スキル選びの物語
不備があればご報告お願いします
「…ここは?」
目を覚ますと何やら真っ暗なのに明るいみたいな変な空間にいた。
「起きましたか?」
スッと何もなかった所に10歳くらい黒髪黒眼のいわゆる幼女が現れる。
「誰?」
まあ、ラノベやアニメを沢山見てきた僕は何となくわかってしまったがあえて何も言わないでおく。
「私はこの世界を管理する者です。あなた方にわかりやすく言うなら神様というところですね。」
やっぱり神様みたいだ。
「神様が僕の前にいるということはあのあと僕は死んでしまったと言うことですか。」
「はい、その件なのですが…実は私の部下が手違いで起こしてしまったことなのです。」
「そう…ですか。まあ起きてしまったことはしょうがないです。」
「怒らない…の…ですか?私があなたを殺してしまったんですよ。」
「神様は関係ないでしょう、やったとしたら部下のせいです。確かに親より先に逝ってしまったことは未練ですが。」
「…あなたはとても寛大な方ですね。他の人は怒ったり悲しんだり、パニックでまともに話ができない状態でしたのに。」
部下の失態は上司の責任…か、この神様も大変だな。
「それで僕はどうなるんですか?天国にでも連れて行かれるんですか?」
「できれば元の世界に生き返らせたいのです。ただ色々とこちらにもルールがありまして…別の世界に転生という形でしか生き返らせられないのです。」
まあ、普通に生き返ったらなんとなくだめというのは僕でもわかる。
「分かりました、別の世界でお願いします。」
「はい、あっちの世界ではあなたが知っているゲームのような世界です。お詫び…になるかは分かりませんが好きな技能…分かりやすくいうとスキルですね、差し上げます。」
そう神様がいうとざっと僕の前に文字が並ぶ。
名前:平塚俊介
ジョブ:魔物使い(仮)
HP:不明 MP:不明
攻撃力:不明 防御力:不明
体力:不明 魔法力:不明
速さ:不明
・SP
1220
・EXS
スキル販売
・RS
鑑定
・称号
なし
スキル販売…スキルポイントを消費してスキルを購入できる。スキルポイントがなくなるとこのスキルは消滅する。
鑑定…視認した物の情報を得ることができる。
おお、これは俗に言うステータスというやつでは?不明ばっかなのは転生前だからだろう。ていうか魔物使いか、スライム使いになりたい。(仮)ってなっている所を見るとおそらくジョブも買えるのであろう。僕は変えないけどね。スライムをぷにぷにしたい。
どうやらこのスキル販売とやらでスキルを貰う?買う?らしい。
「このスキル販売ってどう使えばいいのですか。」
「スキル販売と言えば大丈夫です。」
「スキル販売」
次の瞬間、頭の中にスキルらしきものがズラーっと並んだ。
ん?んん?これは多すぎるだろ!
スキルは見ただけで1000はある。この中から選ぶのはかなり時間がかかりそうだ。
「これってあっちの世界でも出来ますか?」
「出来ますよ。」
なら安心だ。あっちの状況に応じて購入することもできる。
僕はズラーっと並んだスキルから気になるのを購入した。
・ガイドヘルプP50
あっちの世界の事やスキルなどなど色々な事で助けてくれる。
・天才P320
スキルレベルなどが2倍上がりやすくなり、ほとんどの事は一度見ただけで覚える。
・剣術P50
剣の使い方が上手くなる。
レベルが高いほど上手くなる。
・隠密P300
気配察知、危険察知が合わさったもの。
・気配察知
相手がどこにいるかなどがなどが分かる。
レベル×10m
・危険察知
なんとなく感覚的にどこか危険かが分かる。
レベルが高いほど正確。
あっちの世界では何があるかわからない、そこでガイドヘルプだ。そして全てのスキルを見た限り1番やばいであろう天才というスキル。スキルレベルが上がりやすくなるだけでなく見ただけでスキル覚えるとかこれあれば他のスキル要らなくね?ってなる。まあそれ相応のデメリットはあるだろうが。
後のスキルは僕のラノベ知識的に使えそうなものを選んだ。
「選び終わりましたか?」
1、2時間くらい悩んでた気がするのだが神様は何も言わずにずっと待っていた。
「はい。」
「それではあっちの世界に送ります。赤ん坊からなので大変だと思いますが、頑張ってください。」
なんとなくこれもわかってはいたがやはり赤ん坊からなのか…大丈夫かな。
時々、俊介やその内でる登場人物のステータス書いときます。俊介のは次回書きます。まぁ生まれ変わって名前も俊介から変わりますが。名前考えるのが一番時間かかります。ステータスの体力とかの説明も次回やります。