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異世界転生なんてありません。  作者: 豚足演算
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クズ共

どこかのエスポワールみたいな感じになりました。

平一平が質問や拒否する間も無く蜘蛛の糸への挑戦が決まり別室へと移された。

そこには何百人という人が集められており皆一様に蜘蛛の糸について話をしていた。中には勝てば天国への切符が手に入るだの言ってる奴も居たが現状何の知識もない平一平にとってはそういった不確定な情報は極力気に留めない様にしていた。

そして部屋の明かりが落ち部屋の北にある壇上にスポットライトが当たる。そこにはまさに鬼と言った表情のモノが立っていた。

「ここに集まっているのは地獄に行き魂に刻まれたカルマを洗い流す事さえ拒否したクズ共だ。よってお前らには己が魂を賭けて挑んでもらう。」

そう説明された途端その場にいる全員が怒号を上げるが聞く耳持たずという姿勢でその場に佇む鬼がいた。そしていつしか怒鳴り疲れたのかはたまた目の前の鬼が終始無言でこちらを睨みつけていたからなのか分からないが自然と静かになっていた。

「えー貴様らクズ共が騒ぎ静かになるまで約30分が無駄になったがこの責任は貴様らの魂に刻んでおく。言っておくが此方はいつでもお前達の魂など粉微塵に消し去ることが出来ることを忘れないでもらいたい。」

そう言うとまた怒号が鳴り響くが大きなため息と共に鬼の視線に入った数人が青い炎と共に燃え尽きた。そしてそれを見た人間達は恐怖に染まるのであった。

「死してなお死が怖いとは本当に救い難いクズ共だ。話を先に進めたいのだがいいかな?」

今度は誰も騒がず目の前の鬼が話すことに集中していた。

「これから貴様らに3文銭を配る。それを6文にして三途の川を渡ってこい。それが第一の課題だ。何をするかは賽の河原へ行って説明を受けろ。以上だ。」

そう言って皆に3文が配られ手足を前後の人間と縛られ賽の河原へと向かうのであった。

そこで待っているのは何なのか。

負けるな!平一平!

頑張れ!平一平!

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