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28話 ショタブランド

思った以上に病気が長引いてしまいました

もふもふ


もふもふもふ


もふもふもふもふ


ん~~癒される



今、東の村の北に在る滝の麓にあるセイフティーゾーンにいる


一通りの採取と錬金、調合を終えて

錬金はLv10、調合はLv8、細工がLv6まで上がり

完成したのは[中級捕獲石☆3]×5[中級捕獲石☆6]×50[回復薬☆6]×10[回復丸☆5]×20後は材料があったが作ったことのなかった[解毒薬☆4]×20やここで手に入れた痺れ草を使って試しに作った[麻痺薬☆3 :体内に入ると痺れて動けなくなる粉薬]状態異常を起こす薬みたいなのだがいまいち使い方がわからない、武器に塗ればいいのか?それとも粉のまま相手の口に放り込むのか?

あと、痺れ草と薬草、水を合わせ[解麻薬☆3]と言う、麻痺を消す薬も作ることができた


その後一つ気がついた・・・ここには人がいない

ここはまだ昨日初めてボスが倒された場所の、しかもまだ掲示板にも情報がでていない場所だ

(滝以外何もないけど)

ここならいつも気がついたらいる、あの女性達の事も気にしないで休むことができる・・・



と言うことで最初に戻る



もふもふ


もふもふ


ふぅ~~堪能した


本日のもふもふ成分の補給は完璧だ


気がついたら、もふもふだけで2時間くらいやってた

丁度いいので一度ログアウトして夕飯の準備でもするか



夕飯を食べ、軽く掲示板をチェック


うん、某掲示板ではショタ君はどこだとか、東の村にいるみたい誰か行ける人がいないかなど捜索がされているみたいだ・・・・あそこが見つかるのも時間の問題か


後は、東の塔への道では最初はワイルドウルフやゴブリンなどが出現してそれほど苦戦しないらしいが

その先にでる牛のモンスターバッファローに阻まれて先に勧めていないようだ


西は・・村の先の塔の周りには大量のベアがいてあまり近寄れないらしい・・・ベア三匹なんて無理だーーーとか書かれてる


ログインして


塔の方はまだ後でよさそうなので、まずは川の南の方を見てみよう


帰り道に出て来る、キラービー、ワイルドウルフ、オッター、アローフィッシュを(パールが)殲滅しながら・・って、しれっと新しいモンスター倒してるみたいな・・・・まぁいいか


[アローフィッシュLv8]は飛び魚のように長い胸ヒレを持つ川魚で川から飛び出してこちらに突進をしてくる、しかし体は小さいしスピード出して突進するのにけっこうためが必要らしく避けられるとふわふわと空中を漂いながらこっちに標準をあわせ、3秒くらい溜めてからまた矢のような突進をしてくる

なので、避けてしまうと倒すのが簡単みたいだ

そんな敵を倒しつつ、村の前の道を越えて南に進むと

畑の先に見えるのは田んぼだ


豆、麦、米などを作っているみたいだがはやり、一番端の方にあるいくつかの田んぼは何も植えられておらずドロの沼みたいになってる

その手前には立て看板があり

[この先、マッドの群生地になってしまっているため危険]と書かれている

やっぱり、マッドも田んぼは居心地がいいみたいだ


まぁ、今は倒す気ないの出先に進んで行くと、軽い上り坂がありその先には一本の木が

その周りがセイフティーゾーンみたいなので行ってみると

木の先はそのまま崖になっていて下はそのまま湖だ

この切り立った崖は下りれないし飛び降りるにも高すぎる、この先はいけないみたいだ

採取もしてみたが、取れるのは薬草、毒気し草、痺れ草のような草しか取れない


しかし、ここは湖の方から来る風が気持ちいい

湖の方を見ると左下の方には浮島のような小さな島がいくつもありその島を蜘蛛の巣の様に橋がかけられその島にいくつか建物が立ってるあれが南の村みたいだ

そして村の先には石造りの立派な橋が立てられていてその先には塔が立てられている島がある


それにしても、ここからは湖が一望できるいい場所だ

今度ここでもふも・・一休みするのもいいかも


いつまでもここにいるのもなんだし

出て来るモンスターを倒しながら戻る

ちなみにここに出て来るモンスターは

群生地があるせいか[マッドLv10]沼地がいいのか[フロッグLv10]やドッチボールほどの大きさの丸々太った二枚貝[シェルLv8] 後はとがった目、鼻をした緑色の肌と頭に小さな角を生やした子供ほどの大きさのモンスター[ゴブリンLv8]などがいた

ゴブリン以外は急所隠しを持ったパールとは相性が悪いモンスターばかりだ

(ゴブリンはパールが首を落としました)

ゴブリン以外はミドとメリーが対処しつつ一度村に行き


プランさん達料理スキル持ちの人のために調味料と小麦粉を買っておく

20個づつ買えばいいかな?


