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俺の日常と君の日常  作者: 伴 湫常
1章・レッドアイ
3/5

《通勤》

チャリって気持ちいいよね(/・ω・)/

季節によるけど(;'∀')

 ——某市内——


 やばいやばいやばい!

 何がやばいかって時間がやばい!

 次の電車を逃したら確実に遅刻になっちゃうよ!



 無遅刻無欠勤の記録をこんなところで終わらすわけにはいかない!



 家から駅までの距離はおよそ3km。

 残り1km——間に合うか!?



 そう思いながら必死で自転車のペダルを全力で回す、回すったら回す。

 季節は6月、本格的な夏の暑さになっていないとはいえ

 最近の気温は既に30℃近くまで上がってきている。



 冬とかでも全力で漕いでいれば汗も出てくるのに

 こんなくそ暑い中全力で漕いでいれば言わずもがな——汗が止まらない。



 汗をかくことは嫌いじゃない、むしろ好きな方だよ。

 スポーツやトレーニングで流す汗程、気持ちのいいことはないね。

 しかしだよ、出勤前のスーツ姿で汗だくになるのは流石に……



 はぁ!はぁ!はぁ!んっ!は!はぁ!はぁ!



 あと3分!普段使っている駐輪場からだと少し距離があるから間に合わない。

 そうなるとお金はかかるが駅すぐ近くの駐輪場に止めるか。

 最近は依頼もなくて今月ピンチだから余り無駄遣いはしたくないんだが背に腹は代えられない。



 そう決断するや否や、足に力を入れ踏み込む。

 地元では知る人ぞ知るチャリに乗せたら右に出るものはいない<チャリ速・契>の力を見せてやるぜ!



 更にスピードを上げて駅に向かう——その途中視界の端に、何か(・・)が映った。

 言い表せられない違和感を感じてブレーキをかけて振り返るが

 そこにはスーツ姿のサラリーマン達がゲンナリしながら出勤するために

 駅に向かって歩いている朝の日常・・しか映し出されていなかった。


「…あれ~??」

 

 思わずそう言わずにはいられない、まるで狐につままれた様な感覚が残った。

 今のは何だったのか不思議に思いながらその場を見渡していたのも束の間、

 あ……我に返った時にはもう遅かった。



「……ちっきっっしょぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!!!」




 ——さらば俺の皆勤賞


自分、いつまで皆勤賞取れてたかなぁ( ゜∀゜)

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