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第8話 街の中に入ってみた。

門のある方向へ向かって行くと、門の所に鎧を着た男がふたり立っていた。流也がそこに向かおうとすると、


『オマチクダサイ、マチノナカニハイルニハツウコウショウガヒツヨウデス。』


「通行証?」


『ソウデス。カンタンニイウトミブンヲショウメイスルモノデス。』


「身分証か・・・免許証でいけるかなぁ?」


『ムリニキマッテイルデショウ。コノセカイニメンキョショウトイウモノハソンザイシマセン。』


「そうやんなぁ。じゃあどうすればいい?」


『モンバンニハ、ツウコウショウヲモンスターニオソワレタトキオトシテシマッタトイッテクダサイ。サイハッコウシタイガゴールドモオトシテシマッタノデマセキデコウカンスルトイッテクダサイ。』


「そうか、珍しくアドバイス的確やな。」


『アタリマエデス。コノママソトデノジュクサレルノハコマリマス。オモニワタシガ。』


「私がって・・・指輪やん。まぁええわ。」


流也は改めて門に向かって歩きだした。門番ふたりは流也を見た。


「珍しい格好だな?ここら辺では見かけない服だ。この街の者ではないな。」


「はい。実は旅をしておりまして、このサムドールにくる途中でモンスターに襲われまして、逃げる際に通行証とお金を落としてしまったのです。」


「なに?それは災難であったな。しかし仮発行するには銀貨2枚かかるぞ?」


「お金は落としてしまいましたが、別の袋に魔石を入れておいたのでそれを換金しようと思います。それでも大丈夫ですか?」


「魔石を持っているなら大丈夫だな。ここでは換金はできぬ、ギルドで換金したら持って来てくれればよい。では通行証を仮発行するからここにある水晶に触れてくれ。」


「ありがとうございます。ではそうさせていただきます。では、こちらの水晶に触ればよろしいのですね。」


流也は先程のガイドリングの言葉に従い門番に状況を説明した。そして門番の横にある水晶に手を触れた。そうすると水晶は青く光輝くとそのまま光が消えた。


「 ん・・・、リューヤ ミツルギだな。犯罪歴はなし、っと。ヨシ、通ってもいいぞ!」


「すげ~、名前とか犯罪歴とか分かるんか~。」


流也はその水晶に出てくる文字を見つめてそう呟いた。


「おいっ。もういいぞ早く行け。」


門番は手で入れというジェスチャーをし、ここから動くように促した。


「はい、ありがとうございます。最後に質問させていただきます。ギルドの場所と、オススメの宿を教えていただけますでしょうか?」


「ギルドならこの大通りを真っ直ぐ行くと右手に看板が見えてくる大きな建物だからすぐにわかるはずだ。宿屋はギルドで聞いてみたらいい。」


「わかりました。ご親切にどうもありがとうございます。助かりました。」


流也は門番に丁寧にお礼を述べてギルドへ向かった。


『リューヤサマ。』


「んっ?なんや?」


『サキホドノキモチワルイコトバヅカイハドウサレタノデスカ?』


「気持ち悪いってなんやねんっ!物事をたずねたり、初対面の人と喋る時は緊張して標準語みたいになってまうねん。」


『ワタシノトキハサイショカラランボウナコトバヅカイデシタ』


「・・・だってオマエ人ちゃうやん、指輪やん。指輪に緊張はさすがにないやろ?」


『サミシイモノデス。』


「なんで、受け答え人っぽいねん。とりあえずギルドに行くで!」


流也は大通りを歩きだした。そろそろ夕方になろうとしているせいか人はまばらだった。そのまま真っ直ぐ進んでいくと大きな3階建ての建物と剣をクロスしたデザインが書かれた看板が見えてきた。


「ここがギルドやな。よし入ろか。」


大きな両開きの木の扉を開けると、まばらな通りの状況とは違ってガヤガヤとした騒がしい光景が目に入った。


「スゲー!ここがギルドか~。」


流也はそう独り言を言いながらギルドの中に入って行った。


ようやく街に入りました。

スローペースで進んでます。

よろしくお願いします。

見切り発車でやってるんでいろいろご意見感想いただければ嬉しいです。

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