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37話 男達の狂乱?

「うーん、君の名前は[スカイ]にしよう」


新しいパートナーの名前も決まった事だし、先に進むためにまずはセイフティーエリアのどこかいにるパール達を探さないと



おっ、ミドはもう一匹のベアとともに大勢の女性に囲まれていた


よく見ると、こんな大量にモンスターがいるのにベアはその二匹だけだった・・・

その為かミド達は人気があるみたいでいろんな人が押しかけているように見える



えっと・・・・メリーは・・・・ん~~流石にシープは数が多いだけあって見つけるのは大変だ

何とかマップのパートナーのアイコン(自分のパートナーはショートマップ内のアイコンで大雑把だがどこにいるか調べることができる)を頼りに探してみると


あーー、大量のシープに囲まれているメイプルさんのすぐ横でメープルさんにモフモフされていた




後はパールだけど


パールは大体いる場所の予想はできている


たぶん大量のラビットに囲まれているユエさんの周りにいると思ったのでそっちの方を探してみると


おや?


パールはユエさんではなく


なんと、スノーさんが優しそうな笑顔でパールを膝に乗せて優しく頭をなでていた






まずは、ミドがいるところまで行って、丁度近くにいたゴロウさんに


「ゴロウさん、そろそろ先に進まないといけないんでお先に失礼しますね」

と挨拶をすると

「あぁ、忙しいところ足止めさせちゃったみたいだね、でもよかったらまたこういうイベントをちょくちょく開催する予定だからよかったら参加してくれないか」

「ぜひ!!」

そして、ゴロウさんとフレンド登録をして、ミドの周りにいる人達に謝って一度ミドを石に戻して

そのままメープルさんにも挨拶をしてメリーも石に戻し・・・


あとは・・・パールは


「えっとスノーさん」

「なに?」

「そろそろ僕は先に進むんで」

「勝手に進めば」

「ゆーきー!!そんな言い方はないでしょ!!」


「えっと・・先に進むんで、スノーさんの膝の上にいるパールを返して貰うね」

そう言うと

「え?えっ?この子って・・・」

「うん、僕のパール」

そういうと、スノーさんは複雑な表情で


「モンスターに罪はない・・・モンスターに罪はない・・」

とぶつぶつと言い出した


「なんでスノーはレン君をそんなに警戒するのかしら」

「あははっ、やっぱスノーさんを無理やり[無限城]に連れて行ったのがそんなにトラウマになってたのかな?」

ユエさんとそんな会話をしながらも

スノーさんからパールをかえしてもらい






皆そろったので皆を再び呼び出して


「じゃあ皆に新しい仲間を紹介するね」

そう言って


「召喚:スカイ」


スカイを召喚すると・・・・スカイの石が光ったと思ったらその光が空に飛び

だんだんコケッコーの姿になり


その・・・で僕の頭の上を軽く旋回してパールの背中に着地


うん、スカイは空を飛んだ!!


[コケッコフライングLv7]

[コケッコーが空を飛ばないと誰が決めた!! 重力から開放されたコケッコーは力強く大空を舞い踊り鍛え上げられたその強靭な足で敵を叩きのめす!! 飛べないコケッコーはただのコケッコーだ!!]


スキルは[鳥目Lv1][連撃Lv1][蹴りLv1][飛行Lv1]


いろいろスキル持っているな

えっと[鳥目]と[連撃]はコケッコーが最初から持っているスキルで


鳥目:昼間は遠くまでよく見ることができるが夜になるとほとんど目が見えなくなる


連撃:一撃の威力は少し落ちるが連続して攻撃できるようになる


後は[Fフライング]で追加されたスキルで


蹴り:その名の如く足を使った攻撃で威力が上がる


飛行:空を飛ぶことができる


なるほど


コレを見るだけで[スカイ]の戦い方がわかるな


遠くにいる敵を[鳥目]で見つけて[飛行]で空から敵を強襲して[連撃]で敵を[蹴り]倒すと。


なかなか強そうだ


ステータス的にはまだレベルが低いということもあるが


攻撃力は思ったより弱い?パールより少し低いくらいだ

防御力に関しては・・・うん紙装甲・・パールより弱い

その代わり命中率と素早さはけっこうある

賢さは・・・まぁトリ頭と言うくらいだし・・・


全体的に見るとパール・・・・というかラビットに近い能力みたいだ


たぶん[蹴り][連撃]のスキルのおかげでラビットよりダメージは出せそう



皆さんと別れて山道を登り


おっ、山道にある岩の上にゴートの姿が

まだこっちに気が着いてないみたいなので

丁度いい[スカイ]の実力を見せてもらおう


「スカイ・・・ゴーー!!」


スカイはそのまま空高く飛び・・・ゴートの後ろからその頭目掛けて


ゲシゲシゲシゲシゲシッ


滞空しながら思いっきり両足でゴートの頭を蹴りまくった!!


そしてそのままゴートの頭を踏み台にまた空高く飛び出した!!


その一撃?でゴートのHPは半分消し飛んだ!!

(元々ゴートは攻撃力はあるが防御力もHPも低い)


もう一回旋回しながらゴートに襲い掛かり


今度は体に


ゲシゲシゲシゲシゲシッ!!


