主人公本気で?戦う。の物語
2日連続で出来たよー。まあ相変わらず短いけどね。自分でもわかってるんだよ。でもキリがいいんだよ。と呟くのでした。
僕は今、剣術試験を受けるところなのですがなんか相手の教師がとても見覚えのある人なのです。
「ってゴローさんじゃないですか!」
「久しぶりだな、クロム。」
「なんでギルドマスターのゴローさんが試験官をしているんですか!」
「今年はいい生徒が来そうだなと思ってだ。」
(なにその予知みたいなの)
「それに俺はギルドマスターでありここの学園長だぞ。」
「・・・」
「そもそも元ランクSのゴローさんに勝てるわけないじゃないですか。」
「なに別に勝てば、合格というわけじゃないぞ。仮にも今まで俺、全勝だしな。」
「大人げないですね。」
「それにお前もランクSだろ。」
「まあそうですけど...。」
「そろそろ試験開始と行こうか。」
「はい...。」
「行こうかライム。」
「スキル発動、攻撃予測。」
僕はライム(剣状態)を持ち、ゴローさんに向かって走った。
「ん?俺にも向かってくるか。よほど剣に自信があるようだな。」
「スキル発動、身体強化。」
するとゴローさんの身体の周りが赤く光る。
キンッ
ゴローさんと僕の剣がぶつかる。
「身体強化を使っても互角か。ならこれならどうだ!」
僕は横からくるのを剣で受けた。次に上からくると見せかけてまた横に来るようだ。それをまた受け止める。
「ほう、フェイントも効かないか。」
「次はこっちから行きますね。」
僕はゴローさんの剣を剣で払いのけ、そのまま剣を首元に寸止めする。
「まだやります?」
「まだやりたいところだが、降参だ。まさかここまでとはな。お前は合格だ。」
「え、まだ筆記試験とか見てませんよね?」
「筆記試験とかはもうどうでもいい。俺に勝てたから合格だ。」
「そんなんでいいんですか。」
「それにしてもお前、手加減していただろう?」
「…どうですかね。」
「それでは僕は用があるので。」
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「クロムくん大丈夫かなぁ。」
「大丈夫だよ、だってBランクの人を一撃で倒しちゃうんだよ。」
「そうですよね。」
「リリス、マリーお待たせしました。」
「あっクロムくん!」
「待ったよー!」
「すいません。実技試験両方やっていたので。」
「両方やっていたんですか。」
「私、魔法しかできないー。」
「私は魔法も少しは使えるのですが剣の方が得意なので。」
「僕の試験官、学園長だったんですよ。」
「え、学園長って元ランクSのゴローさんですか?」
(ゴローさん以外と人気なんだな。)
「はいそうです。」
「大丈夫でしたか?」
「はい倒しましたよ。」
「すごーい、ギルドマスター倒しちゃたー!」
「すごいですね。クロムくん。」
(前から思っていたけど、クロムさんからくんに変わってる。)
「そういえばさっきの音大丈夫でしたか?」
「音?」
「はいなんでも魔法で出た音だとか。」
「すごい音だったよー。」
(あれか、そんなに騒ぎになっていたのか。)
「凄かったですね。」
「あっもう時間なんで家に帰りますね。」
「はい。今日はありがとうございました。」
「ありがとねー。」
「また明日合格発表の時に会いましょう。」
僕は2人をあとにし、家(城)に帰った。
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「今日はいっぱいクロムくんと喋れたねー。」
「はい。そうですね、ってそんなこと思ってないです!」
「そんなこと言って顔赤いよ。」
「マリー!」
「クロムくんともっと話せるといいね。」
「からかうのもいい加減にしてください!ほらマリー、私たちも帰りますよ。」
「はーい。」
リリスが聞こえない声で、
「明日はもっと話せるといいなー。」
とつぶやくのでした。
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次回、合格発表。もう合格してるけどね。
ps.今の所ここまで行間修正してます。次の話は読みにくいと思いますが、24話からは行間が綺麗になっていると思います。日に日に修正していこうと思うのでご了承ください。