9話 レアハンターユージ再び・・・そしてこの後、彼の姿を見た者はいない・・・
ザワザワザワ
「おかげで、あの後から・・・・回りに白い目で見られるは、無視されるは、せっかく手に入れたレアモンを手放せなど言われるは、散々な目にあったじゃねーか!!」
まぁ・・・自業自得だと思うけど・・・
ガヤガヤ ザワザワ
場所がテイマーギルドのまん前だけあって、物凄い数の人回りにが集まってきた
「てめーこの状況どーしてくれるんだよ!!」
そんなこと言われても・・・
自分そんなことしてないし・・・・
「お前達何してるんだ」
どーするか悩んでると・・
人だかりの外のほうから、ちょっと強面の男の人が怒鳴ってきた
「こいつが、俺様のレアモンの捕獲風景を動画に撮って、掲示板に貼り付けやがったんだよ」
ユージとかいう男がそー言って言い返すと
「捕獲風景を貼り付けられたくらいいいじゃないか、何か問題でもあるのか?」
そー言ういい争いをしてると
周りが
「違うよ、あいつはそこの男の子が見つけて捕まえようとした、色違いのモンスターを、男の子を蹴り飛ばして、その隙に自分で捕まえて・・そのまま逃げたんですよ・・・」
「そうそう、あいつはその前にも女性が抱いていた色違いモンスターに向かって捕獲石を投げてたし」
「そんなこともしてたんだ」
「しかもその石、女の人を庇ったそこの男の子の頭に当たったし」
「ひっどーーい」
「あんな小さい子に石を投げたり、蹴り飛ばしたりしたんだーー」
何か・・・女性からの殺気が物凄い・・・
「それはお前が悪いんじゃないか」
「うるせー」
「それに・・・あの動画、どう見ても彼の視線からじゃなくて他の方向から撮られてるじゃない」
「そーいえばそーだ」
「彼は関係ないじゃないか」
「てめーが蹴り飛ばしたのがいけないんじゃないか」
などなど・・・
もうしっちゃかめっちゃか・・・
騒ぎが余計ひどくなってしまった・・
その間にコッソリ僕は原因となったその提示板を探してみると
うわーー
物凄いスピードでログが流れていく・・
これが例の動画かな?
・・・
・・・・
・・・確かに少し離れた所から僕が蹴られて飛ばされたところをばっちり撮られてた
飛んでった石が動画をとってる人の近くに飛んでいって・・草むらの中のウサ耳に当たってた・・
あの耳がパールか・・・
・・・けっこう前から自分動画に撮られてたみたいだ
(イワンさんがゴーレム捕獲してる所から映ってた)
ログの中には
ゴーレムってレアなんじゃないか?
とか・・リーフやトレントなんかもいたんだとか・・
自分も欲しかった~~
などというログもけっこうあった・・
「てめー無視してんじゃねーよ」
あっ、気がつかれた・・・
「僕に何しろって言うんですか」
「どーでもいいから謝れよ・・・そして、動画を消して、この周りのやつを黙らして・・・このゲームから消えろーー」
何言ってるんだ?
ガヤガヤガヤ
全部自分のせいにされてるし・・
ザワザワザワ
「動画載せたの自分じゃないから消せませんよ、それに騒いでるのは自分じゃないんですか?」
「それにどーしてゲームやめないといけないんですか」
「てめーーー、俺様に意見してんじゃねーよーーー、今すぐ俺様の前から消えやがれ」
「なんで自分がやめないといけないんですか?」
「てめー、この[レアハンターユージ]様に意見するつもりか?」
ガヤガヤガヤ
「自分でレアハンターなんて名乗ってんのかよ」
「痛い」
「中二病かよ」
など・・散々ないわれようだ
「この名前のどこがいけないんだよ」
「ただのユージだろ・・そー名のればいいだけじゃねーか」
そんなこと言ってると
「ユージは俺の名前だぞ」
と・・別のユージさんが登場
あれ?
