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主人公と悪魔。の物語

そろそろ夏休みなのでたくさん書けそうです。あっ補習あるんでした…。

「我が魔力よ 炎となりて敵を撃て ファイア」


マリーの周りに100を超えるだろう炎の球がモンスターに向かっていく、それは全てヒットし辺りの魔物を全て殲滅する。


「これでここら辺の魔物は終わりかなー?」


「マリー!こっちは殲滅完了したよ。」


リリスが魔物を倒し終えて後方に戻ってきた。


2人が戦線に参加してから周りの魔物がみるみるうちに減って他の冒険者もこれはいけると活気で溢れている。


「ほう、まさかあの時のガキがここまで強くなっているとはな。驚いたぞ。」


「「っ!」」


2人は声のする方に武器を構える。


「あの時の…!」


「悪魔…!」


ガキンッ


リリスは反射的に敵に攻撃した。しかし弾かれた。


「我はあの時、あの憎き少年を舐めておった。その油断が故に相打ちとなってしまった。だかもう油断はしない。」


「・・・ファイア」


マリーに続いて周りの冒険者達も魔法を放つ。しかし悪魔に近づいたところで消滅した。


「アンチマジックフィールド…」


マリーはそう呟く。他の冒険者達もその言葉の意味は分かるようで魔法しか使えない者は悔しそうな笑みを浮かべる。


リリスは攻撃をし続ける。次々と周りの冒険者は倒れていく、自分はなんとか受け流してダメージを軽減している。悪魔にはダメージを受けているようには見えない。


「スキルディスペル」


「インフェルノ」


「何?!」


悪魔が不思議な光でつつまれ、悪魔の周りが灼熱の炎で囲まれる。


「おまたせ、リリス!」


この声は聞き覚えがある。


「カンナ!それにロイも!」


久しぶりにみた2人はこの前とは比べ物にならないくらい成長…いや、1人変わらない。


「カンナは前と変わって無いね。」


「私は永遠の12歳なんだよ!」


「ハハハハ、まさか我が魔法を食らうとは思ってもみなかったぞ。」


灼熱の炎を食らったはずの悪魔が無傷で現れた。


「こっちだ!」


ガキンッと剣と剣のぶつかる音が響く。がロイの持っていた長剣がバキっと言う音を立てて折れた。


「まじかよ…これかなりの業物だぞ!」


「ファイア」


魔法が使えるならと次々と周りの冒険者達、マリーが魔法を発動させる。それのほとんどがヒットしたが現れた悪魔は無傷。


「…これは何か魔法を使った後があるね。」


「回復魔法?」


「いや、回復魔法は悪魔には使えないはずだ。」


「教えてやろうか?」


そう悪魔は言ってきた。


「…。」


「答えはこれだ。」


悪魔は手をかざした。


「…え?!」


マリー、リリス、ロイ、カンナを除く全ての冒険者が消えた。


「虚無魔法だ。お前ら以外は存在を消させてもらった。」


虚無魔法?聞いたことがない。でも存在を消す?そんなことができるの?


「四大魔法…。」


カンナはそう呟く。


「カンナ?知ってるの?あの魔法。」


「うん、古い本で、確かこんなことが書いてあった。」


この世界には普通とは比にならないほどの魔法が四つ存在する。


1.己の領域を制する者


2.全てを無にする者


3.聖の力を扱うもの者


4.暗黒の闇を操りし者


この魔法はそれぞれ継承者がいる。


1.前世の記憶を持つ者


2.不明


3.勇者


4.魔王


この四つはそれぞれ得意不得意がある。


「カンナ!その話が本当ならかなりやばく無いか?!」


「マリー達じゃ、到底かなわないよー。」


「そう、四大魔法と戦うなら同じ四大魔法がないと無理。」


「でもクロムくんは?相打ちだってあの悪魔が…。」


カンナとロイは知っている。クロムが前世の記憶を持っていることを。


「勝てないと決まったわけじゃない。みんな行くよ!」


「「「うん(ああ)!」」」


・・・


・・



数十分、4人は死闘を繰り広げた。ロイはカンナに剣を作ってもらって精霊魔法も惜しみなく使った。マリーはありったけの魔法を使った。カンナもマリーとは違う、1発が強力な魔法を使った。リリスは幻影魔法を使って悪魔を惑わしながら剣を振るった。


「はぁ、はぁ。」


「ちょっ!また剣折れた!」


「もう…MPないよー…。」


「ロイ…もう剣作れそうに無い…制限時間きた…。」


「人間にしてはかなりやるではないか!我をここまで足止めするとは恐れ入った。」


そう、4人で全力で戦っても足止め程度にしかなっていないのだ。全員覚醒進化している。


「ではお前らも消えてもらおう。」


くる!あの虚無魔法が!


悪魔が手をかざす。


だが何も起こらない。


「…ほう、この魔法を相殺するとは大した生命力だ。」


そう悪魔が言った。


バタッと倒れる音が後ろから聞こえた。


「マリー!」


「…ごめん…マリー…はもう…ダメかも…。」


マリーは生命力を引き換えにみんなを虚無魔法から守った。しかし自分を守るだけの生命力が残っていなかった。


「カンナ!回復魔法!」


「…リリス、これはもう回復ではどうにもならない。」


存在そのものがなくなりかけているのだ、回復魔法では存在を回復することはできない。


「そんな…マリー…こんなところで私を置いていかないでよ!」


そうこうしている間もマリーがどんどん薄くなっていく。


「この!悪魔ー!!」


「あっ!リリス!危ない!」


怒りに身を任せ、リリスは剣を握りしめ斬りかかる。


キンッ


リリスの剣が宙を舞う。


「お前の剣は我の剣で折れない素晴らしい剣だ。だが使い手が悪ければ宝の持ち腐れ。死ね!」


「リリス!」


「くっ間に合わねぇ!」


ロイが助けようと試みるが間に合わない。


ザクッ


宙に血が舞う。


「お前にやるのは左腕だけだ。」


リリスの前に突如現れた少女がこう言った。

次回、因縁の対決。

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