進軍
ドラゴンを振り切った一行は、遺跡のダンジョンを出た。
師匠:「はぁはぁ、な、なんんとか、逃げ切ったようじゃな」
魔女:「扉を閉めましょう」
タッタ(닫다)閉じる
遺跡の扉は閉まり青い光が隙間を埋めゆっくりと光は消えていった。
弟子:「こんな扉を閉めるだけで大丈夫何ですか?」
魔女:「とりあえず、大丈夫よ」
フルカス:「我々の使っている魔法は、ドラゴンが使っているモノとは違う、そう簡単には破れん」
弟子はそんなモノなのか?と思いながら話を聞いていた。
盗賊:「それより、戦士の手当てを」
魔女:「そうだったわね」
魔女は戦士の胸に手をかざし唱えた。
チユ(치유)治癒
戦士の傷口が塞がり、意識を回復した。
盗賊:「大丈夫か?」
戦士:「ああ、なんとかな」
フルカス:「派手にやられたな」
戦士:「いきなり、あんなのに出会うとは思っていなかったからな」
魔女:「遺跡が活性化しているようね」
フルカス:「ドラコニアンの復活といったところか・・・」
魔女:「もどってソロモンに報告しないと」
ヨルレラ ゲイトゥ・・・
열여아 게이트
開けゲート・・・
師匠:「待ってくれ!」
師匠は呪文を遮って、話しかけた。
師匠:「何が起こっているのじゃ?」
フルカス:「我々では、どうすることも出来ない事が始まろうとしている。」
盗賊:「この国から離れた方がいい」
戦士:「だそうだ」
キルト(길드)ギルド
魔女は詠唱を終わらせゲートを開き、ゲートの中に消えていった。
弟子:「師匠、どういうことですか?」
師匠は厳しい顔をして答えた。
師匠:「どうも戦争が始まるらしい」
弟子:「え!わけがわかりませんよ」
師匠:「古代に起こった戦争がまた起ころうとしておる」
弟子:「ど、どういうことですか?」
師匠は大昔に起こった古代戦争の事を話した。
かつて、この地でドラコニアンと海の一族との戦争があったとこ。
長い戦いの末、海の一族は破れ、海で長い眠りについた。
そして、勝ったドラコニアンも痛手を負い地中で眠りについた。
弟子:「その話は本当ですか?」
師匠:「真偽はわからんが、古文書に載っている話じゃ」
弟子:「では、本当ではない可能性が高いですよ」
師匠:「なぜ、そう言いきれるのじゃ?」
弟子:「・・・」
師匠:「魔女さんたちもワシと同じ考えじゃと思うぞ」
弟子は師匠や魔女たちの言動を見ても、まだ実感は持てなかった。
弟子は、光る石をもって街のギルドにやってきた。
街の中もいつもと変わらず、平和そのものだった。
弟子:「師匠は、あんなこと言ってるけど本当なのかなぁ・・・」
師匠は、ダンジョンから帰った後、ドラコニアンと海の一族に関連する古文書を読みあさっていた。
弟子は、光る石を500ゴールドと交換し街を散策していた。
すると街の警鐘が鳴り響いた。
ガーン、ゴーン、ガーン、ゴーン
街の人たちが騒ぎだした。
「どうしたんだ?」
「なにかあったのか?」
・・・ザワザワ・・・ザワザワ
しばらくしてアナウンスが流れた。
「住民の方は城へ避難してください」
いまいち、ピンとこない街の人々だったが、城壁を守る兵隊たちも騒ぎだしていた。
兵隊:「なんだあの軍隊は・・・」
城壁の彼方に、軍隊の姿があった。
しかも、その軍隊は人間ではなかった。
軍隊は槍を持ち、ゆっくりゆっくりと街に向かってきていた。
弟子:「はやく、師匠に知らせないと」
弟子は急いで師匠の家へ向かった。
師匠の家についた弟子は、慌てて扉をあけ家に入り込んだ。
弟子:「師匠大変です!」
師匠:「どうしたんじゃ?」
師匠は、読んでいた本に顔を向けながら、眼鏡ごしに上目使いで弟子を見た。
弟子:「師匠、大変ですよ!、半魚人の軍隊が街に向かってやってきます」
師匠:「いよいよか・・・」
弟子:「落ち着いている場合じゃありませんよ」
師匠:「こりゃ、この国から離れた方がいいかもしれんな」
そういいながら、師匠は荷物をまとめだした。
弟子:「ええ!・・・師匠、この街の人たちを見捨てるんですか?」
師匠:「まぁ、街は大丈夫じゃろ」
弟子:「大丈夫じゃありませんよ、軍隊が攻めてきてるんですよ」
師匠:「大丈夫、大丈夫、やつらは街には行かんよ、遺跡のダンジョンに行くんじゃ」
弟子:「え、で、でも・・・」
師匠:「やつらは、遺跡のダンジョンのドラコニアンどもと一戦するつもりじゃ、お前も行くぞ」
そういって、師匠は家から出ていった。
弟子も師匠の後を追い家を出る。
弟子:「どこに行くんですか?」
師匠:「しばらく、やつらの戦争から離れるだけじゃ」
ヨルレラ ゲイトゥ エルプ スー
열려라 게이트 엘프 수
開けゲート!エルフの森!
師匠はゲートを開くと、さっさとゲートの中へ入っていった。
弟子も慌てて、ゲートの中へ入る。
つづく




