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主人公馬車の護衛をする。の物語

すいません!先週に投稿したつもりが出来てなかったみたいです…。お詫びになるか分かりませんが明日もう1話投稿します。

「そういえばさぁ、マイネ身分証持ってないよね?」


「魔族のやつならあるぞ!」


マイネは暗黒の中から明らかに豪華なネックレスを取り出した。


いや、それ魔王の印的な何かでしょ!ダメだからそれ。


「なら姿でも消せばいいのじゃ!」


そう言いフッと姿を消した。


「暗黒魔法まじ便利だな。」


「何を言う、クロムの空間魔法も便利そうではないか。姿は見えなくとも空間を把握して場所は特定しておるのじゃろ?」


「まあそうだけど。このままだと人に見られた場合俺が独り言喋っているみたいだから早く町に入るぞ。」


町の入り口の門まできた。


「身分証を見せろ。」


なんかムカつく兵士だなぁ。それともこれが普通なのか?王子だったから分からん。


「はい。」


俺はFランクのまま放置しておいた冒険者カードを渡す。


「ふん。Fランクか、よく死ななかったな。いいぞ入れ。」


マジでムカつくな。ほんと正体明かしたろうか?


「ぷっ舐められておるではないか。まあクロムは見た目弱そうだし魔力が終わっとるからの。」


一番ムカつくのはこいつだったわ。てか喋るなよバレるだろうが。


とりあえず町の中には入れた。


「ほお、これが人間の町か。活気があっていい町なのじゃ。」


「あーやっと帰ってきた感じだな。」


「ところでこれからどこに行くのじゃ?」


「とりあえずマイネの身分証が欲しいところだが一番手っ取り早いのが冒険者カードだ。ただカードを作るにはジョブを言わないといけない。」


「我には無理そうなのじゃ。」


なにせ魔王ですから。


「む?いや、試した事はないがステータスを暗黒魔法で偽造できるかもしれぬ。」


「そんなこともできるのかよ。」


なにやら難しい顔になってステータス画面とにらめっこしているようだ。


「できたぞ!」


「おお!さすが魔王様!」


「MPを300000消費したが魔術師に偽造出来たのじゃ!」


300000は使いすぎだろ…そこらの魔術師の何十人分なんだろう…。


そして無事、冒険者カードを作ることに成功した。ちなみにマイネにナンパしようとした輩がいたがまぁ命知らずのようだ。マイネに握手しようとして手が潰れたらしい。マイネが悪く思ったらしくその輩を暗黒に沈めて傷を癒したのだがそれが恐ろしかったらしく速攻で逃げてしまった。周りでマイネを狙ってたやつも今では目をそらしている。


「Fランクからはどうやって上がるのじゃ?」


「適当に依頼こなしてたら上がるだろ。」


「なら早速依頼をするのじゃ!」


そんなにランク上げたいの?!


「別にいいけどFランクだししょぼいやつしかできないぞ?」


「こうぱーとドラゴンでも倒せば上がるのではないのか?」


「いや、ドラゴンなんていたら国が滅ぶから…。」


魔界でもドラゴンは見かけなかったよ?この魔王様はドラゴンも見たことあるのだろうか?


