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青くて蒼い  作者: y-r
さよなら青春の日々

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「そりゃあ、住んでた所に比べたら何もなけど。…それじゃあ、早く友達をつくって家に連れてきたらいいじゃない。彼氏でもいいわよ〜。ね、あなた」


「エッ?!僕はまだ彼氏なんかつくらなくてもいいと思うけど。えっ??蒼依、まさか、、、既に彼氏がいるんじゃないだろうな?!?!」


「は?!そんなもんいないわよ!ママも変な事言わないでよね!」


「せっかく花の17歳なんだから、青春を謳歌しなさいよ。ボケっとしてたらあっという間に過ぎちゃうわよ。」


「ママ。あんまり蒼依をけしかける事言うんじゃないよ。蒼依は今のままでいいんだぞ」


「アハハ!大丈夫よ、あなた。この蒼依よ。高校生にもなって少しも色気付かないんだから、少しくらいけしかけといた方がいいわよ」


「それもそうだな!孫の顔も見たいしな!」



今日何度目かのため息も、前の席で楽しそうにお喋りを続けるパパとママには気付かれる事はなく。


そして、あっという間に日は暮れて……



「あ~、明日からか。憂うつしかないな〜」


お風呂も済ませ、一人になった自分の部屋で大きな大きな独り言。


「せめて、あと2日くらい休ませてくれてもいーのになー。パパもママも自分達だけまだまだ休みだなんてズルいし。あーあ。私も早く大人になりたいなー」


そうは言っても、私にはいつまでもウジウジしている暇はない。


なんたって、明日は初登校日。


新しい高校生活を素敵にエンジョイ出来るかどうかは、全ては明日の自分次第といっても過言ではないだろう。


それほどまでに、第一印象が大切な事は、17歳の私だって熟知している。



「よーーし!やるかっ!」


寝転がっていたベットから跳ね起き、乱れた長い髪を手櫛で整え気合い一発!


「ゴホンッ!あー!あー!」


ぶっつけ本番で挨拶するなんて、真面目なA型には無謀すぎる。


ハードな引っ越し作業をこなして疲れていても、入念に挨拶の練習を始めた22時。


こうして、青春真っ只中らしい17歳の夜は、いつもの如くなんの色気もなくふけていった。

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