あらためて村の見るが

ちらほら、ボスを倒したらしきPTの姿が見える


その中には、橋をわたる前に声をかけてくれた人の姿も見えた

あの人達もボス倒せたんだ




調味料も買ったし、いつの間にか受けてたクエストも達成してたので一度町に戻ろう




橋を渡ると何時もの如く一斉にこっちを見られたりするが、僕だとわかると自分の作業に戻っていく


向こうの女性は何かメールらしきものを書き込んでるように見えるが・・・


橋の前にいる人達は大体がボス前の最終確認などの準備をしてる

他には臨時PT募集なんかもしてるみたいだ


そのままこの場所を離れ、予定通り町の商業ギルドに行ってブランさんの買取で調味料を買い取ってもらおうとしたら後ろから


「ちょっとすまない、ショタ君に少し頼みがあるんだがいいか?」

と言う声が聞こえたので振り向くと

そこには、黄色っぽいオレンジ色の髪を中分けのリーゼントっぽい個性的な髪型の男性が


「えっ・・・えーーっとどうしました?」

あまりのインパクトにちょっと引き気味に答えると

「あはは、いきなりですまんな、俺は[松葉ウニ]一応このゲームで料理人を目指してるんだが」

料理人さんだった、と言うかその髪形はウニをモチーフにしてたのか・・・

よく見ると服装も真っ赤はハッピに下は膝上までしかない白いズボン

ちょっとチャラい祭り男といった姿をしてる

ちなみにハッピの下は何も着てない


「えっと調理人さんと言うと、調味料ですか?」

「おう、料理人としては調味料が無いと何も始まらないんでな、特に醤油や塩は無いと話にもなりゃしねー」

たしかに

「今一応ブランさんに買い取ってもらうのでそこから分けてもらっていいですか?」

いちいち一人ずつ相手にしてたらキリがなさそうなのでそー言うことはブランさんに任せようと思ってる


「それなんだがな、ブランちゃんが悪いって訳じゃねーんだが」

何かわけがありそうだ

「ショタ君は、いま自分の置かれてる状況ってわかってるか?」

ん?

「確かに目立ちすぎてるような気もするけど」

そう言うとウニさんは軽くため息を付き

「一部と言うか大体の女子たちはショタ君と言う名前だけ、ショタ君ブランドと言うか、それだけで女子が一斉に集まってくるんで、もし今ブランちゃんに調味料を売ったとしても・・その調味料は集まった女子達に全部分けられてしまって、うちら男料理人連中にゃ回ってこないんだよ」

な・・なるほど・・・

勝手にブランド化されてた

そういえば、アヤメさんに買い取ってもらった時も周りにいた人達は皆女性だったような

影響がありすぎるのも問題だ


「だからすまねぇが、いち早く調味料手に入れるには直接交渉しかなくてな、すまねぇがお金は出すから譲ってもらえねーか?」


よく見ると周りの女性からにらまれてますよ

男性からは、同意といった感じの反応をしてる


「わっわかりました、それだったらこちらからも頼みがあるんですが」

「できることなら何でもやるぞ?」

「今買ってきた調味料一式の半分を渡しますので、男性調理人の人たちに分けてもらっていいですか?」

そういうと

「おぉまかせとけ、この俺が責任持って分けてやるよ」

交渉成立したので

調味料一式と小麦粉を半分の10セットと、ついでに[アローフィッシュ]のドロップの[小魚☆2]も買い取ってもった

「おう、もう魚も手に入るんだ」

その言葉に周りがざわつくが

「東の橋渡って、川縁をあるいてたら出て来るモンスターのドロップです」

「なるほどなー、ボスの先に行くと魚も手に入りそうだな、こりゃ南が期待できる、いい話を聞けたありがとなー」

そのあと、フレンド登録もして別れ


残りの調味料をブランさんの買取に入れると

ブランさんから

『レン君ありがとね、ウニさんの話は聞いたよ、こっちも助かるから何かあったらウニさんのほうにも売って上げてね』

と言うメールが来た

流石に連絡が行くのが早い、


次は、協会で受けたクエストの報告があったのを思い出し向かおうと思ったが

そういえば商業ギルドのクエストってやったことなかったのを思い出し

クエスト掲示板を覗いて見ると

今持ってるアイテムで報告できるクエストがけっこうある

確か掲示板でも商業ギルドのクエストをやってランクをあげるといいことがあるって書いてあったし

えっと、なになに?

[ウルフの肉採取][カエルの肉採取][ワイルドウルフの毛皮採取][毒針採取]後はマッドのドロップ[ドロ採取]や[オッターの皮採取][シェルの剥き身採取]などなど

いろいろあるな、報酬はちょっと安めだけど安定したお金がもらえるらしいのでそろそろ人気はあるらしい(買取だところころ値段が変わっていくから気がつくとものすごく安くなってしまうということもある)


アイテムを持ってる採取クエを受けて、次々と報告をしていくと

「おめでとうございます、レン様の商業ギルドランクがFランクに昇進いたしました」

5つ目のクエスト報告でランクが上がった

村の周りのモンスターの採取クエストをしたのがよかったのかも

合計10個のクエストを報告して


次は協会のほうのクエストを報告

「おめでとうございます、レン様のテイマーランクがEランクに昇進いたしました」

こっちのランクも上がった

職業が[一般テイマー]に変わった


次は、ちょっと西に行ってみようかな?


