そして、神様になった
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この作品には 〔残酷描写〕 が含まれています。
本作品は、作者の空想の世界です。
俺と創造神の会話を聞いていた混沌と虚無が会話に割り込み、人族の戦士(俺のこと)と同じで異世界に転生できるよう、創造神に「データーは人族のコピーでお願い」と伝えていたが、逆に怒られていた。
「混沌、虚無、あなた方は仮にも名のある神なのですから、人族のコピーと言わず、元の肉体を復活させて戻して欲しいぐらい、主張してみてもよいのですよ。」
「え?混沌と虚無って、神様だったのですか?」
「そうです。特に混沌は、カオスを司る神で、人族の勇者に倒され私の世界に漂っていたのですよ。虚無は、まぁ巻き込まれ倒されたのですがね。」
いやいや、カオスを司るとか、かなりやばいだろ。属性(性格)でいうところの、
ライト(常に良い行いをする:善)
ニュートラル(良い行いも悪い行いもする:中立)
カオス(常に悪い行いをする:悪)
その中の悪だ。さすが、ライトな勇者に倒されるだけはある。
創造神に、俺もライカンスロープだから属性(性格)は、カオス(悪)だけど、最低でも、ニュートラル(中立)にならないか聞いてみたところ。
いまの種は悪魔で、種族は魔獣だから、ニュートラル(中立)は無理。
ただし神様の枠に空きがあるため、光の神(善)の役割も付与すれば、ニュートラル(中立)に変更が可能とのことだった。
だって、混沌みたいに、勇者にばったりあって、討伐とかいやじゃん。
しかも、俺、神様になっちゃうの?さらにチートすぎる。
「確かにチートですね。種は神魔で、種族は光魔族になると考えて頂ければ良いかと思いますよ。」
「ちなみに、神族と悪魔とは、どちらがお強いのでしょうか。」
「聞かないでください。」
うわぁ〜創造神に怒られた。あたり一面に雷が落ち、天井に吊るされた六芒星や五芒星が描かれた大きな布は、赤き炎と黒き炎により燃え上がった。
「さくら、観てごらん、天井が光っているよ。あれが雷ですよ!」
「パパ、天井が光ったり燃えたりで、キレイ、花火は観たことがないけど、こんな感じなのかな?」
お華とさくらは、親子で能天気な会話をはじめたが、天然な会話に創造神の怒りも静まり、また語り始めた。
当然、神種・神様とのことだった。
実は神殺しの竜や神種から穢れ堕ちた魔族や魔族でも余りに力が強すぎて、魔王となった者たちが存在し、必ずしも神族・神様が一番強いとは限らないみたい。
(神が魔に染まると、悪魔か、魔神では?と突っ込みたいが、無視しよう。)
「確かに、神が魔に染まると魔神と普通は考えますが、すでに魔神は存在するため、その枠は、すでに埋まっているのですよ。」
うわー。居るのかよ。まぁ混沌も、人族の勇者に屠られているぐらいだから、当然か。って、勇者は神の恩恵を受けてなる者、だから、普通の人族は、神殺しの人族は、存在しないのか。
「勇者は、女神の加護でなるものですよ。ちなみに、魔神の加護を受けるものは魔人ですよ。」
(いやいや、いちいち俺の考えていることに、突っ込むなよ。)
さらに神殺しの竜は、実は虚無のことで、神の姿は、バハムートと言う竜神らしい。
ついでに、混沌の神の姿は、サイクロプス。
1つ目の巨人であり異世界の間では、眷属を率いて世界を焼き払い、そして滅ぼしたあとに、世界を再生する巨人の伝承があるとのこと。
(うわぁ怖い。怒らせないようにしようっと。)
で、俺は、なんの神族・神様になるのかと思いきや、創造神の眷属で、丁度空きがあるのは、時空神とのこと。
時間(過去・現在・未来)と、空間(各異世界の橋渡し)を司り、属性(性格)は、神としての所業次第とのこと。
まぁ当然、創造神の眷属なので善を行わなければ成らない。
創造神が眷属を屠る権限を有しているからね。ん?司るのは、各異世界の橋渡しって、元の世界にも行けちゃうってことか。まぁあとで考えよう。
あと、神としての姿も決めなければ、うーん。イメージでは、犬、狼、神、オルトロス、いやケルベロスか、ケルベロスがかっこいい!神界への門番的な。うん。
ちなみに神界を守る神様は、天空神と言うのが、いらっしゃるとのことだが、それはまた別の話でしましょ。
創造神にケルベロスと伝えたところ、顔というか、首が3つあるので、従魔が、二匹必要とのことだった。
従魔は、同じライカンスロープで、名前が、ウォートンとウォーレンかな。
その結果、ステータスが変更となった。
誤記は、気にしない。