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13話 電話と会社の裏事情

ゲームの外のお話になります


ほとんど会話だけですが^^;

「わっはっはっはっはっーー」


ゲーム終わらせてメールを確認すると親友の蓼丸たでまる はじめから気がついたら電話しろと言う連絡が来たので電話したら、いきなり笑われた


「電話しろって言ったのはそっちだろ、なぜ笑う」


「だって、だって、噂のショタっ子ってオマエだろ」


「まぁ、VR本体をジローのとこの中古屋で買ったのが悪かった」

ジローの中古屋とは、僕やハジメの昔からの親友[鈴木 二郎]の父親が経営しているゲームショップの事でゲーム買うときはネット予約意外だと大体はここで買ってる


「ケチったお前が悪い、それにしても性別が変わるってのはよく聞くけど、身長が縮むなんてバグは初めて聞くな」

「なんか、前の人の体長データの一部が残ってたらしくて、それに僕のデータに合わせてあんなになっちゃったらしい」

「なんなんだかな」


「まぁ、最初は身長だけだからいいやと思ってたんだけど・・・」

ふぅっ、とため息をこぼし


「あんな騒ぎになったと」

「そう、しかも動画に取られてそれが物凄い勢いで広まっちゃったからね」

「腐女子釣りまくってたな」

「言うな、おかげで見たくないものまで見てしまった」

「なんかあったのか?というか・・・桜さんか」

「あぁ、ハジメも見たのか?」


「美少女掲示板覗いてたら見つけた」

「まだゲームもやってないのに何見てんだよ」

そんな掲示板があったんだ、というか定番過ぎるな

無い方がおかしいか


「けど、このゲームの美少女掲示板ってショタ掲示板におされ気味なんだよな」

ぶっ

「ショタって・・・・間違いなく僕の事だよね?」

「そうだな」

「怖くて見れないけどそんなすごいのか?」

「ものすごいな」

うわぁーーこわい、ほんとに女の子って怖い



「それはそうと、明日朝よかったら一緒にジローんとこ付き合ってくれないか?」

「ん?いいけど、何かほかに欲しいゲームあるの」


「いや、さっきジローから連絡あってちょっと訳ありの[モンスター・オブ・フォーチュン]の中古を入荷したから買わないかって言われたんだ」


「それって今日サービス開始したばかりじゃんか、何でもう中古で出てんだよ」

「知らないよ、それに中古といえ今までいいソフトが入っても言ってきたことなかったのに、いきなり連絡が来るとか、何か怪しくてな」


「訳ありってのが気になるけど、たぶんダブりとかではなさそうだな」

「もしかしたら一度入ったソフトかもしれないな」


一度プレイしたソフトだと、一度データ消さないとプレイできないし

データ消すとペナルティーで三日間そのゲームができないとかあるゲームも多い


「そういえば、このゲームは消去ペナルティーのことは書いてなかったような」

そう言って、パッケージやパソコンから電子説明書を出して調べてみたがそんなことは書いてなかった


「それだったら中古買ってもすぐにプレイできるかもな、買うか」

「ジローの事だから、買い取った後に問題が見つかって他の人に売れないから連絡した、とかありそうだな」

「まぁ、ゲームさえ出来れば何でもいいや」

「それ、昨日の僕だから」

「あっははは、そーだな、流石にゲームソフトは平気だろ」


「けど・・・使用済みの中古だったら物凄くいやな予感するんだが」

「ん?なんで?」

「いや、ゲーム初日にいきなり売るような人で思い当たるのが一人しかいない」

「誰か思い当たるやついるのか?」


「レアハンターユージ」

「ぶっ」



「さっ、さすがにこの近くにそんなやつ住んでるわけ・・・ないよな?」


「わからないよ」


「いやな事言うなよ」


「その可能性があるって話だよ、まぁ明日行ってみればわかるよ、一緒についてってあげるから

「さんきゅー、じゃあ明日10時な」


「OK」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


とある高層オフィスビルの広々としたフロア


カタカタカタとパソコンの音が響くこの空間


「ふぅ、何とか正式サービス初日が終わったな」


ここで[モンスター・オブ・フォーチュン]の開発、運営、管理などをしている


「まだ初日だぞ、これから毎日続いてくんだぞ」


「まぁそーなんですが、今まで作り上げたものがついに始まったのかと思うと・・・・それにあいつのこともあるし」


「まっ、まぁそうだな、それにしても初日から色々あったな」

「まぁ大体があの問題児とバグ少年関係ですね」

「そうだな、でもあの少年のおかげでだいぶ助かったのが事実だし」

「掲示板でも、あの書き込みのおかげで、あの苦情メール問題や初心者フィールドに張り付いてた連中に関してもだいぶ助かった」


「そうだな、あの書き込みのを見た連中が一気にそこらのモンスター捕まえだしたのは見てて面白かった

な」


「情報ってのは、隠しとくだけじゃだめなんだよ、時には出さないと」

「あっ、チーフお疲れ様です」


「おう、でどうだ、あれからなんかあったか」

「特に無いですね、順調に進んでます」


「ベータの時は捕獲石を作れる人がでなかったからまだ先かと思ってた牧場システムのことなんですが」

「あぁ、あれか・・・たしかに、あれもあの少年が広めたんだったか?」

「えぇ、おかげで今北平原が人であふれてますね」


「あの少年も、話題が尽きないよな」

「えぇ、あの例のウサギを捕まえたことと言い、マナー違反者の摘発、捕獲石の製造方法の発見と、まぁ捕獲石の造り方は難しく無い筈だったからいずれ見つかるとは思ってましたが」


「むしろ、ベータ連中が見つけられなかったのが不思議なくらいですよ」

「あいつら、錬金を別のものと勘違いしてたからな、薬草を煮出して魔力石を入れてたのを見たときには何作るつもりなのかと思ったが」


「まぁ、他の製造も順調に見つかってるんだろ」


「はい、鍛冶もやっと青銅インゴットが作れたみたいです」


「よしよし、順調じゃねーか」


「例のウサギの事といい、あいつにも教えてあげたいですね」


「あぁ、明日だが朝ちょっと、あいつんとこよってくるから来るんで、遅れるからよろしくな」


「はい、わかりました彼にもよろしく伝えて置いてください」


「わかったよ」


あからさまにこれからの複線を色々突っ込みすぎました^^;


(親友のジロー君とか、中古ソフトによるハジメ君の参戦、ゲーム会社内の[あいつ]などなど)


今後重要なキャラが次々と出て来る・・予定?


ちなみにマスターAの正体はチーフディレクターさんでしたw

(このゲーム開発のトップ)

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