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25話〜ふくしゅうをはじめよう〜


 魔族軍と迎撃隊は入り乱れながら戦っていた。


「負けるものか!!」

「魔族共め!!」

「我等の国には一歩たりとも入れさせん!!」


 勇猛果敢に魔族に向かって行く騎士軍団。

 それとぶつかる魔族軍。主に魔獣で構成された大群。

 ゴブリンやオーガはほとんどおらず、大半はキメラやジャイアントアント、大蛇の姿をしたバーサークボア。

 長い二つの鼻を持つ象の姿をしたスタンピングエレファント。

 筋骨隆々のクラッシュゴリラ。

 巨大な魔獣達が騎士達とぶつかる。

 当然俺達も奴等と激突する。


「ウゴォォォォォゥ!!」

「かてぇな……」


 一体のクラッシュゴリラと戦うが、その筋肉はまるで鉄の鎧のような固さをしており、俺の槍を通さない。

 一瞬聖装を使おうかと思ったが、まだ俺は使いこなせない。

 使える事は使えるがまだ反動が来る。

 この乱戦の最中、反動で動けなくなりましたなんてなったら味方の足を引っ張る事になる。


「ゴオォォォウ!!」

「やっべ!?」


 チクチク突いてくる俺にイラついたのだろう。

 丸太のように太い両腕を高々と振り上げ、俺めがけて叩き下ろそうとするクラッシュゴリラ。

 だがその直後、奴の両腕が肘からスパッと切り飛ばされた。


「オゥ? ……オ、オォォォッ!?」


 疑問に思い腕の断面を見るクラッシュゴリラ。

 だがその直後、奴はフーに空へと連れ去られると上空から放り投げられ、地面に叩きつけられた。


「っと、無事か」

「あ、あぁ。助かったよ。ロウエン」


 俺を助けたのはやはりロウエンだった。

 どうやらフーがロウエンを背中に乗せて駆け付けてくれたようだ。


「にしても背後からか」

「こんな戦いに綺麗も汚いも無い。死んだら終わりだ……生きたかったら」

「あっ、うし……」


 背後からロウエンに巨大な口を開けて襲いかかるバーサークボアを一瞬で切り捨てるロウエン。


「……敵に容赦するな。良いな? 主」

「…………お、おう」


 そう俺に言うと雪崩れ込んでくる敵を次々と切り捨てていくロウエン。

 彼は巨大な敵に飛び乗っては急所を切り付け、また別の敵へと飛び移って行く。

 誰でも簡単にできる事では無い。


(ロウエンって本当に強いよな……)


 思わずそう思ってしまう。

 未だに不明である彼のレベル。

 それが高い事は分かるが、それがどれ程なのかは未知数だ。


「エヒヒヒッ!! ゲッヒヒヒヒ!!」

「ウヒヒッ!!」

「ゲハハハッ!!」


 俺に向かって来る三体のゴブリン。

 その手には木の棍棒が握られている。

 ゴブリン自体はたいした脅威にはならないが、複数で来られると厄介だ。

 俺も小さい頃、森に薬草を採りに行った際複数のゴブリンに追いかけられ、ギャン泣きしながら逃げたものだ。

 だが今の俺はあの時の俺ではない。

 槍を振るい、ゴブリンを切り捨てる。


「アッギャギャギャッギャー!!」

「ギャヒギャヒー!!」

「ガルパオォォオォン!!」

「グルォォォォォン!!」


 別のゴブリンと二頭のスタンピングエレファントがこちらに向かって来る。

 向かって来るゴブリンを槍で突き、エレファントへと投げ飛ばす。

 そのまま行けばゴブリンはエレファントに踏み潰されるだろう。が……


「えっ……なんだありゃ」


 ゴブリンは確かにエレファントに踏み潰された。

 が、次の瞬間ゴブリンはまるで踏まれていないと言わんばかりの勢いで立ち上がり、俺へと迫る。

 更に


「やっちまった!?」


 目の前に迫るエレファントの鼻。

 鞭のようにしなる鼻が俺を捉える。

 のだが……


「……あれ? 痛くない」


 目測を誤ったのか鼻は俺に当たらず、目の前を掠めていく。


(どういう事だ? )


