6話 チュートリアル終了 そして・・・君の名は?
また・・予約ミスりました・・・
何か不備がありましたら・・チョクチョク直していきます・・・
[モンスターの捕獲に成功しました、戻りますか?]
あれ?
手元に石が戻ってこないと思ったら・・・どこかにいたモンスターにぶつかってたらしい
ん~~~
まぁしょうがないか
特に狙ってたモンスターもいなかったし、
最初のパートナーなんだからどんな子でもいいや
もふもふは他の子を捕まえればいいし(其処にはこだわる)
あ・・・
転ん格好のままだったので、立ち上がって
「すいません、僕はいつの間にかモンスターを捕まえてた見たいなので、先に戻ってますね」
「あっああ・・・・体大丈夫か?」
「はい、ちょっと衝撃があったくらいで痛みはないです」
「それはよかった、 けど・・・モンスターは残念だったな」
「別にコレって言うモンスターを狙ってたわけじゃないんで、大丈夫ですよ」
「かわいいらしいモンスターだといいな」
「これはコレで楽しみが増えたと思えば平気ですよ」
「まぁ、そんな考えもできるか、じゃあがんばれよ、俺はあそこの蛇でも狙ってみるよ」
「ではまた別のとこで会いましょうね」
一緒に居た男の人、[ライデン]さんに挨拶してから
はい のボタンを押した
〔おつかれさまでした〕
また最初の平原に戻された僕は・・・
〔では、最後にあなたが捕まえたモンスターに名前を付けてみましょう〕
そーいう言葉とともに突然白くなった[契約石]が目の前に飛んできたと思ったら
光とともに・・・・
一匹のウサギが姿を現した
これはラビットかな?
けど・・・
よく見ると、爪が血のように赤い
目も普通のラビットに比べるとより赤い目をしてる
これは赤というか・・紅色の瞳だ・・
何か突然・・・・
遠くの方から カタカタ ガタガタ ザワザワと・・なんかオフィス内の雑音のような音がしてくる
よく聞いてみると
「ウソだろ・・あれって、初心者エリアで一番レア度高いやつじゃなかったか?」
「あいつは・・うちらがテストした時も誰も捕まえられなかったやつだぞ」
「うそだろ・・・どーやったら捕まえられるって言うんだよ」
「能力底上げしてたうちらがぜんぜん捕まえられなかったのに・・・」
「あはは・・・他の6体も、もうちょっと難易度あげたほうがいいかな・・」
「そーだな」
「初日から全部捕獲されちゃったらしょうがないだろう」
「その前に、どーやって捕まえたら調べてみろ」
「はい」
「調べました・・・・が」
「うわぁー 」
「こりゃひどい」
「完全に横取りだな・・・」
「しかも逃げ足が速い」
「あんなやつもいるのか」
「初心者フィールドの当たり判定の見直しもした方がいいかもな」
「了解」
「流石のあいつも・・偶然飛んで来た石には反応できなかったか・・」
「あいつのパターンは一度止まって・・こっちが構えた瞬間にもうダッシュで逃げるのがパターンだったからな」
「最初から飛んで来た石には反応できなかったんだろうな・・・」
「これはしょうがないな・・」
「偶然ってコワイな・・」
なぜか・・運営の作業場と音声が繋がってしまってたみたいだ・・
「あのー」
「「「ん?」」」
「そちらの音声が繋がってるみたいなんですが・・」
「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」
「この子って、そんなレアなんですか?」
「どこのパソコンだ?音声ONになってるのは・・・」
ガタガタガタ ガタ ブツ
あ・・・音が消えた
うん・・・名前をつけるか
出て来たステータスを見ると
名前:
種族:ボーパルラビット
性別:♀
マスター:レン
HP:5
MP:5
筋力 5
防御 2
器用 5
素早 30
知力 3
運 5
スキル:[索敵][跳躍][必殺][暗殺]
だった・・
・・・最後の二つのスキルが怖い
ちなみに自分は
名前:レン
職業:テイマー候補
HP:10
MP:5
筋力 5
防御 5
器用 5
素早 5
知力 5
運 5
スキル:[支援][調合][錬金][採取][もふもふ]
パートナー:[ ]
こー見ると・・・素早さが物凄い それ以外は
体力が無いくらいで、僕とあまり変わらない
「あーあー、こちらGMのシステム担当マスターAと言うものだが」
何かお偉いさんが来たみたいだ・・
「先ほどのことは・・完全にこちらのミスだ、すまないが他言無用にしてもらえないか?」
「わ・・・わかりました・・・」
「ありゃー、完全なうちらの裏話だから、今この内容を話されたら騒ぎになってしまう」
「あと・・・口止め料ではないが、今回はこちらに不備があったためお詫びの品としてCPを1000P送っておくので使って欲しい」
「あ・・・ありがとうございます」
「あ・・・後一つ質問なんですが」
「ん?なんだ」
「この子がレアと言うことは」
「色違いのモンスターってレアじゃないんですか?」
「あー あれな・・・」
「あれは・・完全な囮だ」
「え?」
「確かに普段持ってないスキルを持ってるが・・ただそれだけの微レアモンスターだな」
あはは・・・・
「それに・・初心者フィールドでそんなレアモンスター出せるわけないじゃないか・・」
「あそこのモンスターはどんなレアでも外のモンスターに比べたら弱く設定されてる」
「まぁ・・逆に言えば、どんなモンスターでも愛情持って育てればいくらでも強くなってくれるってものよ」
なるほど・・
「わかりました、ありがとーございました」
「じゃあ、引き続きこのゲームを楽しんでくれ」
なんか・・完全に事務とかの人じゃなさそうだ・・・
ほんと開発のトップとかの人なんじゃないだろうか・・・
そんなことは置いておいて・・・
名前をどうするか・・・
ボーパルラビットだから・・・・
君の名前は[パール]にしよう
〔これで チュートリアルは終了となります〕
長かった・・・・
ほんと長かった・・・
ここまで来るのに一時間以上かかった
(特に初心者フィールドで時間かけ過ぎた)
〔では通常フィールドに送ります〕
〔モンスター・オブフォーチュンの世界にようこそ〕
光とともに、また例の浮遊感に襲われ・・
ガヤガヤガヤ ザワザワザワ
気がついたら、最初の町の噴水前にたってた
パートナーは・・・安定と実績?のウサギさんでしたw
そして・・・運営の裏事情も少し明かされました
激レアモンスターである[パール]は
他のモンスターに比べ合計ステータスが[+20]
普通は持ってないスキルが二つ持ってます
それ以外は普通のラビットと同じです
(普通の初心者フィールドのモンスターは(HP MPを除いた)ステータスの合計がプレイヤーと同じになってます)