「おっこの依頼なら比較的しょぼくないぞ。」


「馬車の護衛…かの?そうか人間は馬車を使うのじゃったな。忘れておったのじゃ。」


そりゃ魔族らは基礎ステータスが馬より早いからよっぽど体力がない限り馬なんて使わないだろうよ。まず魔界に馬とかいるのだろうか。


「あっこの依頼お願いします。」


受付の人に依頼を提出した。説明を聞くと他にもパーティーがいるようで今日の昼出発らしい。目的地はスクウェル、例のダンジョンがあった町だ。


「あと1時間くらいしかないが散歩でもするか?」


「いいぞ!」


俺たちは外を歩くことにした。


「っ?なんか注目されてないか?」


「多分マイネのせいだな。」


見た目はとてつもなく美少女だし服装がゴスロリ風な衣装だからなぁ。そりゃ目立つよ。


「…あとで全身隠せるローブでも買おうか。」


「別に我は注目されててもいいんだぞ?」


俺が嫌だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「よろしくお願いします!冒険者さん!」


昼になり指定の場所に来た。


今回護衛の依頼をしたのば商人見習いのサラさんで商品を運ぶために依頼したらしいがお金があまりないためランク制限を無しにしたらしい。


「あなたたちね、もう一ついるって言ってたパーティーは。」


ほかのパーティーってこいつらか?女の二人組パーティーか。


「俺はクロムFランクだ、よろしく。」


「マイネなのじゃ!」


「私はカルネラ、こっちはルーシャよ。2人ともDランクよ。」


へぇ、こんな安い護衛にDランクがきたのか。Dランクだったらもっといい依頼できるのに。


「クロムにマイネね。クロムは武器は剣を使っているのね。ついでに冒険者の先輩として剣を教えてあげてもいいわよ?」


ああ、こいつら後輩にイキリたいだけでこの依頼受けたな?


「別に教えてもらわなくて大丈夫だ。」


「ああ、そう?言ってくれたらいつでも教えてあげるからね。」


と行って俺たちと反対の馬車右方面に走っていった。


てかさっきからルーシャだっけ?一言も喋らんのだけど。装備は見た所、魔法使いか?杖も持ってるし。帽子を深くかぶってるから顔がよく見えない。


そんなことを考えていたらマイネが服を引っ張ってきた。


「マイネ?どうした?」


「このまま先に進むと魔物とぶつかるのじゃ。」


え?マジ?魔力探知は反応ないぞ?それどころか空間魔法も反応ないぞ?


「あのーマイネさん?それはどのくらい先でしょうか…?」


「ざっと4㎞先じゃな!」


分かるか!とりあえずカルネラに報告するか。多分信じてくれないけど。


「カルネラ、ここから4㎞ほど先に魔物がいるらしい。」


「え?またまた〜冗談は依頼中はダメだよ?」


「いや、マジ。」


・・・


・・



「本当だ…。」


このまま4㎞進んだ。マジでいた。


「あわわ、これオーガですよ!冒険者さん!頑張ってください!」


商人見習いって言ってたし魔物とかほとんど見たことないんだろう。


「ルーシャ!行くよ!」


カルネラがオーガに向かっていく。そのままオーガの腕を剣で切った。


「我が魔力よ 氷となりて 敵を貫け 【アイスストーム】。」


おっ、初めてルーシャが喋った。


拳ほどの氷の粒がオーガをグサグサと貫いていく。


「あっこれ俺いらんな。」


すでにオーガはズタボロだったため攻撃するのをやめた。てか俺が攻撃したら多分オーガなんて一刀両断されてしまうだろう。手加減してもだ。


「よし!ナイスルーシャ!」


「このくらい…楽勝…。」


これフラグじゃね?楽勝とか言ったらダメなやつだよ。ほらなんかオーガの上位互換みたいなやつ出てきた。


「こいつはハイオーガ!」


「カルネラ…これBランクモンスター…勝てない…。」


「でも、私たちが倒さないと商人さんが!」


ハイオーガはカルネラたちの話の空気も読まずカルネラに棍棒で攻撃し始めた。


「え…あ…。」


「カルネラ!」


あっやべ、こんな見てないで助けないとあと2秒ほどでカルネラに棍棒がヒットする。


「神速 」


刀を手に取りハイオーガを両断する。


「大丈夫か?」


ズシンと大きな音を立てハイオーガが倒れる。


「すごい…。」


「…え?」


「クロム!すごいよ!今度剣教えて!」


なんか立場が逆転しました。


「クロム!これなんだと思う?」


ハイオーガの解体中にカルネラが何か宝石みたいなものを持ってきた。


「なんだ?それ。魔石じゃないだろ?」


こんなの記憶にないぞ?城の書籍は全部記憶してるよな?


「…こんなの…見たことない…。」


ルーシャもこう言ってるしなぁ。


「ん?なんじゃ…クロム!それを早く捨てるんじゃ!」


マイネが血相を変えて大きな声でそう言ったが間に合わなかった。


「なっ!」


激しく石が光り、辺りを照らす。


「間に合わなかったか。」


そんな声を出してマイネは遠くからクロム達を見守るのだった。

次回、クロムが急変します。

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