回らない
今週もよろしくお願いいたします!
回転寿司のファンです
一週間に一回は行っておりました
我が家の場合は昼間なんですね
車で行きますのでアルコール類が飲めない
夜になるとアルコールが欲しくなってしまう習癖がありますので、夜にお店に行くことはできないのです
テイクアウトして家で晩ごはんとするのも良いのですが、やはりあの回転する醍醐味が好きなんですよね
何が回ってくるだろう?
このワクワク感が良いのです
そう言えば当初は回転寿司で注文するなんてことはあまりしませんでした
一番お手軽なタイプのお店では寿司職人さんご自身に会うこともありません
これは今も同じ状況ですけど当時はそれもあって注文という概念がありませんでした
まあ、注文と言えば、お店に入った最初に飲み物や赤だし、茶碗蒸しはいかがでしょうか?なんてホールスタッフさんから聴かれるぐらいでしたね
あまり行きませんが(笑)少し高い目のお店では寿司職人さんが目の前におられるので、お品書きから注文したりすることもありました
ところがいつの頃からかタブレットなるものが出現してきて、注文できるようになりました
ここまでは便利になったよなぁと思っていたのです
好きなものを注文できる
この注文方法が当初は注文品が流れてきても誰の注文か解らなかったような気がします
なので普通に他所の人が間違って悪気もなく横取りするということが横行していました
その後、これは「注文品です」と表示された台座のようなものの上に皿が載せられるようになりましたが、それでも自分が注文したものを忘れて流してしまうこともありました
さらに時代は進んでその座っている席に指定のカラーがつくようになりました
今もそうなのですが「赤色席の注文品です」と表示されるようになって、その上タブレットから「間もなくご注文品が流れてきます」みたいなアナウンスが流れるようになり、いたれりつくせりになりました
しかし・・・
そうなると、今度は自然に回ってくる皿を一切取らないで注文のみする方が出現してきました
誰も触る可能性がないからまだ安心できるのでしょうね
この辺りから私としては違和感が出始めました
これって回転寿司店なんやろか?
確かに寿司は回転していますから回転寿司なんですけどね
全部注文するって・・・私としては楽しみや醍醐味が減少してしまうのですよ
その頃から、回転している部分の上側に別に直線レーンができて、そこにスーッとまっすぐ注文品が来るようになるところが出てきました
確かに注文品が回転しながら届くよりはるかに早いです
回転移動している一番末席の席だったりすると長い間待たされますからね
で、最近世間を賑わしたあの事件が起こりました
日本人の性善説とマナーを遵守するであろう国民性を頭から否定する行為です
これが起こると外食産業の全てが崩れ去ってしまうぐらいの衝撃でした
事件後、程なくよく行くお店に行くと注文品以外は回らなくなっていました
さらに違う新しい店では回転レーンすらないという事態に・・・
回転寿司じゃないやんか!
すべてタブレットから注文して、すべて直線レーンから流れてきて、会計も注文履歴から自動で計算されているので誰もやってこなくて、支払いも機械相手で人が関与しないという状況ですね
かつてはお品書きに値段が入っておらず時価が普通だった庶民が躊躇する高級店の寿司屋さんがここまで身近になったのはほんと革命的でした
長い間待たされて席に案内されて、まずは湯呑に粉末のお茶を入れてお湯を注ぎながら、さて何から食べようかな?とレーンを見渡していたワクワク感が時代とともに変わりましたけどね
回転寿司は寿司職人さんがいない注文メインの寿司屋さんに変貌していっています
寿司職人さんもいない回らない回転寿司をどう呼べば良いのでしょうねぇ?