 しかも鼻を掠めさせたエレファントは別の騎士へと向かっていく。


(何かがおかしいな……)


 そう思いつつゴブリンを槍で突き倒し、残ったエレファントも飛び上がって脳天に槍を突き刺して倒す。


「……ふぅ。なんとかいけるか。っとと」


 一息ついた所で上空から降り注ぐ矢の雨。

 それを槍を猛回転させて防ぐ。

 周りの騎士達も盾で防いでいる。

 のだが……


(やはりおかしい……)


 降り注ぐ矢の数に対して、矢の圧が小さい。

 まるで、降り注ぐ矢の幻覚の中に本物の矢が混ざっているような感じだ。


(……一回見てみるか)


 矢を防ぎつつスキル・静寂を発動させる。

 バフデバフ問わず全て解除するスキルだ。

 バフデバフ問わず全てを解除してしまうため、筋力アップのような自信を強化する効果も混乱や幻聴のようなデバフも全て解除する事が可能なのだ。

 さて、では全部解除してみてどうなったかというと……


「やっぱりな……」


 矢の数が減った。

 それだけじゃない。

 俺達が戦っていた敵軍の数も三分の一程までに減っていた。


 つまり、俺達が戦っていた敵の大半が幻影だったのだ。

 このまま行けばいたずらに消耗させられるだけだ。

 幸い幻視はレイブウルフの母親が使った霧と一緒で状態異常解除ポーションで解除する事ができる。

 ただ問題はどうやってそれを伝えるかだ。

 一人一人に伝えていたら日が暮れる。


(伝えなくても……引かせる事ができれば)


 周囲一帯を吹き飛ばす事はできる。

 それを可能にするだけの力を持っている。

 問題はどうやって味方を引かせるかだ。

 味方がいても打つ事はできる。

 だが仲間に被害を出さずに済むかと言われれば、俺は首を縦に振れない。


「ゲッハァ!!」

「うるせぇぞ!!」

「グゲッ!!」

「ゲゲェッ!!」

「今考え中なんだよ!!」

「ギャヒッ!!」

「ギャッフー!!」

「後でにしろ!!」

「ギャギャッ!!」


 俺に迫るゴブリンを槍で撃退しつつ、多くない知識をかき集めて考える。


(……よし、ローザさんに頼もう)


 それしか思い付かなかった俺はローザさんのもとへと駆けた。




「ローザさん!!」

「貴様!! 姫になんだその口の聞き方は!!」

「うっせぇ騎士はどいてろ」

「きさっ……」

「良い。どうしたハヤテ」

「皆をすぐに引かせてくれ」

「何?」

「そんな事できるわけ無いだろう!!」

「理由を聞いて良いか?」

「……敵は幻覚を使って数を増やしている。このままだと、いらない消耗をする事になります」

「ふむ……幻覚を使っているのなら状態異常をかけられている事になるな。が、これ程大勢に一斉にかけられるか? どう思う?」

「それは……難しいとは思いますが、それだけに専念できれば可能かと」

「そうか。では、このハヤテの言う事が正しい可能性もあるという事か」

「はい。あるかと」

「ふむ……おいハヤテ」


 顎に手を当て少し考えた後、馬上から俺を呼ぶローザさん。


「皆を引かせた後、どうする?」

「……俺が吹き飛ばす」

「どうやってだ?」

「聖装を使う」

「……ほう。それはそれは」


 ニヤリと笑いローザさんは


「面白い」


 そう言った。

 そこからローザさんの行動は早かった。

 紙人形を通して部隊長に撤退するように指示を出したのだ。


(あの紙人形にそんな機能があったんだ……)


