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主人公の戦い。の物語

投稿再開しました

僕達は一度ダンジョンの安全エリアまでは逃げてきた。


「さて、あのモンスターはどうしましょう。」


「本当にどんな攻撃も効かなかったね。」


「あんなの無理だよー。」


「魔法少女は最強なのに…。」


カンナはさっきからあんな様子だ。本気を出したがために余計にショックだったらしい。


「…。」


さっきまでライトニングウルフだったのに今はスライムに戻っているようだ。


「ライム?どうしました?」


「…!」


スキル共鳴を会得してからなんとなくライムの言葉がわかるようになったんだよな。はたから見たらスライムがボヨボヨ動いてるだけだけど。


「なるほど、その手がありましたか。」


「クロムくん、ライムの言葉がわかるの?」


「はい、多少ですがわかります。」


カンナ聞いてる?


[はいはい、聞いてますよ。どうせ私の魔法は効きませんよー。]


なんか心の中でも落ち込んでるし…でもしっかり聞いてるのは有り難い。


[で、なんか私に用ですかー。魔法は効きませんよー。]


いや、その魔法が効くかもしれん。


「まじ!ってこっちで喋っちゃった。」


いや、驚き過ぎだよ。リリスとマリーがびっくりしてるじゃん。


[ごめんごめん。]


「クロムくん、何か策があるの?」


「まだ効くか分かりませんけどね。」


「それでもさすがクロムくんだね。こんな短時間で策が思いつくなんて。」


「さすがー!」


今回はライムが教えてくれたんだけどね。



「さて、行くよ!召☆喚」


ナメクジみたいなモンスターの上に大量の塩が降ってくる。


「クロムくん、本当にこれ効くの?」


「多分効くと思いますよ、ほら。」


なんか焼けるような音を出してどんどん小さくなってるし、あっ死んだ。


「クロムくんすごーい。」


「それにしてもカンナ?どこにこんな大量の塩があったんですか?この世界は塩って結構貴重ですよ?」


こんだけあったら結構いい家が買えそうである。


「んーえっとね。」


[あっちの世界(前世)の塩を盗んできたんだよ。]


なんてことしやがる、あっちでは大変なことになってるんじゃねぇのか?!


「よーしどんどん行こー。」


カンナは敵を倒したことで機嫌が直ったのはいいがこのままでは(前世の)塩がなくなってしまいそうである。


「んーこれはボス部屋だね。」


小一時間ダンジョンに進んだだけでおそらくボス部屋だろう大きな扉の前まで来た。


「クロムくんどうする?」


「とりあえず危なさそうなら逃げましょう。」


「いこー!」


ギギギギッと鈍い音を立てて扉が開く…中は暗くて何も見えない。僕たちは恐る恐るゆっくりと中に入っていく。


全員がボス部屋に入ったところでバタンッと扉が閉まった。


「っ!逃げ道を塞がれましたね。」


と僕がいうのと同時にパッと周りが明るく照らされる。


「よく来た、冒険者よ。」


僕たちの前に現れたのは翼を付けて角を生やした…あれは悪魔だな。


「…クロムこれはやばいよ。私とクロムはともかくほかの2人が危ない。」


そうだな。明らかにほかのモンスターとは格が違う。下手したらSSランク冒険者の人よりも強いかもしれない。ちなみに鑑定は弾かれた。


[隙を見てわたしが転移魔法使うから逃げよう。]


それが一番いいかな。


「クロムくん…。」


「リリス、マリーこの相手はかなり強いです。一旦カンナの転移魔法で撤退します。」


「はい。」


「うん。」


2人も相手の力量は測れているようだ。


「冒険者よ、どうした?かかってこないのか?」


「カンナ!」


「転移」


僕たちの周りに魔法陣が出現、しかしパリンッと割れてしまった。


「なんで?!」


「何か魔法を使おうとしたのか?我のスキル【アンチマジックフィールド】でここ一帯は魔法は使えないぞ。」


そんなのありかよ?!これで魔法しか使えないカンナは無力化、まりー、リリスは実力差がありすぎる。…まともに戦えるのは僕だけか。


「クロムくん…。」


リリスが心配そうに僕を見ている。


リリス…はぁ、やるか。


「カンナ、これを。」


「なにこれ?」


僕はずっと首にかけていたアクセサリーをカンナに渡す。


「これは魔法具です。僕の家の僕の部屋に繋がってます。一回切りですがそれで3人逃げてください。おそらくこのアイテムなら使用できます。」


「クロムくん?クロムくんはどうするの?」


「リリス、僕はここで奴と戦います。」


「そんな!ダメだよ!クロムくんも…一緒…に…。」


リリスはバタッと倒れる。近くではマリーも倒れていた。


カンナか、魔法は使えないだろ?


