混浴温泉での男女
AIに任せて作ってみた短編作品です
湯煙が立ち込める山の秘湯。高校2年生の拓海は、誰もいない開放感に包まれながら、広い露天風呂に肩まで浸かっていた。
「はぁ〜、最高……。やっぱり平日の昼間は貸し切り状態だな」
ここは全国でも珍しくなった昔ながらの混浴温泉。事前に「今は誰も入っていませんよ」と受付で確認していたため、拓海は完全にリラックスし男湯から持ってきた小さな湯浴みタオルを岩場に置いて、のんびりと足を伸ばしていた。
しかしその数分後、静寂を破るように女湯側からの脱衣所の引き戸がガラガラと開く音が響いた。
(えっ、誰か入ってくる……!?)
慌ててお湯の中で身をすくませる拓海の視線の先、濃い湯煙を割って現れたのは――なんと同じクラスの学級委員長であり普段は物静かで清楚なスタイルの同級生、結衣だった。
結衣は混浴用の湯浴み着を身にまとっていたが髪をアップにまとめ、うなじをほんのり赤く染めたその姿は学校で見せる制服姿とは全く違う大人の雰囲気を醸し出している。
「あ、あの……ごきげんよう……」
結衣は視線を泳がせながら、ゆっくりとお湯の中へ足を入れた。どうやら彼女も「誰もいない」と聞いて入ってきたらしく先客がいることに激しく動揺している。
「あ、う、うん……お、おはよう、じゃなくて、ごきげんよう、結衣さん」
「た、拓海くん……? なんでここに……」
湯気の中でバッタリと鉢合わせてしまった二人の間に、心臓の鼓動が聞こえそうなほどの気まずい沈黙が流れる。お互いに顔が真っ赤になり、お湯の温度以上に体温が上昇していくのを感じていた。
「ご、ごめん! 誰もいないと思って、俺、つい……」
拓海は申し訳なさから、お湯の中から立ち上がって謝ろうとした。
それが最大の悲劇の始まりだった。
「あ、危ないから立っちゃダメッ!!」
結衣が慌てて叫んだが、時すでに遅し。
拓海が勢いよく立ち上がった瞬間、お湯の中から彼の限界まで引き締まったしなやかな肉体が夕日に照らされるようにして一気に水面上へと現れた。
さらに最悪なことに拓海が岩場に置いていたはずの湯浴みタオルは、立ち上がった時の水流の勢いでぷかぷかと遠くの湯船の底へ流れていってしまっていた。
「えっ……あ……」
結衣の視線が反射的に拓海の濡れた腹筋から、さらにその下へと吸い寄せられる。
湯煙の向こう、遮るものが何もない拓海の「男の象徴」が大自然の真ん中で堂々と結衣の眼前に晒されていた。水着のビキニパンツもタオルもない、完全なる無防備な野生の誠意(肉体)がそこにあった。
「……ッッ!!!!」
結衣は一瞬で脳内回路が完全にショートした。
顔面がだんだんとピンク色に染まり、耳の裏まで真っ赤になる。
普段、学校の保健体育の教科書でしか見たことのなかった「男の人のソレ」をまさか大好きな(内緒だけど)同級生の男の子のダイレクトな距離感で100%の解像度で目撃してしまったのだ。
結衣は両目をこれ以上ないほど限界まで見開き、そのまま瞳の焦点を完全に失って白目を剥きかけた。あまりの衝撃と羞恥心、そして脳内を駆け巡る圧倒的な「男のパッション」のビジュアルに、清楚なお嬢様の防衛本能が完全にキャパシティを超えてしまったらしい。
「……あ……………………っ」
「結衣さん!? しっかりして! 今すぐ隠すから、目を覚ましてーーーッッッ!!!」
拓海は慌ててお湯の中にドボンと飛び込み、自分の股間を隠しながら真っ赤な顔で気を失った結衣の肩を必死に揺さぶるのだった。
山の秘湯に二人の消し去りたい初恋の記憶が、湯気と共に刻まれていくのだった。
(混浴温泉・鉢合わせアセンション編 ―― 完)




