Stidiness Experience 【転】《序》
stidinessは造語定期
正しくはsteadiness
警告
ココカラ先ハ
読ヨンデハイケナイ
「!!!!!!!!!」
突然、白紙のページに赤い文字が浮かび上がった…‼︎
???「おやぁ?もうそれを発見してしまったのか…」
突如暗闇の中から背筋が凍るような冷たい声がした。
ビリシュート「誰だ貴様は⁉︎」
???「フフフ…そろそろ頃合いだ…。良いでしょう」
声の主はそう言うと、隣の本棚の列から姿を表し、こう名乗った。
???「…私は、TBT。貴方方といずれ敵対するであろう者です。以後お見知り置きを。」
唐リー「TBT…?あっ…(察し」
TBT「これはこれは…尊師。此処でお会い出来るとは…以前の御無礼をお許し下さい。あの襲撃もKYRRの件も、全ては尊師、貴方の中に居る『害虫』を駆除する為…」
イエイヌ「その呼び方…TBT…やはり貴方は…!」
ペプシ「こいつが…庁方の…タバタバタ…ッ!」
ワイ「糞ッ!テメェ!此処でやる気かッ!」
一触即発の空気が辺りに立ち込めた。
TBT「おっと、今日は挨拶に来ただけですよ。これから大きな戦争が始まるのでね」
唐リー「待てよ、『害虫』って何の事だよ…それに戦争って」
TBT「尊師の為なら何でもお答えしましょう。但し、唐リー。貴方の為では御座いません。飽くまでも我らが『尊師』の為である事を忘れずに。」
唐リー「尊師ってどう言う意味だよ!あーもうめちゃくちゃだよ(思考放棄)」
TBT「尊師。これから数週間以内に『恒心戦争』なる世界規模の大規模な戦争が始まります。それも、人類、動物、神、悪魔、ノーマル、カラリオン、国、身分、門地、性別、LGBT、社会的地位の一切を排除した全面戦争ですを。」
KMR「(戦争にLGBTって関係あるのかゾ…?(困惑))」
TBT「我々恒心正教は尊師が現代に復活なされた時に貴方様の中に入り込んだ『不純物』を摘出するべく、キーアイテムの回収に全力を尽くしています。しかし、一つ問題が。キーアイテムの一つ、今作の最大のカギとなる『ATUSHI』です。」
一同「!」
唐リー「『ATUSHI』…」
浜埼「たしか、その裏なんとかに『第拾参使徒 ATUSHI』って…」
TBT「そう、その通りです!浜埼さん。我々はその『ATUSHI』を手に入れる為、キーアイテムの回収に勤しんで居るのですが、キーアイテムの一つ、膨大なる『タマシイ』を世に解き放ってしまったせいで『奴ら』が動き出してしまった…」
唐リー「奴ら?」
TBT「使徒です。」
その時、唐リー一行は理解した。ピンキーが裏死界古文書を見せようとしていた思惑を。
TBT「使徒…奴らは『ATUSHI』が持つ『知恵の実』を奪いに来るでしょう。」
ワイ「まっ、待ってくれよ、知恵の実って何だよ!ピンキーさんが使徒だとか、ATUSHIとか、恒心戦争とか、新しい概念増え過ぎて全くついていけないンゴ…」
TBT「では非教徒のゴミ虫にももう少し分かりやすく説明しましょう。」
TBT「使徒とは今から約11万4千年前に突如空が降ってきた神の子…即ち天の遣いです。」
イエイヌ「天の…遣い…?」
TBT「彼らは地上の生物を服従させた後、数千年もの間傍若無人の様でしたが、僅かに生き残った人類の内の叡智、七賢者たちによってその殆どが封印されました。どうやら、品鬼だけは現代まで封印されずに形を潜めていたようですがね」
ペプシ「学園長が使徒だったなんて…」
TBT「使徒は全部で20種…その内19種は単体で、ATUSHI以外の使徒は生命の実を持っています。そしてATUSHIのみ、知恵の実を持っているのです。」
唐リー「その…生命の実と知恵の実ってのは何なんだ…?」
TBT「生命の実とは命の結晶。命あるものは皆全て生命の実を持っている。だから限りある寿命があり、輪廻転生の循環がおこる。…知恵の実とは知識の産物。それは自我を立たせ、自律する力を持つ。そしてその二つの実を同時に手にしたものが『神』の領域に達し、この世界を意のままに変えることが出来る。」
ワイ「オイオイオイオイ、それだと俺たち人間も使徒と同じモン持ってるってことかよ」
TBT「勿論。何故なら『第拾弍使徒 リリン』とは我々人間に他ならないからですを。」
ビリシュート「人間が…使徒だと…ッ!」
KMR「たまげたなぁ…(たまげた)」
