年の瀬に、入院とかしたくないよね。
あけまして、おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
徳さんを、床下から、引っ張り出して、樋口さんに、連絡を取ったところ、樋口さんは、遠方の現場にいるらしく、誰かを寄越すとの事で、徳さんを部屋で休まして、迎えが来るのを待つ事にした。
暫くすると、樋口さんの奥さんがやってきた。
樋口さんが、会社に連絡を取ったところ、事務員達は、職人さん達の給料日らしく、会社を離れる事が出来ないらしく、樋口さんの奥さんに連絡がいったらしい。
俺は、徳さんを奥さんの車に運び病院に搬送する事になった。
俺も付き添うと、自分の車で付いて行く事にした。
瑛里子さんに、その事を告げると、一緒に行くと言うので、車に乗ってもらい、病院に着くまで、
「工事が、年内に終わらないかも知れないけど、どうしますか?」
と質問してみると、
「他の人が工事しに来てくれないの?」
「無理言って頼んだから、徳さんが仕事出来なければ、どうなるか、ちょっと判らない。
徳さんの診察結果を待って、徳さんが駄目なら、まぁ、後で樋口さんに、連絡取って、誰か代わりの職人さんが来てくれるのか聞いてみるけどね。」
「そうかぁ、徳さん次第なんだね。」
「でも、徳さん年だから、暫くダメな様な気がするね。
代わりに来てくれる職人さんがいれば良いんだけどね。
もし、工事が、止まるなら、仕事が始まるまで、実家に戻っときますか?」
「いやぁ、この年末は、帰るって言ってないし、仕事様の服とか必要だから、あまり無駄使いできないんだよね。」
「今回は、アパートの工事の都合ですので、実家迄の交通費なら、こちらで用意しますよ。」
「いや、そこまでして貰うわけにはいかないよ。
もしも和彦君が迷惑でないなら、工事が、終るまで、君の部屋にトイレを借りに行く事になる生活でも、私は、構わないよ。」
「トイレたんびに、隣の部屋に駆け込むって、嫌じゃないですか?」
「確かに面倒臭いけど、それが1番のんびりと出来そうだからね。
和彦君には、迷惑かけるけど………でも、私的には、朝起きてから、寝るまで、和彦君の部屋で過ごしても構わないんだけど(笑)」
「って、病院に着きましたね。」
2人は車を降りて、樋口さんの奥さんの車から、徳さんを病院内に運び込むと、直ぐに診察室に呼ばれた。
病院には、既に樋口さんが連絡をしていたらしく、待たずに診察してもらえたのだが、徳さんは10日程入院して安静にしていなければならないらしく、徳さんによる年内の工事が見込めなくなった。
樋口さんの奥さんに、工事の続きがどうなるのか、後で樋口さんに、連絡して貰う様に頼み、僕達は病院を後にした。
のんびり更新で、申し訳ありません。
今年は、なるべく早く更新していきたいです。