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主人公の旅立ち。の物語

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次の日、


気のがよほど疲れていたのか起きた時には昼になっていた。


「うむ、まだ疲れてるのかな?これは幻覚か?」


「すぅすぅ…。」


なんで俺の隣にルルがいるんだ?!


「昨日部屋の鍵掛けたよな?んーわからん。」


これは早急に気配察知だけでも取っておかないとだな。


「はぁ…。」


やばい…いつも毎朝ライムのぷよぷよを楽しんでいるからなんか起きた気がしないなぁ。


「んー…むにゃむにゃ…。」


「のんきなやつめ…。」


俺はルルの頰を突く。


…ん?この感触…ぷにぷに…若干ライムに似てる?


ぷにぷに


ぷよぷよ


なんか癒されるな。


「んんークロム?何やってるの?」


「いや、なんでもない。」


俺は瞬時に手を引き抜く。


「あっ!私寝ちゃってたんだ…。」


「てかなんでルルが俺の部屋にいるんだよ。」


「朝起こしに来たんだよ!一緒に寝ちゃったけど。」


まあこちらとしてもぷにぷにを堪能したからいいや。


そういえばジョブ専用スキルも封印されたからライムとのつながりも途絶えたんだよなぁ。


「なあ、今さらだけどここどこ?」


「ペコ村だよ!」


ペコ村…ペコ村…思い出せ俺…世界地図見ただろ…あっ!思い出した!


・・・ペコ村ってちょうどあのダンジョンの裏側だ。


ちくしょう!あの魔法陣、世界の反対側に書き換えられてたのか! やばいな…馬車を使って2年、僕の体力と速さでも1年半かかる距離だぞ?かと言って転移魔法なんて使えないし…まず使えたとしてもMP少なすぎて使えんよな。


「どうしたの?」


「いや、なんでもない。ところでこの村に冒険者ギルドってあるか?」


「あるよ!案内するね。」


街には大体あるが村だとないことがあるから一応聞いてみたがあるようだ。


「ここだよ。…私は外にいてもいい?」


ルルは冒険者ギルドが苦手みたいだ。なんでも一度入って絡まれたらしい。冒険者登録もしていない。


案内してもらった冒険者ギルドは結構デカかった。とりあえず受付に来た。


「初めての方ですね、今日は新規登録ですか?」


「いや…。」


ん?ちょっと待て、確か冒険者カード胸ポケットに入れてたよな?前の服の。でちょうど胸ポケット部分、あいつに貫かれたよな?てことは今冒険者カードってあのダンジョンに転がってるんじゃね?取りに行くの不可能じゃね?


「…そうです…新規登録です…。」


さようならSランク。


「では、名前と職業を教えてください。」


「名前はクロ…。」


前と同じ名前ってもなぁ。偽名使うか。


「クロです。魔物使いです。」


クロまで言っちゃったしクロしか思いつかなかった。


「クロさんですね。了解しました。少々お待ちください。」


受付の人は奥の方に行ってしまった。


はぁ。なんかランク上げる気もしないし適当にやって勝手にランク上がっとけみたいな感じでいいや、とりあえずスロウロードに帰る。


「おい!子供がこんなところに来るもんじゃねぇぞ!」


なんだ…うるさいな、こっちはテンション低いってのに。


「何お前、新人潰し?」


「このロバーツをお前呼ばわりとはいい度胸してるじゃないか。」


ほんとどこにでもいるよねこういうやつ。何回めだっけか。


「こっちは目立ちたくないんだ。それにすぐに出て行くから無視してくれないか?」


周りの冒険者たちも見てはいるが止めてはくれなさそうだ。


「そうはいかないな。とりあえず1発だ!」


正面から顔に向かってパンチが飛んでくる。別に痛そうじゃないし食らってもいいか。


ガッシャーン


パンチを食らって俺は壁まで吹っ飛んだ。やっぱり全然痛くないな。それより飛ばされた先にあった机とか大丈夫か?これ。


「はっ!これに懲りたらオレ様に口ごたえすんなよな!」


別に口ごたえしたか?うーんわからん。


「お待たせしました。こちらが冒険者カード…あれ?」


さっきまでいた場所に俺がいないから困惑しているみたいだ。


「あっすいません。こちらです。」


俺はパンパンっと服の汚れを手で取り、受付までもどる。


なんか周りの冒険者達が驚いている気がするがまあ無視だ。


「クロさんもしかして揉め事でも起きました?」


「いえ、特には。」


「はぁ、そうですか。では冒険者カードです。」


渡されたカードはやはりFと書いてあった。まあそうだよな。


「ありがとうこざいます。では外に連れがいるので。」


僕は颯爽と冒険者ギルドから去った。


「おい、みたか?」


「ああ、あいつロバーツの殴りを平然としていたぞ。」


「傷一つ付いてなかったな。」


「ロバーツ気づいてないようだぞ。」


「バカだな。」


「うん、バカだな。」


そんな話がクロムが居なくなってから続いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あっクロム!大丈夫だった?絡まれなかった?」


「ああ、へんなやつがいた気がするが特に問題はなかった。」


「そう、良かった。じゃあ旅の支度しようよ。」


「ああ…って旅?」


何故ルルがここから出ること知ってるの?


「クロムは多分故郷に帰るだろうと思って…私は付いていけないけど支度くらいだったら準備できるでしょ?」


「あ、ああ。ありがとう。」


こいつなんかすごいな。


それから小一時間ほど支度をした。金は持っていたので全然大丈夫だった。


「本当にありがとうな。ルルが居なかったら死んでいたかもしれない。」


「そんな、私こそ熊に殺されていたかもしれないのにお礼なんていいよ!」


いや、多分その熊は僕の血の匂いで来ただけだし実質僕のせいなんだけどね。門番の人に聞いたけどここの森は滅多に人を襲う魔物や動物なんて出ないらしいし。


「じゃあな、また来るよ。」


「うん、待ってる。」


こうして2人は別れた。



「さて、まずは魔界か…魔力密度が高くそれ故に魔物も強力、町がひとつだけあり魔族が暮らしている…か。で魔王もそこにいると。」


ちなみにスロウロードに帰る道のりは二つ。


一つ目は魔界を突っ切りそのまま通ること。


二つ目は魔王の城にある転送魔法陣を使うこと。


どっちも高難度だ。1年半とか思ってたが魔物との戦いなどでかなり遅れが出るだろう。最悪3年以上かかるかもしれない。


「これが魔境か。」


目の前には魔力で出来た壁がある。魔力が弱いものは入れないということだ。


「さて、今の俺に通る資格はあるのかな。」


俺は一歩踏み出す。多少抵抗感があるが全然余裕だ。


「いけるもんだな。さあ、まずはレベル上げだな。」


俺は近くの魔物を探し走り出した。

次回はリリス達視点です。

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