タイトルは最後で
ガラにもないポエム
なぜ僕の目の前でいつも去っていくのか
なぜ僕が走り出すとき君も走りだすのか
なぜ僕はいつもあと少しのところで間に合わないのだ
君は僕をあざ笑うかのように走る速度をあげていく
僕がけっして追いつけない速さになるまで
でも僕があきらめて地面に座り込むと君はまたやってきて僕を笑う
僕はくやしいけどその開いた口の中に飛び込む
そして僕らはお互いの目的地に向かって進むんだ
次の日も
そのまた次の日も
明日も君はまた僕の目の前で走り去っていく
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
タイトル『電車』
毎日いっつも作者の目の前で走り去っていくんです