主人公と狐少女の勉強会。の物語
今回は短いです。
「…ス…リリス!」
「…んん…あ、マリー!」
いつのまにか気を失っていたようだ。
「悪魔は!」
「逃げたよ。」
そう答えたのはカンナ。
「私達には到底かなわなかった。」
「そうだ!あの子は?!」
私を助けてくれた少女。
「んーもうどっか行っちゃったよ。」
カンナは笑って答える。
「そう、お礼言いたかったんだけど。マリーのこともあるし。…そうだ、マリー身体は大丈夫?!」
「ええー、今頃?ほら、この通り全然平気だよー!」
「そういえば、ロイは?」
「あっちにいるよ。」
カンナが指を指す方向にいた。
「なんかケモミミは男のロマンとか呟いてたけど悪魔に呪われたのかな。」
「?」
リリスにはよくわからなかった。
・・・
・・
・
「さて、これからどうしよう?」
俺たちは適当な食堂でご飯を食べているわけだがフィリアはステーキをはふはふ食べている。とても可愛い。
「…私はお姉ちゃんと…。」
肉が少し硬いのか頑張って噛み切ろうとしている姿も可愛い。歳を聞いたら12歳らしい。
そうか、俺がこの歳の頃は学園いってたんだよな。学園か、フィリアは行きたいかな。
「ねぇ、学園って行きたい?」
そう、聞いたらステーキを食べる手をピタッと止めた。
「…別に…。」
といったが尻尾は正直なようだ。そろそろ入学試験の時期、ちょっと特訓したら余裕だろう。
「とりあえず明日は武器を買おう。」
最悪俺が刀を貸してもいいがフィリアも自分の武器が欲しいだろう。ちなみにライムはリリスのところだ。さすがにライムが急に居なくなったらリリスも困るだろう。
「…。」
今思ったんだが獣人って学園入れるのだろうか、確かスロウロードなら大丈夫だったはずだ。貴族の奴らが何か言ってくるかもしれないが俺が片っ端から排除してやろう。
「部屋空いてますか?」
「おっ!可愛い嬢ちゃん達、1部屋空いてるぞ!」
宿屋に来た。
なんか魚屋やってそうなおじさんだな。
とりあえずお金払って部屋に来た。
「ふぅ、ほんと疲れたぁ。」
「お姉ちゃんは頑張りすぎ…。」
確かに今日は頑張りすぎたかもな。
「…。」
フィリアがベットでうとうとし始めた。
「ちょっとごめんね。リフレッシュ」
フィリアと俺の下に魔法陣が出現。
「…!気持ちいい。」
さっきのはいわゆる洗浄魔法ってやつだ。ご飯食べて少しMPが回復したから使えた。まじでこの魔法便利だよ。森で生活してた頃は風呂なんてなかったし。
「すぅ、すぅ…。」
あっもう寝てる。まあ俺もやる事ないし寝ないと体力回復しないし寝るか。
俺はフィリアの横に寝転ぶ。
いや、ベット一つしかないんだからしょうがないじゃんねぇ。
目の前にふさふさしてそうな狐耳。
触っていいかな…触っちゃおうかな…。
おお、すごいふさふさ、さらさら、もふもふ。
「…ん…。」
うん、フィリアが起きちゃうからもうやめよ。
・・・
・・
・
「ん…んん?これはどういう状況?」
朝起きたら身体が動かない、いや正確には動けない。
「…ん。」
フィリアが抱き枕のように俺に抱きついて離さない。起こそうにもこの天使のような寝顔は反則だ。
そんな感じで30分ほど。ぱちっとフィリアの目が覚めた。
「……もうちょっとこのまま。」
おい。
「…準備おけ。」
俺がさっき認識阻害魔法かけたローブを纏ったフィリア。今日のMPは無くなりました。MPポーションは飲んだけど呪いに弾かれたのか全然効かなかった。
俺も赤ずきんを被った。結構目立たないんだよねこんだけ目立つ色してるのに魔法は偉大だ。
朝ごはんはパンだ。はむはむパンを食べるフィリアを見てるだけでお腹いっぱいです。
「…これ。」
武器屋に来て短剣を片っ端から見る。フィリアが選んだのは刀だった。
え?刀って売ってるの?今まで見た事なかったんだけど。
「おっ!お目が高いねお客さん。それは最近東洋で生まれた珍しい短剣だよ。あまり普及してないから今買わないと無くなるかもよ。」
だそうだ。
てか刀か。最初に俺の短刀貸したから同じ種類の方が使いやすいのかな。
「じゃあ、フィリアこれでいい。」
「…。」
フィリアはこくりと頷く。
フィリアが選んだのは白い短刀、フィリア白色好きだよね。
白刀[無名]
スキルなし
うん。普通だ。変にやばい刀とかじゃなくて良かった。
「ハクちゃん…。」
名前までつけちゃって…気に入ってくれて何より。
そして宿に戻ってきた。
「…何するの?」
「今からお勉強をします。」
「…。」
そんな嫌そうな顔しないで!さすがに筆記試験0点はやばいから。技術試験で満点取っても合格するかわからないから。
「ほら、まずはこの魔法陣から覚えよう。」
「うぅ…。」
我慢しなさい。
次回は今週中には投稿します。




