主人公と少女。の物語
スライム要素は当分出ないかもしれないです。すいません。
「…ル…ヒール…だめ…ない…。」
なんだ…うるさいなぁ…
「ルル…この人…もう…。」
…なんだよ…もう…
「諦めない!まだ命の恩人の名前も聞いてない!」
っ!この声はさっきの女の子か!泣いているのか?僕はまた女の子を泣かしたのか?そんなのダメだ。
「げほっげほっ。」
口の中が血の足で広がる。
「っ!あなた、大丈夫?!今ヒールを…。」
目を開けると目に涙を溜めた少女が血だらけでいた。
僕をここまで運んで来たんだろう、僕の血をたくさん浴びている。
「大丈…夫…。」
うまく喋れないまず起き上がらなければ。
「起き上がっちゃだめ!今私がヒールをするから!」
「いや…俺…が…する…。」
この少女程度のヒールではここまでの重症は直せないだろう。僕のヒールならいけるはずだ。
「げほっはあ、はあ、【パーフェクトヒール】」
クロムの足元にから眩い光を放ちクロムを癒す。
「おお!あれは5階位、超級魔法…。」
「あれが…綺麗…。」
MPがごっそり取られたのか脱力感がすごいが先ほどの痛みはなくなり血も回復したのか目眩なども無くなった。
…ん?待てよ?僕のMP量的にパーフェクトヒール1回くらいでは脱力感などないはず…ダンジョンでも全く魔法は使ってないし…
僕は恐る恐るステータスを見た。
名前:クロム・スロウロード
ジョブ:魔物使い Level210
HP:2400/2400 MP0/150
攻撃力:630 防御力:350
体力:15/800 魔法力:12
速さ:420
・EXS
天才
その他封印されています
・RS
封印されています
・NS
封印されています
・ジョブ専用スキル
封印されています
・称号
封印されています
・状態
悪魔の呪い…呪いを受けた時点の全てのスキル、称号を使用不可、魔力欠損を付与する。
魔力欠損…MP、魔法力が大幅に減少する。
あの悪魔め!なんて事しやがる!大幅どころじゃないくらい減ってるんですが?てか封印されてるならパーフェクトヒール出来たし…。
かろうじで天才様がレジストしてくれて良かった…もしかしてパーフェクトヒールも天才様のおかげかもしれないな。
あとはそうだな…レベルが結構上がってるくらいか?
「…ちょっと!」
僕が考え事していたらさっきの少女が大声をあげてきた。
「ああ、すまん…ちょっと色々考えてた。」
「さっきまで死にかけてた人とは思えないよ…。」
周りを見渡すと小さい門みたいなのがある。どうやらこの村?の入り口付近みたいだ。まあこんな血だらけの奴をベットになんか乗せたくないよな。
「とりあえず礼を言わないとな、君がヒールを使い続けてくれなかったら俺のヒールもできなかっただろう。ありがとう。」
「そんな…私が助けてもらった側なのに礼なんて…。私がお礼するよ!」
「じゃあ、とりあえず着替えってない?この服もうボロボロで…なんなら服屋にでも連れて行ってくれない?」
幸いにもお金ならあるんだよね。
「服屋ならあるよ!こっち!」
少女は服屋に向かって掛けて行った。
いや、こっちはもう体力無くて走れないって…。
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服屋に行く時に気づいた。
「やっぱり身体欠損はパーフェクトヒールでも治らないよなぁ。」
あの憎き悪魔に切られた左腕は今もない。もう一生ないだろう。ちなみに少女の名前はルルっていうらしい。
「いらっしゃ…ルルちゃん!その怪我どうしたんだ!」
服屋の店員がルルに叫んだ。
「カインさん、私はなんともないよ?この人を運んだだけ。」
まあ、ここまで来る間にもこういうことは多々あった。その都度ルルが説明していた。
「なるほど…事情は把握した。クロムだったか?お前さんルルちゃんの命の恩人だそうだな?ここはルルちゃんに免じてお代は無料で服を提供してやろう。もちろんルルちゃんのもだ。」
「いいのか?」
「いいの?」
「ああ。ちょっとまってな。」
カインが店の奥から服取り出してきた。至って一般的な服だ。
「あっクロム、これ。」
「ん?これは?」
2人とも着替え終わって俺の宿探しを手伝ってくれている中ルルが俺に物を差し出してきた。
「これは…短剣?」
「クロムのでしょ?」
俺の短剣こんなんだっけ?てかこれ短剣というよりは短刀だよな?40センチくらいの片刃。この世界に刀って無かった気がするんだが…。
「ありがとう。」
とりあえず手に取ってステータスを見よう。てか鑑定も封印されてるのに何故見れるんだろうか…。
黒炎刀[カグヅチ]
スキル神速、黒炎を使用可能にする。
神速…1分間認識不可&速さ上昇、任意で解除可
黒炎…漆黒の炎を刀に纏い攻撃することが出来る。
この前のスキル[???]はなんだったんだろうか?全く違うぞ?とりあえず俺が悪魔を倒せたのはこいつのおかげみたいだ。
「あっ宿に着いたよ!」
「今日はもう遅いしルルも家に帰っていいぞ?」
「じゃあまた明日も来るから!じゃあね!」
僕も体力回復させないとまたぶっ倒れるし、今日は寝るか。
次回かその次くらいにはリリス達時点も書きたいと思います。