[私特製眠り粉。本当に戦うの?多分死ぬよ。]


それでも戦う。


「ライム、これが最後の命令になるかもしれません。」


「…!!」


ライムは僕のこの発言に驚いたのかポヨポヨ跳ねる。


「この2人、いえ3人を守ってやってください。」


「へー私も守ってくれるんだね。」


「…。」


ライムは僕の命令どうり3人の方によっていく。


「じゃあね、また会えたら。」


「ロイにもごめんと言っといてください。」


ライムを含めた3人はフッと消えた。


「我のスキルを突破するとは恐れ入った。」


もういいや、素で喋ろう。


「お前、僕…いや俺たちを殺したら外に出て暴れるつもりだろう?」


「ほう、よく分かったな。そうだ我は長い間封印されていた。それも長い年月で封印が薄まりその結果このダンジョンが出現した。そしてその扉が開くと同時に封印が解かれたのだ。」


「まず俺を倒さないと外へは出られないな。」


僕は悪魔の方へ走り、短剣で切りかかった。


「見事な太刀筋である。しかし我には通用しないぞ。」


「ぐっ!」


避けきれない…


「か、覚醒進化」


「ほう、覚醒進化も使えるか。」


キンッキンッ


剣同士がぶつかる音が部屋中に響く。2人ともすごい速さで移動しているので見ている人がいるならばリリスほどの実力でもクロムたちの姿は見えないであろう。


グサッ


「ぐっあがっ!!」


クロムの胸に剣が刺さる。


「久しぶりに楽しい戦いであった。では、死ね。」


まだだ。まだ死ねない。


上から剣が振りかざされる。


ダメだ、短剣の持っている右腕が動かない。さっきの打ち合いでかなり疲労しているのか?ダメだ、痛みで思考が回らない。


「う、このやろー!」


僕は左腕で受けに入った。死ぬよりはマシだ。


「ほう、動かない右腕じゃなく痛み覚悟で左腕をガードに使うとは、でも無駄だ。」


ザクッ


…え?


左腕の感覚がない?痛みがない?


「左腕を切られた…?!」


もうダメだ…血を流しすぎて意識が朦朧と…


バタッ


「終わりだな。放置しても死ぬな。では我は外に出る。」


・・・


・・



俺は…死ぬのか?…全身の感覚がない


………こんな楽しい世界に来たのにまた死ぬのか?


まだスライムと会い足りないのに…


ああ、ライムにも友達作ってあげたかったなぁ


[クロムくん…]


リリス?いや、幻聴か?


[頑張って。]


…そうだ、まだリリスにごめんっていってない。まだ死ねない。


「おい、待てよ。」


気づけば僕は起き上がっていた。


「まだ起き上がるか。いいだろう。かかってこい。」


一撃だ、もう体はほとんど動かない。


「なんだ?その短剣は?」


この悪魔は何を言っているんだ?これは普通の短剣だろう。


「神速、ヘルダークネス」


体が勝手に動くように僕の知らないスキルを使った。そんなことはどうでもいい、今はこいつを倒すだけだ。


「なに?!」


一瞬で悪魔の懐に入り、剣ごと胴切りした。


「俺の勝ちだ。」


その悪魔は一言も喋ることなく消え去った。


「げほっまだ倒れるわけにはいかない…。」


悪魔を倒したら魔法が出た、これに乗れば帰れるはず。


「…ここは…どこだ?」


ダンジョンの入り口じゃない、森だ。


「はは、まじかよ、あの悪魔やりやがったな。」


最後の最後であいつ魔法陣書き換えやがった。


どこかもわからない、血を流しすぎて意識は朦朧としている。


「…人影、隠れることは…体が動かないか。」


「ちょっと!あなたその怪我どうしたの!」


見たとこと僕より年上の女の子だ。とにかく敵ではなさそうである。


「ちょっと…魔物…に…。」


やべぇ目の前が真っ暗になってきた。


「っ!し、神速!」


「えっ?」


少女の後ろにいた熊を倒す。


「もう、無理…。」


僕はここで意識がなくなった。

久しぶりでいろいろ変わってると思いますがご了承ください

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