TBT「これから始まる恒心戦争とは、ATUSHIを狙う使徒達と我々恒心正教、学園魔城都市、各国の戦隊やその他の有象無象も含めた超巨大規模な戦争です。勿論、我々人間も使徒ですから、この戦いに巻き込まれるのは必至でしょう。しかし、もしこの戦いで使徒のどれかが『ATUSHI』に辿り着いてしまった場合…」
唐リー「…ど、どうなるんだよ」
TBT「地球は糞惑星になってしまうでしょう」
使徒の侵攻、黒衣の男達、恒心正教、キーアイテム、各地での謎の超常現象……
その場に居た全員に悪寒が走る。1人を除いて。
ビリシュート「で?お前ら恒心正教は『ATUSHI』を手にいてれてどうするつもりなんだ?古代兵器だの尊師だの言ってお前らのやろうとしてる事がよく分からない。お前ら恒心正教は何を企んでいる?」
ビリシュートは冷静に淡々と質問した。
TBT「それは…恒心世界……即ち『やさしい世界』の為。」
ビリシュート「『やさしい世界』だと?」
唐リー「『やさしい世界』…」
TBT「唐リー。貴方のスタンド『やさしい世界』は元々貴方のものでは有りません。」
唐リー「『やさしい世界』が俺のものじゃないだと…⁉︎」
TBT「おっと…これ以上は話すつもりは無かったんだけどなぁ…まあ、これくらいの情報さえ有れば良いでしょう。この話を聞いた以上、貴方方は必ず動く」
KMR「おい、どういう意味だゾ(迫真)!」
TBT「貴方達が一体どの陣営につくのか…我々だけでなく、世界中の勢力が注目しているんですよ。『伝説の古代兵器糞は誰の味方をするのか』ってね。だからわざわざこんな長ったるい説明までしたんですよ。…単刀直入に聞きましょう、唐リー。貴方は一体誰の味方なんですか?」
唐リー「誰って、そりゃあもちろん学園m」
TBT「本当に品鬼が正しいのでしょうか?」
唐リー「なんだと?」
TBT「貴方もさっき見たでしょう、あの古文書を。『第零使徒 品鬼』が。」
ビリシュート「そんな訳があるか!学園長は人間だ!あの人はお前ら恒心正教によって行き場をなくした孤児達に安心して暮らせる世界を与えてくれた人なんだ!あの人は恒心正教へ立ち向かう希望そのものなんだ!」
ペプシ「兄貴…」
イエイヌ「(なんだか重そうな過去が有りそうですね…)」
ワイ「(そんなこと言ったらワイの30万ry)」
TBT「フフフッ…お忘れですか、我々恒心正教と使徒は対立関係にある事を。」
ビリシュート「!」
TBT「さっき貴方は言いましたよね?『恒心正教へ立ち向かう希望そのもの』と…。言い換えれば学園魔城都市は恒心正教とは敵対関係にある。つまり、品鬼が使徒であっても何らおかしな事はない。」
ビリシュート「…ッ!」
TBT「そして、何よりもの証拠が、品鬼の終焉です。奴は脳天に銃弾を撃ち込まれたにも関わらず、即死しなかった…」
言われてみればそうだ。普通の人間、ノーマルなら即死しているであろう傷を負っていたのに、学園長は息絶えるまでにビリシュートに古文書の在処を託すくらいの余裕はあった。これには誰もが納得せざるを得なかった。
ビリシュート「…」
TBT「…おや、話している内にこんなに時間が過ぎてしまったか…これはいけない(戒め)。さて、今日はこれでお開きにしましょう。」
そういうとTBTは闇の中へと足を踏み入れ始めた。
ビリシュート「待てよ!」
後ろからの怒号にTBTは足を止めた。
ビリシュート「俺は学園長を信じる!例え使徒だったとしても!」
ペプシ「俺も、し、信じるッス!」
TBT「…そうですか。では、尊師、いずれの日にか、またお目に掛かりましょう。」
唐リー「ッ!」
そしてTBTは姿を消した。
………
3時間後、学園魔城都市学生用市街地の某喫茶店にて
日没が近づく頃、7人は喫茶店にいた。
店員「お冷、どうぞ。」
店員は7人に水のコップをそれぞれ渡すが、余りの空気の重さに耐えきれず、すぐさまバックヤードに帰ってしまった。
店員「(なにあの人達!すっごくどんよりしてるんだけど!私注文とりに行きたくないからチノちゃん行ってよ!)」
店員「(うるさいですね…どうせもう2度と会わないだろうから今日だけ我慢すればいいです)」
店員「(そういう問題じゃないってば〜!)」
バックヤードから店員達の声がダダ漏れしているが、店内にそれを気に留める者はいなかった。
浜埼「…これからどうするだで…」