このげーむ、名前の重複ができなかったような
(パートナーなら同じ名前も付けられるが)
「じゃあ・・こいつの名前はなんて言うんだ?」
皆一斉に彼の顔を注目して
(相手の顔や姿をよく見ると、頭の上に名前が表示される)
「だから[レアハンターユージ]と名乗ってるじゃねーか」
そう・・・頭の上に出た名前は・・
そのまま、[レアハンターユージ]そこまでが名前だった・・・
その瞬間・・・
「「「「「ぶっ・・・あはっはっはっはははははぁっ~~~~~~~~」」」」」
一斉に回りから、爆笑の渦が巻き起こった
あはは・・・・
レアハンターまで名前の一部だったとは・・・
今までの張り詰めた空気が一新・・笑いの渦に変わってしまった・・・
あっ・・・(自称)レアハンターユージは顔を思いっきり真っ赤にした
「何がいけねーんだよーー、かっけー名前じゃねーかーーーーー」
まだ笑いの渦が止まらない
「うっぷっぷっ・・・どこがかっこいいんだか」
「さいこう・・・(自称)レアハンターユージって・・・・あっはっはっ」
もう限界と言うくらい顔を赤く染め怒り狂ったレアハンターユージ(笑)が・・・
「すべては、てめーが悪いんだー・・早く目の前から消えやがれーーーー」
と叫びながら掴みかかろうと突っ込んできた
・・・・・・が
突然 彼の回りかにいくつもの光が現れたと思ったら
「何すんだ、離せ~~~」
光の中からムキムキマッチョのごっつい警備員のNPCが6人がかりで押さえつけ
そのまま・・・
「離せよーーー・・・捕まえるならあいつを捕まえろーー」
「俺が被害者だーー」
などと言いながら・・連れて行かれ・・・光とともに消えていった・・・
「皆さん・・・お騒がせしてスイマセンでした」
「本当に助かりました」
僕がそう言うと・・
今まで彼が連れて行かれるのを見てた人達が
「君こそ大丈夫だった?」
「僕、怖くなかった?」
「あれはあいつが悪いんだ、君は全然悪くないよ」
「あんなやつのことなんか気にしなくていいからな・・」
「あんなことしてもう戻ってこれないとは思うが・・なんかあったらまた呼んでくれよ」
「気にしなくていいからね・・あんなやつのこと気にしなくていいからね」
皆いい人ばかりだ・・・
だからこそいえない・・・
僕がゲーム機のバグのせいで子供の姿をしてることを・・・
何人か知ってる人がいるから・・広めてくれるとは思うんだけど・・
ちょっと心苦しい・・・・
あのあと・・・皆さんと別れ
(と言うか逃げて)
改めて東の平原に向かい
そのまま、真っ直ぐウルフのいる平原奥まで向かう
(あっ、また武器買って来るの忘れた)
パールを呼び出し
「きゅっきゅーっ」
もふもふしたい気持ちを抑え・・・
現れたウルフを・・・
「パール、ゴー!!」
全て一撃で倒していく
(全部クリティカルとか・・・)
「ききゅっ!!」
ん?
パールがこっちに向かって鳴いたと思った瞬間
「ガォッーー」
「痛っ」
いつの間にか後ろに来てたウルフの攻撃をまともに食らってしまった・・
「きゅーーーっ」
その後パールの一撃でウルフは倒されたが・・
僕のレベル4まで上がっていた為HPが20まで増えていたが
のこりHP1・・・・
危なかったーーーー
一撃で瀕死とか・・・
パールが一撃で倒してくれてるため強く感じてなかったが・・・
実際ウルフって物凄く強かったんじゃないのかな?
(いまさら)
まずい・・今回復薬すら持ってない・・
今ダメージ食らったら確実に死ぬ
もうすでにウルフは3匹以上倒してるし
牙も3本以上ある・・
今日はもう戦闘をやめて
帰るついでに平原で拾えそうなものを採取しておこう・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
手に入れたアイテムは・・
[薬草☆2]×100
[毒気し草☆2]×30
[石☆1]×30
[魔力石(微)☆2]×5
[にんじん☆3]×1
なぜ・・・にんじん?
水が欲しいところだけど・・
町に戻って、大通りをはずれ
細い道の奥に井戸があったため
水を汲んでみると
[水☆2]
やっぱ手に入った・・・
(何故か皮の袋に入ってたけど)
薬草に合わせ、100コほど汲んでおいた
では・・裏路地で人もほとんど見かけないので
端の方で調合キットを取り出し
薬草をすりつぶし・・・水を加えると・・・
[初級回復薬☆2]
うん・・出来た
早速飲んでみると
一本でHP全快した
説明を読むと
[初級回復薬☆2]
[もっとも簡単に作れる回復薬、飲むとHP20回復する(緑茶味)]
・・・緑茶味というと、これはもしかしてこの薬草を蒸して・・・茶揉みして・・乾燥させ
お湯で蒸らして抽出すると・・・回復量が増えるとか?
うん・・・今は無理
それするなら・・料理スキルが欲しい
まあ・・・今は
薬草をさっきより丁寧に擂り潰し・・水を丁寧にくわえ・・
[初級回復薬☆3]×99
[もっとも簡単に作れる回復薬、飲むとHP25回復する(緑茶味)]
よし回復量が増えた
あとは・・・
石は流石に調合できなさそうなので・・・
取り出したるは・・・
タラララッタラァ~~~ン♪
簡易錬金キット~~~♪
「くすくすくすっ」
あっ
錬金キットをそら高く掲げてたところを建物の影から見てた女性に見られてしまった・・・
というか・・見られてた?
いつのまに・・・
「いつから見てたんですか?」
「あっしまった・・・あははっ気にしなくていいからね」
「気にします」
よく見ると・・遠くの建物の影にも・・合計3人ほどの女性に見られてたらしい・・
よし・・・ウィンドを開いて・・・GMコールに・・・
「「「ちょっと待ったーーーー」」」
よし、女性達があわてて止めに入った
「こっそり見てたのは謝るから・・GMコールだけはやめて・・・」
「マッチョの警備員さんの召喚はしないで」
「マッチョ怖い・・・マッチョ怖い・・・」
やっぱり、GMコールするとさっきの[レアハンターユージ]を連れて行ったマッチョの警備員さんが来るらしい
(一人のGMコールで一人召喚されるらしい)
「これからやることは、誰にも言わないでくださいね」
と言って
「「「わかった」」」
錬金キット・・と言う名前の何か石のような金属のような碁盤ほどの大きさのような薄い板を
地面に置き
その上に石と魔力石(微)を置いて・・・
スキル:錬金を発動
石の上に置いた魔力石が光ったと思ったら
石の表面にルーン文字のような文様が掘り込まれていた
[最下級捕獲石☆3]
あれ?
