22話 森のクマさんと眠りショタ
今回は久しぶりのゲーム内の話なのに短めです^^;
家に帰った後
父親と電話で話し、年末と年明けの予定について話し合った
年末には外国で働いてる母親も帰って来て年明けに三家族合同の温泉旅行に行くのが毎年の恒例行事になってる(自分は行かないが)
その後、少し休んで夕飯を作って食べ
パソコンで、公式や掲示板をチェックしながらコーヒーを飲んで
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さて、昨日は雪さんことスノーさんの事があってゴートを捕まえ損ねたので
今日は西の鹿のモンスター[ディア]を探してみようと思う
西は前回来たときはパールの大暴走でハッキリと姿を見る前に倒されてしまったので
今日はメリーだけを呼び出し先に進んでいく
西の奥、森の中を進んでいくと
くまさんに出会った・・・って
ベアの出現率おかしく無いか?
けど
あれ?
あの後姿ベアだよね?
動く気配が無いので、ゆっくり回り込んでみると
寝てる?
ベアはその巨体を丸くして眠っていた
これは
これはチャンス
あの毛並み、はじめて見た時から気になっていたんだよね(そっちか(笑))
けど、相手はこのフィールド最強のベア
目を覚まされたら確実に終わる
メリーを巻き込むわけには行かないのでメリーを石に戻し
死に戻り覚悟で
ゆっくり・・・
ゆっくり・・・
寝てるよね?
恐る恐るベアの毛に触って見る
うわっ、ちょっと毛は堅いがさらさらして
これはコレで気持ちいいかも
もう我慢できない
ゆっくりと体ごとベアの体毛に抱きついて
あー・・・幸せ・・・
そのまま、意識が遠のいていった
・・・・
・・・・・
・・・・・・
いつまでこうしてたのか
気がついたら
あれ?僕寝てた?
メニューの時計を見ると
あちゃ、2時間は眠ってた
そして・・・恐る恐るベアを見ると
うん、起きてる
目が合ってしまった
目が合ったとたん、ベアが口を開きかけたので
クマさん、触らせてくれてありがとうの気持ちを込め
アイテムから、ハチミツを取り出しベアに差し出すと
ベアはその手で器用にハチミツ(何故か壺入り)を掴み
ゆっくり壺に手を突っ込みハチミツを舐めだした
あれ?
これはまだいけるかも
ベアは大人しくハチミツを舐めてるのでこっちも
もふもふ
もふもふもふ
もふもふの続きを楽しんだ
[もふもふのレベルが20超えたので[癒しの手]が使えるようになりました]
いつの間にかもふもふのレベルがだいぶ上がってた
なになに[癒しの手]
[パッシブスキル:、敵、味方問わずもふもふした相手のHPを少しづつ回復していく]
おー、回復系のスキルか、しかもパッシブだから自動発動
もふもふすれば皆元気になる
これはいいスキルだ
そんなもふもふしながらスキルをチェックしてると
ベアがハチミツ食べ終わった
名残惜しいがここまでかな
攻撃してくる様子が無いので
ゆっくり離れようとすると
ベアが何か催促してくる
ん?
もっとハチミツかな?
そう思って取り出すと
違うらしい
もしかして・・・石?
下級捕獲石☆6を取り出すと
ゆっくり近寄り
ベアは石に触れると、光と共に石に吸い込まれ
[ベアをゲットしました、名前を付けてください]
あれ?ベアゲット
名前はどうするか、ゲットするつもりなかったので悩む
性別は♂か・・・
クマベス?
流石にソレハダメだろう
うーん
お前の名前は[ミドヴェーチ]
愛称:[ミド]だ
これはロシアでの熊の呼び方で[蜂蜜を食べる者]と言う意味らしい
(ロシアでは熊は実際の名前で呼ぶと出会ってしまうと信じられていている、そのため遠回しにそう
呼んでるらしい)
ハチミツをあげて仲間になったのだからこれ以上の名前はない(はず)
さて、思いのよらず新しい仲間が出来たので
本来の目的・・・[ディア]を探すか
あれ?
よく考えると
僕がディアを仲間にする目的は
うちらの攻撃力不足を補う為
うん、ベアが仲間になってくれた今、ディアを仲間にする必要がなくなったのでは?
両方捕まえる手も考えたが
ベアのミドがいてくれれば十分のような
流石に今日は疲れているみたいだ
今日は町に戻って落ちて寝ようかな
一部ご指摘により、ベアの名前を少し変更しました