その蹴りを喰らったゴートは体制を崩してそのまま岩の上から滑り落ち光になって消えた・・・


うん、思ったより強い

 

と言うかあの蹴りと言うか踏みつけ?のスピードが速すぎる

一回に5~6回は蹴ってる

思わぬ戦力を手に入れて

少し浮かれながら先に進むと


うん、洞窟だ


確かここのボスは[ジャイアントモール]と言って巨大なモグラのモンスター・・・


即ち・・・洞窟の中での戦いになる

そうなるとスカイは[鳥目]の影響で戦えない・・・まぁしょうがない


僕が洞窟の近くまで行くと、洞窟の前には結構な数の男性・・・・の姿が

ここで臨時PTを募集しているみたいだ・・・が


何故か男性の姿しか見えない


そして僕が近付くとなぜかその男性達にいっせいに睨まれた?


僕が何かした?



ちょっとその勢いに少し引き気味になると


「おい!!皆やめろ!!」

「そうだ、これはショタ君のせいじゃないだろ!!」


そういわれた男性たちは一斉に顔を背け


え?



「えっと・・・僕が何かやってしまいましたか?」

そう聞くと


「あーー、すまんなこいつらは皆女性達が一斉にいなくなったせいで気が立っているんだ」


・・・


・・・・


あーーー・・・・


あのセイフティーエリアの外れの草むらでこっちを見ていた女性達・・・


「ショタ君、今まで北のセイフティーエリアでイベントに参加してただろ」

「はい」

「ここで戦闘の準備をしてた女性達はその情報を嗅ぎ付けて・・一斉にPTから抜けてそっちに向かっていきやがったんだよ」


なるほど・・・


「すいません」


「そっちが悪いんじゃない・・・勝手に向こうに言ってしまった女性達が悪いんだ」


代表?の人がそー言うと、周りの男性達も


「それもそうか・・」

「ショタ君はただイベントに参加しただけだもんな」

「勝手に行ったあいつらが悪いんだ」

「ショタ君ゴメンな」

「いきなりあいつらがいなくなって進めなくて気が立ってた・・・」



そう謝ってくれた


「こっちこそすいません・・・その女性達・・・」



「いつの間にか草むらの影からこっちを見てたので・・・・周りにいたモンスター達を差し向けてしまいました」


それを行った途端


「「「「「「ぶっ・・・あはははっはっーーーー」」」」」」


一斉に大笑い


「ショタ君よくやってくれた・・あははっはっはっ」

「いやーーさすがショタ君やってくれるよ」

「よくやったw」

「ざまあみろったんだ」


皆ほめて?くれた


「えっと、それでよかったらですけどどこかのPTに雑ぜてもらっていいですか?」

そー頼んでみると


「んーー、それわなーさすがに」

「いやまてよ、女性達はショタ君を追って向こうに行ったんだ」

「あー」

「ここでショタ君が他のPTで先に進んだとなると」

「あーーー、それはあいつら悔しがるだろうな」

「それはいいな」

「ざまあみろだ」


何か話の内容が怪しくなっていってる・・


「じゃあ、ショタじゃなくてレンだっけ?俺と一緒に行くか?」


そう言ってくれたのは、最初に助けてくれた男性

それはよく見ると


「あっガイアさん、いいんですか?」


ホムラさんの知り合いのゴーレム使いのガイアさんだった

「ああ、ショタ君といえば東のボスを最初に倒して昨日は西の塔のボスまで倒したって言うじゃないか、戦力的にも十分だ」


「あはは、他の人の助けがあったからですよ」


「それでもアレだけの事をできるんだ十分だ・・・いいよな?」

そう言って後ろの方にいたもう一人の男性に話しかけると

「そうだな、頼りにしてるぜ! あっ俺はコイツとPTを組んでる[ブラック]っていうんだよろしくな」

その男性は浅黒い肌のスキンヘッド上半身は黒いタンクトップで下は白いだぶついたズボンを履いてる

ちょっとごつめの男性だ正に肉体派の職人といった感じだ


話を聞くと、やはり[鍛冶]スキル持ちで[鍛冶]の為の材料の金属を手に入れるために来たとのことだ


それを見た男性たちは


「おおー、あのガイアさんとブラックさんにショタ君が加わるとか・・・コレで倒せなかったら誰が倒せるんだって感じだな」

「これは期待が持てる」

「がんばれよ」


その声援に

「おー任せておけ!!」

「モグラやろうなんて倒してやるよ!!」

「あはは、がんばります」

と一人そのテンションに乗れずに控えめに応えていると




「おっ・・向こうが騒がしくなってきた!!」

「女性達が戻ってきたか!!」

「ここはまかせておけ!!」

「早く先に進め!!」


何かおかしな話になってきた


「じゃあすいません皆さんお願い?します!!」

その場のノリに答え


僕たち三人はPTを組み先を目指す




あっ・・・戦闘の段取りとか決めてなかった・・・


まぁなんとかなるだろうw

[コケッコF]の[F]は[Flyingフライング]の[F]でしたw


いやー最近、イワン君は[アルバトロス]をゲットしたし

アインス君は[バット] グリーンさんは[スワロウ]をゲットして


そろそろレン君にも飛行系モンスターが欲しくて仲間にさせてみましたw


元々[コケッコF]は珍しいモンスターなのではなく

そこら辺の空を普通に飛んでるモンスターの一匹で・・・ノンアクティブモンスターなだけです

ただ・・・[コケッコF]はリンク特性があるので普通のコケッコーとの戦闘中にたまにリンクして上空から蹴りを喰らうプレイヤーはたまに見かけます


ちなみにグリーンことリンさんの[スワロウ]も村の周りならどこにでもいるノンアクティブモンスターで

他にもそんな飛行系ノンアクティブモンスターは数匹います


向こうから襲い掛かってこないから知られてないだけですwww

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