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魔人に転生した件について  作者: 土門一家
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序章 転生

廃墟となった3階建てのビルの屋外。そこに2つのグループが対抗するように立っている。

片方は高校生ぐらいの女をトップとした組織。もう片方は成人したぐらいの男をトップとした組織。

2つのグループはお互いを睨み合う。

女のグループのリーダー、若狭海夜は溜息をつく。


面倒臭い奴らだと…あの男、木道宏斗のグループはいつもいつも付きまとってくる。

とうとう、リーダー同士のタイマンで勝負を決めるなんて言って来やがった。

どうせすぐ終わるだろうと私は思っていた。実際、タイマンを始めて5分未満で私が宏斗を殴って終わった。だが、その後の行動までは私も予想していなかった。

宏斗は怪しい取り引きをしていて違法輸入した銃とかを持っているなどという噂があるのは聞いたことがあった。だが、私はあいつの嘘だと高を括っていた。

宏斗は私の目の前で尻餅を着きながら"拳銃"を懐から出して私に構えて来ていたのだ。

私は思考が止まった。銃なんて父や兄が趣味でエアガンを持っているしか見たことが無かった。

そして、何か火薬が破裂する音が聞こえた。それと同時に私の胸の中央部から暖かい液体が流れる感覚がする。

私は止まってしまった思考を戻して、宏斗の拳銃を見る。銃口から硝煙が微かに昇り、私は自分の胸に視線を落とす。服に穴が空きそこから血が流れていた。

「……………は…?」

私はそう呟いた後、背中から倒れる。地面に体が落ちた瞬間、周りの奴ら全員が阿鼻叫喚となって我先にと逃げ出していった。

私は薄れ行く意識の中で煩いと思いながら空を見ていたら静かになった。誰もいなくなった。


あぁ、嫌だな…死ぬのか……

今度生まれ変わる時は最強とかになってみたいな……あはは…

『了承。種族を魔人に設定。』

私は何か変な感じがした。

心に語りかけてくるようなこの声はなんなの?

『回答。賢者と呼ばれるスキルです。』

へぇ……なんか凄いね。じゃあ、賢者さん。私を最強にして。もちろん賢者さんも一緒に。

『了承。ステータスLvをMAXまで進化。能力、属性。全付与。賢者を進化。極賢者まで進化完了。』

ありがとう……なんか、嬉しいよ。名前を変えたいな……

『了承。極賢者は世界の言葉の個人型のため、名前を付ければ名前持ちとして強くなります。』

……そうなんだ………ヨミ…ヨミにして…

『…了承。ヨミの名を授け、ケンプファーの姓を付けます。』

…ありがとう……これからよろしくね……ミヨ…

そこで私の意識は途切れた。寸前に極賢者さんが『了承。極賢者をミヨと名乗ることとなります。』なんて言ってた気がする。

初めまして。この小説を読んで頂きありがとうございます。これからも投稿を早めに出来るように精進します。

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