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主人公が去った後。の物語

今回はかなり短いです。出来れば明日投稿します。

クロムくん…いかないで…クロムくん…。


「クロムくん!」


「あっ起きた?」


私は夢から覚めた。見知らぬ場所のベットで寝ていた。隣にはマリーが寝ている。その逆側にカンナがいた。ライムちゃんはいるのにクロムくんはいない。


「あれ?ここは?クロムくんは!」


「ちょっとまって、1つづつ説明するから。」


カンナから色々説明を受けた。ここは王城だそうだ。王城と聞いた瞬間とても驚いたがクロムくんが王子様だったことにはさらに驚いた。


「クロムは…あの場所に残ったよ…。」


「無事なの…?」


「…。」


カンナは答えない。


「教えて。」


「…。」


「教えて!」


カンナはビクッとなってこっちを見てきた。泣きそうな悲しそうなそんな顔。


「ライムの声聞いたの…クロムとの接続が切れたって…。」


クロムとの接続が切れた、それはクロムの死を意味する。


「そんな…。クロム…くん…。」


ポロポロと涙が出る。


あのクロムくんが死んだ…いつも私を助けてくれた、大好きだったクロムくんが…。


「…。」


カンナが私を抱きしめる。カンナだって泣きたいのに我慢して私を慰めてくれている。


私はカンナの腕の中から抜け出し、立ち上がった。こんな弱気になってちゃダメだ。


「リリス…!?」


「こんなメソメソ泣いてたら天国にいるクロムくんに笑われちゃうよ。」


「うん、そうだね。」


ガチャ


「っ!」


部屋のドアが開いた。


「ロイ…よくここに来れたね。」


「まあ、僕ここに住んでるからね。それより手紙の件は済ませといた。」


私が寝ている間にカンナは色々とやってくれたようだ。


「リリス、私たちはこれからちょっと用事があるの。だからしばらくは会えない。」


カンナは決心した顔でそう言った。


「…わかった。マリーには私から言っておく。」


「ありがとう。あとこれリリスに渡しとくね。」


カンナの手の中にはクロムくんが身につけていたアクセサリー。


「リリスが持ってたほうがクロムが喜ぶと思うから…。」


「うん。ありがとう。」


「じゃあまたね。ロイ行くよ。」


「ああ。」


カンナとロイは私の前から姿を消した。


「クロムくん見ててね。私もっと強くなって仇を取るから…。」


アクセサリーをぎゅっと握りしめ私は強くなると決心した。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「王様にも話したし、カンナこれからどうする?」


「あの悪魔を探す…かな。」


私がリリスと話している間にロイがボス部屋の様子を見に行った。けれどボス部屋は誰も居なかった。クロムがいないならわかる。でもあの悪魔もいないとなればあの悪魔はダンジョンのボスではない。すぐに町を襲わないのはおそらくクロムとの戦いで傷を負ったからだろう。


「あとはアンチマジックフィールドだっけ?あれの対策も…か。」


そうそのスキルが問題だ。私もロイも魔法がメインなのだ。


「色々課題があるね。」


「僕は魔法じゃなくて剣も人並みレベルには使えるようになろうかな。」


そんな話をしながら私たちは町の外に出た。

これにて少年時代終了です。次回の物語は数年後です。

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