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ミラーズ・ウォー 〜魔法の国編〜  作者: 虎一揮
プロローグ 人類の反逆
1/11

プロローグ

人間はつい1000年前まで2国の完全なる奴隷だった。

片方の国「ユートピア」通称光の国側の奴隷はその国の国民である神、天使、エルフ、ドワーフ、獣人などに肉体労働や雑用などを全て人間に押し付け、人権などなく、消耗品として半永久的に酷使され続けた。

もう片方の国「カオス」通称闇の国側の奴隷は邪神、悪魔、オーク、ジャイアント、ゴブリンの家畜として扱われ、生まれて来たことを後悔しながら生き続けた。

ちょうど1100年前辺りに2国の奴隷であった人間は亡命を図り、それぞれ総勢の5割を犠牲にしながら亡命に成功した。

その亡命先で光の国側の奴隷であった人間は半永久的に採掘が可能な魔石脈を、闇の国側の奴隷であった人間は半永久的に採掘可能な鉱脈を偶然発見し、それらを用いて急速に人間たちの文明は片方は魔法、もう片方は科学を主としてみるみるうちに成長し、国家と言えるほどまでにたどり着いたのだ。

その間になぜ二つの神の国はほうっておいたのか。

それはただ面白いから。

脆弱な人間がどこまで足掻けるのか興味深かったから。

ただそれだけであった。

2つの国が発足した瞬間、2国の国王が転移魔法で2つの国の中間にある館へ強制連行され、その時にこう告げられた。

「これより1000年後に戦争を行う。勝者は1国のみ。勝利国は他の3国の全ての権利を手に取ることができる。ちなみに拒否権はない。せいぜい頑張るといい。」

こうして人間たちは勝ち目なんてほとんど皆無な戦争に挑むことになったのだった。

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