KMR「…(睡眠不足でタバタバタの話半分聞いてなかったなんて口が裂けても言えないゾ…)」
イエイヌ「えーっと…」
ワイ「どうしたもんかな…」
ペプシ「…俺たち、ど、とうなっちゃうんですかね…」
ビリシュート「…」
唐リー「…」
ワイ「唐リー、どうする?」
唐リー「…尊師の中に【不純物】が居る…」
ワイ「おい、どうしたんだよ」
唐リー「何でもなブ(ry」
いや、なんでもない訳ない。タバタバタの話によって分かった部分も有れば余計に分からなくなった部分もある。特に俺自身のこと。
ATUSHIと古代兵器糞の俺との関係。『やさしい世界』。何故皆が俺達の動向を見定めているのか。謎は深まるばかりだ。
唐リーが熟考していたその時、唐リーのズボンのポケットに入っているスマホ型糞が鳴った。
唐リー「ん、電話だ。」ピッ
唐リー「もしもし」
ハセンクス「ハァ、ハァ、唐さんか⁉︎」
唐リー「おお、ハッセか、どうしたんだそんだよ、そんなに焦って…何か有ったのか?」
ハセンクス「まずい事になった……うちの事務所が……ハセンクス法律事務所が爆発したんだ!」
唐リー「ファッ⁉︎」
ハセンクス「それもC4糞拡散型のヤツだ!クソッ!やられた!」
唐リー「なんて事を…(憤怒)」
ハセンクス「とにかく一旦こっちに来てくれ!警察が来る前に唐さんのパカ弁記録を回収しないとまずいですよ!(焦り)」
唐リー「分かった、すぐ行く!」
唐リー「皆んな、俺はとりあえずこれから東京に向かう。ついてきてくれるか」
ワイ「ついていくも何もハセンクスさんがピンチなんだろ?そりゃ行くしかないンゴ」
イエイヌ「恐らくその爆破事件にも恒心正教の仕業でしょう。パークの皆んなの為にも私も行きます!」
KMR「おい、その先は地獄だゾ(なお行かないとは言っていない)」
浜埼「俺たちD3Nのメンバーもとりあえず集合させるで」
ペプシ「あ、兄貴…」
ビリシュート「…」
唐リー「ビリシュート…」
ビリシュート「…あぁ、分かったよ、行こう。俺も腹を括った。…この世界は恒心正教にも、使徒の野郎共にもやらない。必ず俺が止める…ッ!」
唐リー「そうか…よし、それじゃあ行くか!」
こうして7人は何も注文せずに1時間半も居座った後、喫茶店を後にした。
店員「(何も注文されなくて良かった〜!)」
店員「(店からしたらとんでもない迷惑客でした。2度と来ないで欲しいです。)」
?????
…
…………
……………………
TBT「久しぶりだな、オシリス。」
???『まだ生きておったのか、カラタの小童が』
TBT「フッ、アンタも随分老けたナァ、アンタもあの捌番のように人に擬態すればいいのに」
???『生憎私にはそんな趣味はないのでな。それよりもあの老龍のBBAが徒党を組んでいたことの方が驚きだ。………それで、お前は此処へ何をしにきたんだ?私に嬲り殺されに来たのか』
TBT「いま活動中の使徒の中で最もヤバいのはアンタだ。だからここで少しでもアンタの体力を削る」
???『それで捨て身の特攻という訳か…だが、良いのかそれで?もし私がお前に退けられたとしても、お前の夢は叶わんぞ?』
TBT「構わないさ。俺の夢は他の4人がきっと叶えてくれる。そして最後はいずれの日にか尊師の元へ…」
???『フンッ…つくづく哀れな連中よ……それもよかろう……』
???『…さぁ来い!小僧!その命の限り、私を楽しませてみろ!』
BWOOOOOOONNNNNNNN!!!!!!
TBT「『必要なことは、やり尽くした。』……ウォォォォオォォォォァァァァァァァァァァッッッッッッッッ!!!!!」
TBT「(頼みましたよ、ソルト=リバー、ヒューマン=ダスト、ブラックナイト、ルシスチェラム、そして、唐リー…)」
TBT「行くぞッ!オシリスゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッッッッッ!!!!!!
ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
to be continued…
こんちわ。いかがだったでしょうか?今回はかなり会話が多く(恐らく字数も最大かと)、中弛みしそうな展開でしたが、次回は久々の(超低次元表現)バトルシーンがあるので楽しみにしておいてください!いいですねッ!。l