 魔術の類だろう。

 そんな便利な物があるなら全員に渡せば良いのにと思ったが、どうやら一度に話せる数に上限があるらしい。

 それを使って騎士達を引かせている中、俺は聖装を構えていた。

 切っ先を天に向けて静かに待つ。

 これを使えば確実に反動が来る。

 使えるのは一度。

 これで決めないといけない。

 心を落ち着かせる。

 風でざわつく森の木々が、風がやんだ事で静けさを取り戻すように。


「ハヤテ、頼む」

「……はい」


 味方が引いたのだろう。

 ローザさんの言葉を受けて俺は聖装を天に掲げる。

 すると上空に、水色に光る槍が無数に生み出される。

 その光景に敵味方双方が圧倒される中、聖装の切っ先を敵に向ける。

 それに従い上空の槍が敵に殺到する。


「槍の雨だ……」


 騎士の一人が呟いた。

 降り注ぐ槍の雨が敵を打ち貫く。

 あの槍は全て俺の魔力から作り出された物。

 ただ、本来ならそこまでの数は作れない。

 が、それを可能にしているのは聖装による強化のおかげだ。


「すげぇ……」

「あれが聖装の力か」

「凄いですな」


 ローザさんと護衛が呟く。

 結局、槍の雨を突き抜けられる魔族はいなかった。

 槍の雨がおさまる頃には魔族軍は大将のもとに集結している。

 その様子からどうやら向こうに戦う意思は無いらしく、後ろの方から帰り始めている。


「か、勝ったのか……」


 その光景を見て一人の騎士が呟く。


「勝ったんた……」

「あぁ、勝ったんだ」

「俺達勝ったんだ!!」

「やったー!!」

「ウオオォォォッ!!」

「オォォォォッ!!」


 勝利の雄叫びをあげる騎士達。

 その手に持った剣を天高く掲げて叫ぶ。

 その隣で俺は聖装の反動で座り込んでいた。


「や、やったぁ……」


 なんとか敵を退ける事はできた。

 と内心喜んでいると


「クゥン!!」

「ワッウン!!」

「うげっ!?」


 ウルとルフが飛び乗ってきた。

 そのせいで地面に倒れるが、二頭はそんな事気にする事なく顔面を舐めまくる。


「や、やめ……」

「ワフワフワフ」

「ワウワウワウ」

「うおおぁぉ…………」


 それからしばらく俺は二頭に舐めまくられるのであった。


「……お前は良いのか?」

「……ンギュッ」


 そこへやって来たのはフーに乗ったロウエン。

 彼だけじゃない。ユミナとミナモもいる。

 遅れてウェイブに乗ってエンシさんもやって来る。

 良かった。

 皆、見たところ大きな怪我は無さそうだ。


「ハヤテ大丈夫!?」

「怪我でもしたのか?」

「ちょっと見せてみなさい!!」

「え、ちょちょっと待ってくれー!!」


 駆け寄るユミナとミナモ、騎士モードのエンシさんに怪我が無いかどうかをウルとルフに舐められながら見られる俺。


「ギュルル〜」


 我慢できなくなったのかフーも俺の事を舐め始めた。

 こりゃ、帰ってから風呂だなと俺は確信したのだった。

 そんな俺を絶えず舐める三頭。

 怪我の心配をしながら俺の体を見る三人。


「勝った、か……見逃してもらったの間違いに見えるがな」


 そんな俺達を見た後、魔族軍が去った方を見て呟くロウエン。

 三人と三頭の相手をする事でいっぱいいっぱいの俺に、その呟きを聞く余裕は無かった。




 その日の夜。

 帰り道の野営地で俺は空を見上げていた。


「寝ないのか?」

「ロウエン……まぁ、ちょっと寝れなくてな」

「……そういう時もあるさ。隣、失礼するぞ」

「おう……」

「……何を考えているかは知らないが、生きていりゃ勝ちだ」

「犠牲になった人もいる……」

「そうだな」


 エレファントに踏み潰された騎士。

 クラッシュゴリラにへし折られた騎士。

