6話 友達の輪に入る!?
今日はいつもの屋上ではなく教室にいる。
昨日から友達になった鈴木さん……と友達らしき人達と一緒にいる。
今日から早速話しかけられた。
今朝も挨拶をしたが本格的に話すのはお昼休みだった。
「ねぇねぇ青木さん、一緒にご飯食べながら本の話しない?」
「う、うん。いいよ」
いいよ、なんて言ってしまったが鈴木さんとだけじゃなく、他に二人いるようだ。
なんでいいよ、なんて言ってしまったのだろう?
緊張感が半端ないよ?
さっきの私が恨めしい。
「二人とも、青木さんも一緒でもいい?」
「ん?いいよー」
「あたしも構わないよ」
初めてなのにすんなり受け入れられた。
と言うより軽!
鈴木さんと一緒に居るのは、確か…忘れた。誰だっけ?
「青木さんは二人とは初めてだよね?だから自己紹介しよっか。名前分かんないだろうし」
「誰からするー?」
「誰でもいい」
「じゃあまずは青木さんからお願いしていい?」
自己紹介…私からなの?嘘…。
何を言えばいいのか分かんないよ。
「えと、青木明菜です…」
「……?それだけー?」
口ごもってオロオロしてると
「後、読書が趣味なんでしょ?」
鈴木さんからフォローをしてくれた。
優しい。
「あ、はい」
「そうなんだー。私は大橋 和泉だよー、趣味はゲームー」
「あたしは桜庭 奏音。趣味はギター弾くこと」
「で、わたしが鈴木花純。趣味は読書。後ピアノが弾けるよ。少しだけど」
大橋和泉は何だか軽い感じの人。凄くダラーっとしてる。
その割に桜庭奏音はクール系って感じ。ハキハキ喋るから聞き取りやすい。
そして鈴木花純、彼女は笑顔が多い印象がある、明るい子だ。
最初は緊張でガチガチになって話せないんじゃないかと思ってたけど、鈴木さんのフォローのおかげで難なく会話が出来た。
鈴木さん、ホントに良い人。
「思ったんだけどー、友達なら別に名前で良くない?なんで二人とも苗字にさん付け?」
「ああ、昨日友達になったばかりでまだ早いと思ったんだ」
「だから今日青木さん誘ったのか。てか名前呼びなんて人それぞれでしょ」
「えー?そう?」
名前って人それぞれなんだ。
「でも、そうだね。青木さんさえ良ければ、名前で呼んでいい?」
鈴木さんは不安な顔をしている。
前に友達になって欲しい時と同じだ。
そんな顔されるのは嫌だな。
「別に名前で大丈夫だよ」
「良かった…。じゃあ明菜ちゃんだね」
「うん、えと、花純…ちゃん」
「なんか初々しいねー?」
「本当にな」
「あ、なら私達も名前で呼んでねー?明菜!」
「そうだな、よろしく、明菜」
「うん。和泉ちゃんと奏音ちゃん」
なんだろう、顔が暑い。
絶対赤くなってるよ、これ。
むむむ…。気恥ずかしい。でも嬉しい。
友達が一気に三人に増えたから。
明菜「次回は間話です」
涼花「私達二人だけの登場だよー、うふふ」
明菜「な、なに?なんでそんな嬉しそうなの?」
涼花「だってぇーまた二人きりの話じゃん」
明菜「全然聞こえないよ?」
涼花「聞こえなくていいの♪」