個人的には魔力の爆弾的な物を作りたかったんだけど・・
やっぱ材料的に無理だったか・・
というか・・・
周りを見渡すと・・
「うわー」
「捕獲石って・・・自分で作れたんだ・・」
「というか・・・それって、錬金?」
あ・・・・・
「えーっと・・・黙ってて貰えます?」
「えーーっと」
「これはちょっとまずいような」
「提示板に乗せる気ない?」
・・・・皆してちょっと微妙な表情をしてる
「もうちょっと詳しく調べてから載せたいので・・・」
そう言うと
納得してくれて
「わかった・・・けどちょっとよく見せて」
そう言うので・・出来た石を彼女達に渡す
「うわーーっ、☆3ってやっぱり店売りより性能がいい」
「材料って・・石と魔力石だっけ?」
「それで、店売りより性能いいのができるってことは・・・この石が量産されれば売店の石は売れなくなるね」
「そういえば、魔力石って・・今市場でいくら位なんですか?」
「自分も見てないからよくわからないけど、魔力石は数は少ないけど外で拾えるから、そんな高くないかも」
「私見たよ~~魔力石1個安くて50G位だった」
「石何かは・・・外ですぐ手に入るから、買うまでもないだろうし・・」
「そーなると・・価格的には1個200G~300Gくらいがいいかな?」
「そーですね、あまり安すぎてもなんだし・・・」
「あっ石だったら南に行くといっぱい落ちてるよ・・・南にある川の周りに丸い石がいっぱい落ちてる」
「へぇ~~」
後で行ってみよう・・・
「魔力石なら・・北がいいかも、石も拾えるけど・・・あそこの石はちょっと大きくてゴツゴツしてるの」
なるほど・・・場所によって石の形や大きさが違うのか
「ありがとーございます」
「あ・・・あの?」
「ん?どうしました?」
ちょっと年上のすらっとして大人しめの女性が、少し言いづらそうに・・
「掲示板に少しのってたんですが・・君ってゲーム機の不調で子供の姿になったって・・・」
あぁーー
「あのこと載せてくれてましたか・・・」
「確かに僕はゲーム機を中古で購入したため・・前に使ってた子供の身体データがまだゲーム内に残ってて・・その上に自分のデータが重なった為、身長が子供サイズに縮んでしまったんです」
「な・・・なるほど・・・」
「それは・・・わざとじゃないんだ」
「運営には連絡したの?」
皆三者三様の反応をしていた
「はい、即行連絡しました・・そして調べてもらったんですが」
「ゲーム的に問題ないということと・・再び消したりすると故障する可能性が高いらしいのでそのままプレイしてます」
「なるほど・・しょうがないね・・」
「このことは隠してないんでよかったら皆さんも提示板に載せてもらってもいいです」
「というか・・・あのレアハンターさんの件で目立ちすぎちゃったから・・・変に隠すと大事になりそうで」
そう・・・さっきの事件で僕は物凄く目立ってしまった・・
それはもう・・あの動画も提示板見てる人ならほとんど見てるだろうし
アレだけの人前であんだけ騒がれたんだから・・
タブン今このゲームをプレイしてる人は僕の姿はほとんど知っている可能性が高い・・・
下手に隠そうとしたら・・それこそ大問題になる
「わかった・・・大騒ぎにならないように、コッソリ載せておくね」
「すいません」
「いいの、いいの、すべてはあいつが悪いってことで」
あはは・・・
あの三人の女性と別れて・・
まずはテイマーギルドで受けた依頼の報告をしないと・・
返してもらった石を仕舞おうとウィンドを開いたら・・
あ・・・
いくつかメールが着てた
これは・・運営から
一つ目はゲームの世界にようこそ・・と言うメールで
初回特典で捕獲石☆1が3もらえた
二つ目も運営・・・お詫びの1000CPだった・・
簡単にお詫びの品だ受け取ってくれ・・・ マスターA
と書かれてた・・
あの人らしい
三つ目は・・また運営(運営のメール多いな・・)
今度は、先ほどは大きな騒ぎに巻き込まれてしまってすいませんと言うお詫び
(お詫び多いな)
[レアハンターユージ]のゲーム使用権利の剥奪したという報告と一緒に
500CPが送られてた・・・
やっぱアレだけの騒ぎをしたんだから
一発で垢BANされたか・・・
はい・・・レアハンターユージは大騒ぎ起こしすぎて、ゲーム内から追放されました
GMコールは一人の報告で警備員が一人現れます
なので最低でも同時に6人の人が一斉にGMコールをしてということになります
(もっと大勢がGMコールしたかもしれないけど)