表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の日常と君の日常  作者: 伴 湫常
1章・レッドアイ
2/5

《逃走》

そろ~り、そろ~り、、、すたこらサッサε=ε=ε=ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛

 ——某施設地下——


 両脇に牢屋がある長い通路を女性職員2人に挟まれながら《彼女》が連行されていた。

 腕は後ろに回され、手には手錠がはめられている。



 女性から見て左の職員は身長170cmは超えているだろう体格の良い体で

 現在柔道3段(黒帯)・空手初段(黒帯)の有段者で署内でも屈指の実力者。



 右の職員は身長160cm弱の小柄な身長に細い手足、透き通るような白い肌をしているが

 ムエタイ・バンタム級で世界に名を馳せその業界では知らないものはいない実力者。



 そんな2人に挟まれて連行されている《彼女》はというと身長は160cm弱、髪は黒髪短髪で

 出るところは出て、出るべきではないところは出ていない

 ぼんっ!きゅっ!ぼんっ!と町に出たら誰もが振り返って見てしまうような体型。

 顔は伏し目がちに俯きながら歩いている為、横からは髪が邪魔をして見えない形だ。


 そんな女性陣を見て様々な声が飛び交う。



「女だ!久しぶりに見るな!ほらこっち来いよ!」

「お前こんなところに来るなんてよっぽどの悪だな!?怖いね~!」

「ひゅ~、色白の姉ちゃんもマブいね~!俺と遊んでくれよ!」



 通路両脇の牢屋から囚人の罵声が聞こえてくる。



「うるさいぞ!!この薄汚い豚共が!黙らないか!!」

 ガン!!警棒を牢屋に叩きつけながら囚人を睨みつけ黙らせる。

 1人の女性職員が囚人の方を向きもう一人が反対側の囚人を睨みつけていたその一瞬——

 その一瞬の隙を《彼女》は見逃さなかった——



 ⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡⇒➡



 --10分後--



 ジリリリリリリリ!!ジリリリリリリリ!!

 施設内に警報が鳴り響く。



『緊急事態発生!緊急事態発生!警報場所は地下の収監所だ!!

 大至急各員現場に直行せよ!!』



 武装した職員が現場に着いた時には気絶し倒れている女性職員が1人。

 もう一人は警報釦を押して力尽きたのか、非常警報の傍らに倒れていた。

 そこに連行中の《彼女》の姿は欠片も残っていない……



「急げ!!まだ近くにいるはずだ!!職員総動員で近辺をくまなく探せ!!

 怪しい、どんな些細・・なことでも見逃すな!!

 このまま逃がしたとなれば俺たちの首は近々飛ぶと思え!!」



 隊長らしき人が回りの職員に指示を出し捜索はするが

 必死の捜索虚しく、この日1人の女性が某施設地下から逃げ出したのだが

 それがテレビやネットでニュースになることはなかった——



|ω・`)コソ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