実際に向こうのボスはどんな感じなのか見たいし

もしよかったら臨時PTに入れてもらうのもいいかも


そう思い、西の門を抜けてセイフティーエリアまで行く

そしてそのまま西の奥に進もうとすると


うん、出現率は低いくせに遭遇率はかなり高い[ベア]だ

けど・・・誰か女性が戦ってる

女性のパートナーはラビットみたいだ

しかし次の瞬間


ベアがラビットを攻撃しようとした瞬間ラビットは攻撃を避けながら右の木陰に隠れ

ベアがそっちの方向に向いた途端その後ろからラビットが飛び出し攻撃

ベアが振り向き攻撃しようとした時にはもう既にに左の草の中に逃げ込み

ベアがそのまま振り向くと今度は右の木の上からジャンプ攻撃


うまい・・・というか

早過ぎの様な

ラビットが隠れた次の瞬間にはもう既にまったく逆の方からでてきて攻撃してる

攻撃のスピードはパールに比べてかなり遅いんだけど

隠れてから出て来る間のスピードは驚異的過ぎる


ベアのHPもかなり減りそのまま倒せるかと思ったが

流石のベアも慣れてきたのが


ラビットが左後ろに逃げた瞬間ベアがくるっと後ろを振り向き右手前からでてくるラビットに向かって

カウンター気味に一撃


しかもあれは[重撃]スキルが発動している


ベアの攻撃をまともにくらったラビットはそのままマスターの女性に向かって飛んで行き

あっ

ぶつかった


弾き飛ばされたラビットはそのままHPがなくなり光になって女性の持ってる石に吸い込まれ

女性は即死はしなかったがHPバーが真っ黒瀕死状態になり

しかも一撃で大ダメージ受けた時にたまになる状態異常[気絶]状態になってしまった


これはまずいと急いで駆け寄り

「パール、ゴーー!!」

待機させてたパールに頼んでベアの首を切り落とした


周りに敵がいないのを確認して

このままではまずいのでまだ近くにあるセイフティーエリアまで運んで


軽く頬を叩きながら

「大丈夫ですかー」

と呼びかけると

「うぅ・・・ううっ?」

薄く目を開いたと思ったら

「うぅっ・・・かわいぃ・・・?」

ん?

女性は寝ぼけているのかこっちを見た途端、まるでぬいぐるみを抱くようにこっちに抱きついてきた

「むにゃ、きもちいぃ~~」

じょせいのむねが~~~ むねが顔に当たってる~~

「ちょっと、僕はぬいぐるみじゃないですって~~」

体を動かしながら抵抗をしてると

ビービービー

[ハラスメント行動が確認されました報告しますか? はい いいえ]

ハラスメントコールまででてしまった


何とか、いいえを押すと


「んぅっ、ここは・・・?」

女性の意識がはっきりしてきたみたいだ

「すいません、離して貰っていいですか?」

そう言うと・・・


「きゃっ・・・ごっごめんなさ~~~~~いっ」

あわてて飛びのくように離してくれた

「あっははっ大丈夫ですか?」

女性は顔を耳まで真っ赤に染めて

「ごめんなさい、私は大丈夫」

そう言って真っ直ぐ立ち上がり謝ってくれた


改めてみると

ちょっと釣り目がちの表情は柔らかいがちょっと気の強そうな顔をした深い紺色の背中まで伸びたストレートロングが綺麗なリンとした女性だ

しかし、今は落ち着いたように話そうとしても顔がまだ真っ赤なままなのでちょっと台無しだ


「そういえば名前名乗って無かったわね、私は[ユエ]助けてくれてありがとう」

「僕はレンです」

そう話してると

森の茂みの中から一匹のラビットが


「ピョンスケ、無事だったんだよかった」


あれ?ユエさんのラビットってさっきベアに弾き飛ばされて倒されたような


「そういえばこれから大丈夫ですか?町まで送りましょうか?」

パートナーが無事だったとしてもまだちょっとふらついてそうなので聞いてみると


「大丈夫、さっきベアと戦ってる時に知り合いに連絡しておいたから、そろそろ着てくれるはず」

なるほどあらかじめ助けを求めてたんだ


と、不意に町のほうを見てみると


町のほうに続く道の端の木の陰に

「あれ?スノーさん?」

僕が見つけると、おびえたような表情で木の陰に隠れてしまった


「え?スノーが来てくれたの?ってレン君、スノーと知り合いなの?」


「ユエさんの知り合いってスノーさんの事だったんだ」


うん、こんなやり取り前もあったような・・・


もふもふするのは慣れてるレン君も、されるのは慣れてなかったようですww


8/1日)コッソリ先のストーリーの変更に伴い訂正をしました^^;

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