プロローグ
グダグダ設定その他諸々ある故ご容赦くださいm(_ _)m
屋上の踊場に鏡がある。
それは七不思議の一つ「鏡」である。
その一つは、鏡の中にいるもう一人の『私』と入れ替わる…ことがほとんどだ。
だが、この相沢女子高校は違った。
鏡の中に居るものによって引きずりこまれてしまうもの。
それに気に入られてしまったら、何処までも追いかけられる。それは自分のモノにしようと躍起になるとか。
逃げようとしても、絶対に捕らえられ逃げられない。
故に、引きずりこまれたら最後……どうなってしまうだろう?
「はぁっ、はぁっ、」
逃げても逃げても、息を切らして走っても、玄関前にたどり着かない。たどり着けない。ずっと追いかけて来る音がする。怖くて後ろを振り向かず、ただ走り続ける。すぐにでも『(ここから逃げたい…!)』と思いながら。
校舎の中をずっと走り続けて、何分、いや何時間くらい経っただろう?
そのくらい長く走っている感覚がする。
もし捕まったら……と思うと冷や汗が止まらない。
だんだんと重くなってくる足を無理矢理動かして、追って来る音から逃げる。
そして、驚く間も無く追って来る者が頭の中に直接話しかけてくる。
『逃げられないよ……逃がさないよ……捕まえたら、絶対……
離してあげない』