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抱えきれない痛みがあるのなら

償いきれない罪があるのから

背負って生きればいい

僕も半分背負うから



やけに周りが騒がしいことで私は目を覚ました

真っ白な白衣を着た女性が私の枕元に立ち、私の顔を覗き込んだ

ここはどこ?

優しい声が聞こえる

「目が覚めたようね」

女性の胸元にある名札に

`救急医療センター`と書かれていることに気付いた

この女性は看護師だ

「ここは病院‥‥‥私、まだ生きてるんだ‥‥」

看護師の優しい笑顔が目に入る

「大丈夫よ、もう何も心配しなくてもいいわ」私のもとへ白衣を着た男性がやってきた‥‥‥



新潟県長岡市

私の住む街

新潟県の中心に位置する市で新潟県下第二位の人口を擁する

街の真ん中には日本一の大河信濃川が流れていて、この信濃川の中心部の両岸に街が栄える

東西に山に囲まれる盆地で、夏は蒸し暑く、冬は豪雪地帯でも知られている

私はこの街で生まれ育った



高校を卒業すると、すぐ家をでた

実家には歳の離れた兄がいる

兄は私が高校1年の時に結婚をした

以来、実家には兄のお嫁さんも一緒に暮らしている

仲が悪いわけではない

むしろ仲はいい

でも、やはり気は使う



病院で働きだして3年が経つ

高校卒業後、しばらくバイトを転々としていたが親戚の叔父さんの紹介で市内の総合病院で事務員の仕事に就くことができた

3年も経つと仕事にも病院にも慣れ、今では居心地のよい職場だ

仕事だけではない

恋愛のほうも順調だ

私には同い年の彼氏がいる

付き合って七年目だ

高校2年のころから付き合っている

彼はとにかく優しい

顔だって悪くない

身長も高く、モデルになってもおかしくない

私にとっては自慢の彼氏だ



すべてが順調なはずだったんだ‥‥‥

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