表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ななぐさの語り種

敗北

掲載日:2017/06/07

なんとなく、思ったことを書いてみようと思いました。

つれづれなるままに・・・・。



「あーなにをしてんだろ・・・・おれ。」

飲みすぎた・・・。

酒にも、雰囲気にも流された。


もはやどう帰ったのかもわからない。

いま、冷めた風呂の中で、何となくこうしてる。


まあ、正確には昨日だが。

プレゼンで失敗した俺は、あしたの会議には出なくてもよかった。

根回しが足りない。

そう言われて、落ち込んだ。

反省会という名の、傷のなめあい。

そこで、しこたま飲んでいた。


「まだ、足りない。」

冷え切った感情は、熱い温度を求めた。


「こうなったら、シャワーを全開にしてやれ。」

湯船の方にヘッドを向けて、温度を上げて、全開にした。


「おお、こりゃいいわ。」

温かいお湯の滝が出来上がった。


滝行ってこんな気分なのだろうか?

やったことがないが、そんな感じがした。


しかし、眠い。

あったかくなってきたら、だんだん眠くなってきた。


湯船の温度はまだ冷たい。

階下で、嫁は熟睡中だろう。


「あー。いっそこのまま消えてしまおうか?」


理由はわからないが、何となくどうでもいいとおもってしまった。

でも、それではなんだか俺の人生つまらない。


ちょっと試してみよう。


このままシャワーを全開にして、俺はそっと目を瞑る。

温かいお湯とぬるい水が合わさって、だんだんいい温度になってきた。


嫁は俺の帰宅には気づいてはいない。


でも、これだけ音を出していたら、気づくかな?

俺のこと、心配して見に来てくれるかな?


すこしだけ、期待した。

しかし、嫁は一向に現れない。

そして、俺はとうとう眠気に勝てないと感じてきた。


ああ、俺の人生、こんなものか・・。


仕事では選ばれず・・・。

家庭では気づかれず・・。

すべてを放棄して、眠りの誘惑にこの身をゆだねようとしたとき、それは突然やってきた。


「あほか!水道代がもったいないやろ!」

シャワーを止められ、頭をはたかれ、扉を閉められた。


急に現実に引き戻された。


嫁には気づかれたけど、水道代には勝てなかった。


実は、この話の元ネタは、実話なのです。

あ、私ではありませんよ?

日常生活でも、ほんの少し見る目を変えると、面白いものが転がっていますね・・・・。

ちなみに、この夫婦。いまでもちゃんと夫婦です。


あと、どうでもいいことかもしれませんが、この本文777文字なのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