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異世界恋愛+α(短編)

異世界でママ活していたら、竜騎士と司祭と大商人に同時に○○○○されちゃいましたー!

作者: いのりん

夢詰め込めるように、頭空っぽにして読んでください

私の名前はマミコ。

異世界転移した女だ。

姓名ともに漢字の名前があるが、異世界では伝わらないのでマミコとして通している。


20代後半で初めて彼氏ができそうだと舞い上がっていたら、ねずみ講の勧誘だったことが判明して、やけ酒を飲みながら「あー!異世界いきたーい!仕事もやめたーい!」といっていたら、不思議な光に包まれて、気がつくと、勇者として王宮に召喚されていた。


いやいや、行きたかったのは異世界[恋愛]で[ファンタジー]ではないのよ。

あと、こう言うのって普通、高校生くらいの男の子が選ばれるんじゃないの?


そんなことを召喚者にきくと、


「時代の流れに合わせて、やる気と能力があれば年配でも女性でも採用すると言う方針に変わった」


といわれた。その配慮、マジでいらない。


ああ、確かに「異世界いきたーい!」って言ってたわ。

あと、私には勇者の才能があったらしい。


まあ、召喚されてしまったものは仕方ない。

事情をきくと、スタンピートっていうのが起きて、動物型の魔物が大量発生して国がやばいからどんどん倒して欲しいということだった。勇者補正で、私はめちゃくちゃ強くなっているらしい。


見事解決したら、報酬として一生遊んで暮らせるだけのお金と、王女さまとの結婚する権利を貰えるらしい

おかねは嬉しいけど、結婚の権利はマジでいらない。


魔物のとの戦いは数ヶ月に渡った。

まあ、個々は敵ではないんだけど、とにかく数が多い!ちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返して、途中から面倒になってちぎるだけにして、なんとか全部片付けた。


で、莫大な報酬をいただいて、きつい、汚い、危険の3Kの勇者業も引退して、街で家を買ってメイドも雇って悠々自適な生活をはじめた……んだけど!


やばい、やることがなくて、退屈で死にそう


いや、もう働きたくはないんだけど


魔物をちぎって返り血を浴びまくっていた勇者時代のイメージが強いのか、怖がられて女友達もできないし(なんなら雇ったメイドさんにもちょっと怖がられている)、彼氏を作って結婚しようにも、異世界の結婚適齢期って10代で、20代後半だとちょっと高すぎるらしい


日本でも江戸時代とかはそうだったみたいだけど、もうちょっと結婚適齢期には幅を持たせてほしいなぁとおもう。


で、1人でご飯をもそもそ食べるのも寂しくなってきちゃったので、はじめました。


「ママ活」はじめちゃいましたー!


いや、初めは全然そんな気は無かったんだけどね


魔物の大量発生の影響で


怪我して仕事に支障の出た兵士のアデル君とか


教会が壊されちゃった修道士のレオン君とか


流通経路の潰れた商人のラウル君とかがいたわけよ


みんな10代後半なのに、おなかすかせて暗い目をしていたから、いってみたわけ

「お食事をごちそうするから、話し相手になってくれない」って


でみんな申し出を受けてくれたから、風呂に入れてかっこいい服買ってあげて、一緒に高いレストランでご飯食べたわけよ。



彼らとしても、物乞いはちょっとしたくないなーってプライドはあるだろうし、わたしも麗しい男の子達とご飯食べれるしで、ウィンーウィンだとおもったわけよ。

そんで、困ってそうな彼らに「これからも私とママ活しよーぜ」って声をかけてOKもらったんだけど、幸運なことに美形な子ばっかりで、正直最高でしたわ。

あ、もちろんご飯だけよ。R15までです。ムーンライト案件にはなりませんわよ。


そんでもって5年くらいそんな感じで、ママ活的な関係をズルズル続けていたんだけど......今日、3人にまとめて呼び出されちゃった。


多分、潮時ってやつだ。関係を終わろうと言われるのだろう。悲しい。


でも、いま、目の前にいる3人を見て思う

それぞれ本当に立派になった。ママとして誇らしい。


アデル君は傷がいえて竜騎士に。

レオン君は再建された教会の司祭に。

ラウル君は商売が繁盛して大商人に。


日本でいうと、戦闘機のパイロット、弁護士、実業家みたいなもんだからね。

彼らなら、今後はお金にも困ることもないだろうし、金の切れ目が縁の切れ目ってことだ。

それに、それぞれ、爽やか系、温厚系、インテリ系のイケメンで男盛りの20代前半だ、彼女でも出来たのかもしれない


さあ、覚悟はできた。せめて別れの言葉が優しいものでありますように.....




「「「マミコさん、結婚してください!」」」


ほえ?


「えっ、なに?今、私、プロポーズされたの?3人から同時に?」


「はい、俺たち全員、ずっとマミコさんのことが好きだったんです!」


「で、3人とも同じ孤児院の出身で仲もいいので、友情も壊したくないから3人同時にプロポーズしようということになりまして......」


「法律的には一妻多夫の重婚も可能です。幸せにするので、どうか我々の申し出を受け入れてほしい」


なにかのどっきりかと思ったら、3人とも顔がマジだ。本当の話らしい。


「ええっと......あなた達なら年下のもっといい子がいるような気がするんだけれど」


「マミコさんがいんです」

アデル君が熱弁する


「ほかの女性は我々になにかやってほしいと求めてくるばかりでして.....」

レオン君が苦笑交じりに話す


「貴女だけなんです、逆に、無償で我々になにか与えようとしてくれた女性は」

ラウル君も真剣だ


.....無償ではなくて、「ママ活」してただけなんだけどなー

なんか変な勘違いで、私のこと妄信してない?大丈夫?


「代わりに私のお話し相手になってくれたじゃない。」


「そんなの俺たちに気を遣わせないための建前じゃないですか!」


「しかもマミコさんのお話で我々は沢山大切なことを学ばせてもらいましたし」


「竜の降し方に、神のこと、帳簿やグラフについて学んだおかげで、俺たちは大成できたんです」


ああ、勇者時代の経験やら、前世の知識を話したことがあったな、そういえば

でも、結局それを生かして大成したのはこの子たちの努力だと思うんだけどなー


「ありがたい話で、正直めちゃくちゃ嬉しんだけど、ごめん、ちょっと混乱している」


「嬉しいってことは、拒否はされないってことですよね」


「今まではっきりと好意を伝えてこず、申し訳ありませんでした」


「今からは、しっかり態度で伝えます。まず、これを受け取ってください」


三人が、跪いて指輪を差し出してくる。


だいぶ誤解されてそうだし、戸惑いも大きいが、ここまでされちゃあ仕方ない。

女は度胸だ。


「じ、じゃあ......よろしくお願いします」


ああ、たぶん今の私、めっちゃ顔赤い。あと気持ち悪いにやけ面してる。


にもかかわらず、三人からは歓声があがる。

異世界転してから5年ちょい、色々あったが、今のところハッピーエンドになりそうでよかった






・・・あ、そういえば新婚初夜ってどうするのかしら、ほら、夫3人になるんだけど


「「「それはもちろん、3人同時で!」」」


か、身体持つかしら、さ、さんにん同時って・・・・・・


わたし、その、ハジメてなんですけどー!?

たまには馬鹿馬鹿しい話で元気出さないとね!

今日も元気に頑張っていきまっしょい!


他にもいろいろ書いてるんで、よかったら読んでやってください

あと、ポイントとか感想もらえると私も元気出ます

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