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【書籍化】八彩国の後宮物語 ~退屈仙皇帝と本好き姫~  作者: 富士とまと


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37/124

注:本日更新3本目です

「ふっ、どうせ、仙皇帝は妃を取る気なんてねぇんだろ?」

 レンジュが挑発的な目をマオに向けた。

「気が変わればすぐにでも妃を召しますよ」

 マオも挑発的に言葉を返す。

 二人がしばらくにらみ合う。

「とにかく、駄目ですからね、兄さん。鈴華に手を出したら兄さんでも許さない」

 レンジュがガシガシと乱暴にマオの頭をなでた。

「はいはい。これでも仙皇帝陛下に逆らう気はないからな、鈴華が後宮を出るまで手は出さないよ」

 え?手を出す?

 いやいや、本の妖怪に手を出すって、あれ?もしかして……女性としてみてるって意味じゃなくて……。

 今までよくも怖がらせてこき使ってくれたな、もう容赦しねぇぞ、バチコーンっていう方の手を出すって意味なんじゃぁ……。

 怖っ。

「鈴華、後宮を出るつもりなの?」

 驚いたマオが私の両肩を掴んで見た。

「わ、綺麗……」

 ここで、初めてマオの顔を見た。いや、どんな顔をしているのかわかる距離にマオの顔が初めて来た。

 すごい美少年だ。いや、少年と呼ぶほど若いわけじゃないかな。

 20歳前後といった感じだろうか?

 肌が白くて、金色の目がピカピカしてる。

 黒髪だから、呂国の人たちみたいに黒目だと勝手に思い込んでた。

 前髪が少し目にかかってよく見えない。もっと見たいなぁ。

 手が伸びて、マオの前髪をそっと書き上げる。

「リ、鈴華っ」

 びくりと一瞬体を硬くするマオ。

「あ、ごめんなさい。あの、顔が……その、金色の目が綺麗で、もっと見たくて……」

 という私の言葉に、マオの後ろのレンジュがげらげら笑いだした。

「あはは。マジ、面白いなぁ。予想がつかない行動ばっかりだな、お前は。最高だぜ。くくく」

 ひとしきり笑った後、レンジュがマオの肩をぽんっと叩く。

「綺麗だと、よかったな」

「闇夜で光る獣の目みたいだと……」

 マオが小さな声でつぶやく。

「黒髪に、金の目だから?黒髪の隙間から金の目が光って見えるから?誰かにそういわれたの?」

 マオが首を横に振る。

「いや、言われなくてもそう思っているのが……分かる」

 あー。まぁ、蔑みの目とか感情って結構伝わるし、聞きたくない声が聞こえてくることもあるけど。

「私には星に見えるけれど。夜空に輝く星。綺麗だと思わない?」

 マオがはっとなる。

 自分の前髪を書き上げて、目を出す。

「ほら、私なんて夜空だけよ?目も黒いもの。暗闇しかない」

 レンジュがまっすぐと私の目を覗き込んでいる。

「本当だ」

 う。よほど黒イコール暗闇と思っているのかな。肯定されるとは思わなかった。呂国では黒目黒髪ばかりだから誰も闇色なんて言わないんだけどなぁ。

「星が輝いてるみたいだ」

 え?

いつもご覧いただきありがとうございますと言いたいんですが、

更新間があいてていつもじゃねーよと言われそうなの……げほげほ。

間が空いても読んでくださってありがとうございます!うん、これだね、これ!


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― 新着の感想 ―
[良い点] おっちょこっといい雰囲気…かな? 間開いてても続きます読めれば嬉しいです~!! ありがたき幸せ!!
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