 ゴブリンに足を掴まれてさらわれた女騎士もいた。


「それがアイツ等の運命だ」

「……」

「遺品も出来る限りは回収した……回収できずに言葉だけで遺族に伝えられるよりはマシだ」

「でも……」

「魔族にだって。犠牲者はいる」


 その言葉を聞いて俺は雷に打たれたような衝撃を受けた。


「まるで、こちらの事しか考えていなかったような顔をしているな」

「い、いや……それは」

「ま、その事を否定はしないし、批判もしないさ。死んだ奴等が弱かった。ただそれだけだ」

「……」

「その事で主が心を痛める必要は無いし考える必要は無い。戦いの最中だったらなおさらな」

「……すごいな」

「ん?」

「俺はまだ……そこまで考えられないよ……」

「……まだハヤテは子どもだからな。仕方ないさ」

「……」

「だがな、戦いにおいては力が全てだ。強ければ生き、弱ければ死ぬ。その事は忘れるな」

「……」

「ま、大事な主だ。死なせはしないさ」

「ロウエン……」

「ただまぁ、いつでも守れる訳じゃ無いからな。なるべく強くなってくれよ? 主」

「お、おう」

「楽しみにしているぞ」


 最後にニッと笑うロウエン。


「んじゃ……」

「ん?」

「フー、ウル〜、ルフ〜。もう良いぞ〜」

「えっ……」


 直後、背後の茂みが揺れる。

 その茂みから現れるのはフー、ウル、ルフの三頭。

 俺は三頭に押し倒され、またベロベロに舐められる事になるのだった。


「ハヒッ……ブッ、ブハハハハハハッ!!」


 その様子を見てロウエンは腹を抱えて笑い転げるのであった。




 野営地の中でハヤテ達が使っているものより少し大きめのテントの中にローザとラウはいた。


「此度はご苦労だったな」

「いえ。命令通りに動いたまでです」

「全く。まるで仮面のようだな……お前のその顔は」

「仮面、ですか? いえいえ。ちゃんと表情豊かですよ?」

「……ふん。まぁ良い。で、支度の方はどうなっている?」

「全てつつが無く進んでおります」

「そうか……戻り次第、始めるか」

「そうですね。彼の為にも失敗する訳にはいきません」

「分かっている。それに曲がりなりにもあんな女、勇者のもとに置いておく訳にいかんからな……一芝居、打ってもらうぞ?」

「……ハッ!!」


 ローザの言葉に強い眼差しで応えるラウ。


「早くアイツを返してやらないとな……」

「そうですね。心配、かけさせていますからね」

「……謝らないとな」


 そう言うローザの表情はどこか申し訳なさげだった。




 さて。場所は変わってカラトのテントだが……


「もうさ。潮時かな〜って思うんだけど」

「分かるわ〜。正直弟の方が使えそうだしね」

「やっぱヒモリもそう思う? ……あーあ。最初からハヤテのままにして、カラトを殺しておけば良かった〜」

「だね〜。そうすれば弱ったハヤテに取り入れたのにね……過去に戻れたらな〜」

「まぁ良いんじゃない? ほら、この前お城に呼ばれた時にえっと……誰だっけ。あの騎士の名前」

「んーと……ラウだっけ?」

「そーそー。ラウが私を見ながら新しい家族を望むって……もう私と結婚する気じゃん? 騎士の奥さんって結構安定した暮らしらしいしさ〜」

「へ〜。じゃあ結婚したら遊びに行くね〜」

「楽しみだね〜」

「にしてもさ〜」

「んー? なにー?」

「やっぱ、裏切る時って最高じゃない?」


 セーラのその言葉を聞いてヒモリはニンマリと下品な笑みを浮かべる。


「わ、か、る」

「おまけに真実も教えてあげるなんて私達ってほんっとーに、優しいよね〜」

「あーあ。モーラ元気かな〜?」


 テントの中で楽しげに話す二人。

 ただその中にカラトとエラスはいない。

 というのも二人はテントから少し離れた所にいる。

