第4話 装備してみた。
「マジックバックかぁ~、中になんか入ってへんかな?」
流也は少しはやる心を落ち着かせながら、袋の中に手を突っ込んで中を探ってみた。
「中、広いなぁ~。これは手で探ってもわからんなぁ。」
マジックバックの中はかなり広いようで、流也の腕を肩まで入れても何も触る事がなかった。ひとまずマジックバックから腕を抜いて、先程履き替えた革靴を見た。
「とりあえず靴入れてみるかぁ。」
流也は革靴を持ってマジックバックに近付けた。すると入れ口付近で革靴がシュッと消えた。そして、急に頭の中から声が聞こえた。
《マジックバックを初めて利用しました。マジックバックをあなたの所有物としますか?》
「何?誰?何処から聞こえてんねん!?」
急に頭の中から聞こえた声に流也は焦った。
《マジックバックをあなたの所有物としますか?》
「・・・・・・・・」
《マジックバックをあなたの所有物としますか?》
「・・・・・・・・」
《マジックバックをあなたの所有物としますか?》
「・・・・・・・・」
《マジックバックをあな・・・・・》
「もうわかった!はい、はい、はいっ!します!イエス!」
《認証しました。このマジックバックの所有者は御剣 流也となりました。ステータス画面より確認下さい》
「融通きかんやつやなぁ。意外にしつこいし・・・。んっ?なんか今ステータス画面とかゆーてたな?」
流也は頭の中からから聞こえた声の驚きと何度も繰り返す質問に被せ気味に答えた。そして最後に出たステータス画面というワードに興味を覚えた。
「・・・誰もおらんよな?よっしゃ、ちょい恥ずかしいけど、ステータスオープン!!」
あまりゲームをやらない流也は少し恥ずかしげにステータスオープンと唱えた。すると正面にRPGさながらのステータス画面が表れた。
「おーーーっ!ホンマに出たっ!まじでゲームみたいやわっ。」
子供の頃に遊んでいたゲームのように出た画面に喜びつつ、流也はステータス画面を眺めた。
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御剣 流也
種族: 異世界人
職種: 迷い人
Lv:2
HP:52/52
MP:15/15
力:20
魔力:10
攻撃力:550
防御力:315
素早さ:115
ユニークスキル
異世界の知識
????
スキル
逃げ足
装備
神が作りし短剣
神獣の胸当て
身軽のブーツ
マジックバック(所有者固定)
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「・・・・・いろいろ突っ込みどころ満載やけど、はぁ、なんか装備品の名前がスゴいな・・・、神の作りしって、この胸当ても神獣とか書いてるしなぁ。力とかに対して攻撃力とか数字違うのもこの武器のおかげなんかも。」
「それにユニークスキル?って確か自分だけが持ってる固有スキルの事やんなぁ。異世界の知識ってそりゃ転移してるんやから当たり前やんなぁ~。????があるからまだ増えるんかなぁ?まだレベル2やし・・・・ってなんでレベル2なんやろ?あのスライム倒したことになってんのかなぁ?」
その通りである。
「あと、スキル逃げ足ってスライムから逃げた時についたんやろな・・・どんな機能なんやろ?」
いろいろ考えたが解らないことが多くひとまず考えを切った。
続いてマジックバックの検証を始めた。
「えーと、革靴が入ってるんやけど、取り出しはできるんやろか?」
手を突っ込んでも何も触らない。マジックバックを逆さまにしても出てこない。
どうしようか?と頭をひねりながらマジックバックの入り口に手をかざし、靴よ出てこい!と念じてみた。すると手の上にいきなりひゅっっと収納されていた革靴が出てきた。
「頭に思い浮かべると中から出せるのか・・・なら収納するときも・・・んっ!っと、やった!」
予想通り頭の中で出したい物、入れたいものを念じれば出し入れ可能であった。因みに中に入っているものも念じてみたら閲覧可能であった。
「ん・・・・革靴の他にも何かあるぞ?」
流也はマジックバックの中にあるもうひとつのアイテムを取り出した。
《ガイドリング》
そう表示されていた指輪を流也は取り出し、さっそく指にはめてみた。
だらだらですいませんもう少しでサクサク動いていく予定です。




