変になって身が持ちませんよ。今まで通り、好きに生きなさい。ただとても心配なので、精霊への転生を希望した娘を一緒に行かせましょう。きっとあなたのためになるでしょう。」


 創造神は、俺たちに向かい両手を広げ、異世界への門を開き、転生リーンカーネイトと唱え、異世界へと送り出した。


 いやまて、精霊の同行って、どういうものが来るのか。聞くまもなく光りに包まれた。


「では、次の者たちを呼び、転生させましょう」と、薄れていく意識の中で聞こえてきた。


 そして俺は、次に目が覚めたとき薄暗い中で大きな大きな巨狼ベオウルフに寄りかかり、隣には一緒に転生したお華の娘であるさくら、いや名前を改、リズが寝ていて、暖かな柔らかさと安心感で、そのまま深い眠りについた。

誤記は、気にしない。

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