 そこでカラトは泣き、エラスは泣きながらもカラトを慰めていた。

 その理由は……


「モーラ……なんで。どうして……」


 魔族軍との戦いでカラトはエラス以外とはぐれてしまったのだ。

 再会できたのは戦いが終わってから。

 そこでカラトがセーラから聞いたのは


「モーラが……敵の大軍に飲み込まれて川に!!」


 数対の魔族と共に川に落ちたと言う知らせだった。


「モーラ……モーラ……うわあぁぁぁぁぁっ!!」


 仲間を失った辛さが襲いかかる。

 責めたかった。

 モーラと一緒にいたというセーラとヒモリを責めたかった。

 でもセーラとヒモリも血塗れの服を着ていた。

 きっと自分を守るので精一杯だったのだろう。

 だから責める事ができなかったのだ。


「……カラト」

「うっ、うぅ……」

「せめて。せめて祈りましょう。彼女の魂が、安らかに眠れるように……」

「ぅっ、うん……」


 モーラの魂が安らかに眠れるよう祈りを捧げるエラス。

 その隣でカラトは泣く事しかできず、祈りすらできない自分の無力さを痛感したのだった。




 場所は変わって帰り道の魔族軍。


「ガオン様、よろしかったのですか?」

「何がだ」

「あのまま行けば勝てました。なのに……」

「ふん。もともと今回の侵攻は奴等の戦力を調べるためのもの。むしろ」


 そこまで言ってガオンはニヤリと笑う。


「……まぁ、ガオン様がよろしいのでしたら私から言う事はありませんよ」

「悪いな。あぁそうだ。これをやろう」

「これは?」

「これで孫に美味い物でも食わせてやれ」

「それは……ありがとうございます!!」


 金貨が入った布袋を魔術師に渡すガオン。

 だが彼からすれば最高に面白い物を見れたのだ。

 この金貨ではむしろ足りないぐらい面白い物を。

 聖装の力を見れたのだ。


「……欲しいなぁ」

「はい?」

「欲しいなぁ……聖装の担い手がぁ」


 牙を剥くように笑うガオン。

 その笑みは清々しく、そして荒々しくて、純粋な笑みだった。











「え? 何々? なんの真似って?」

「分かっているくせに〜このこの〜」

「あっはは。この際だから教えてあげるよ」

「好きな人に向ける恋心をいじらせてもらっちゃったのよ〜」

「ブフッ、その顔ウケるわ〜」

「え? なんでそんな事を言うのかって? それわね〜」

「アンタをここで魔族の囮に使うからさ〜。どーせバイバイするならってやつよ。私達やっさし〜」

「っとと。暴れんなって!!」

「あ、来た来た〜!! 魔族の皆さーん!! ここに足を切られた可愛い〜女の子がいますよー!!」

「あらら〜泣いちゃった〜。ほら、アンタにかけておいた術。全部解いておいたから……って」

「あーらら。泣いちゃった〜」

「まぁほら、過去の事を悔やんでも仕方ないからさ」

「諦めて魔族のご飯になっちゃってね〜」


 そう言って彼女達は彼女を置いて行った。

 直後に彼女は魔族の大軍に飲まれ川へと落ちたのだった……

お読みくださり、本当にありがとうございます。

書いててしんどかった……


今回聖装の力が少しだけ使えたハヤテ。しばらくは筋肉痛で大変だったそうです。

ウル達はすっかり舐め癖……

でもウル達で少しでも癒されてもらえれば嬉しいです。


さて、問題は彼女達。

ついにローザさん達が動き出します……


前回もご感想ありがとうございます。

本当に、嬉しいです!!

本当にありがとうございます!!

誤字脱字報告もありがとうございます!!本当に助かっています!!


あのね、書いてて時々ローザなのかローゼなのか迷ってます。


では、次回もお楽しみに!!

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