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異世界に来てしまったかもしれない  作者: 夜乃桜
【異世界ピエロ】ソナタ
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真理

彩綾は入学したての頃、同中の男子に真理が好きだと相談された。

彩綾は、それを真理には伝えず、こともあろうかその男子の悪口を吹き込んだのだ。

悪口には嘘など無い。

中学の頃にあったホンモノの噂を吹き込んだ。

勿論、噂であることを念押ししてから言っているので彩綾は自分は悪くないつもりでいる。


何故そんな事をしたかと言うと、可愛子ぶりっ子の真理に自分より先に彼氏ができるのが許せなかった。

ただそれだけなのだ。


真理は、可愛い系で天然なので女子からターゲットにされやすい。

ただこの世に存在しているだけでムカつく女だ。

自分が虐められないよう女子から人気のある彩綾を利用しているのは、目に見えてわかる。

-天然の癖に計算高い女!-

そう思ってるのは、彩綾だけではないはず。

だけどそれとは裏腹、男子からは人気があり、その事実は彩綾がカースト上位でいる為につるむには好都合。

女子から守ってやってるだけで、真理はほいほいなんでも言うことを聞くし、とても利用しやすい。


彩綾は、それ以降も同じ方法で3年間、真理に気がある男子をどんどん排除していった。


そして、真理が他の女子とつるむのを避ける為に女子グループには、真理が男好きだとか遊び人だとかそういう噂を流した。

可愛い系で巨乳の真理を妬む女は沢山いて、それが学校中に広まり、真理には彩綾しか居なくなった。


-計算高い真理のことだ。私が噂を流してることは気づいてるんだろうな。-

彩綾はそう思ったが、学校で彩綾しか居なくなった真理は彩綾に従うしかない。

ここまで追い詰めたのは、我ながら上出来でおかしくておかしくて仕方ない。

本当は、一番嫌ってるだろう相手のご機嫌取りをよくもまあ毎日してくるものだと、彩綾は意地悪く真理を見る。


ー可愛い系の整った顔立ちの真理が顔に臭っさい薬を塗りたくったニキビだらけで登校してきた日は、女子達と腹を抱えて笑ったっけ?

あれは、真理贔屓の男子達でさえもドン引きをしていたな。ー

でも真理を使ってる立場上、あまり不細工になられても困るから、昼休み一緒に洗顔したりスキンケアして、2週間頑張った。


たちまち真理は、もとの白い透き通った肌になり彩綾は感謝をされ手作りクッキーまで貰った。

真理が手作りしたと思うと頭にきたが、お腹が空いてたから全部食べた。


美味しかったから、

「男子には絶対にあげたらダメよ!」

と真理に念押しをした。


別にこのまま真理を自主退学まで追い込んでも良かったんだけど、彩綾はカースト上位に君臨し続ける為に利用することにこだわった。

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