消える硬貨
家へ向かう帰り道、アースエレメンタルも消え、弟子のマヒも治っていた。
弟子:すみませんマヒしてしまいまして・・・。
師匠:大丈夫じゃ、硬貨も無事発見できたしな。
弟子:姿を消していたハズなのに見つかるなんて・・・。
師匠:ああ、隠れた状態から攻撃をすると姿を消す魔法の効力は消えるのじゃよ。
弟子:え!ずっと消えたままじゃないんですか?
師匠:そうじゃな、消えるマントとかのアイテムだと、ずっと消えることが出来るが、
一般的な魔法は相手を攻撃すると効果はなくなるな、それかもっと強力な魔法だと
効果はつづくかもしれん。
弟子:姿を消して攻撃が続けられると便利なんだけどなぁ・・・。
師匠:相手も同じことをしてくると思うぞ。
・・・沈黙
師匠:そうそう、ちゃんと硬貨も見つかったぞ。
弟子:おかしいなぁ、僕の予想だとダンジョンの効果はすべて無くなっているはずだったんだけど。
弟子は師匠から受け取った硬貨を見つめながら呟いた。
すると、硬貨がひとりでに中に舞い、消えた。
目を真ん丸くする師匠と弟子
師匠:だれかいるぞ!
ムスプル ポヨラ!
무습을 보여라!
姿をみせろ!
弟子:一瞬、なにか少し見えました!
師匠:ただの魔法ではないようじゃ、強力なアイテムか魔法じゃな。
弟子:追いましょう。
師匠:無駄じゃ、相手の方がはるかに強力な魔法で太刀打ち出来ん。
師匠と弟子は、家に戻り作戦をたてることにした。
弟子:硬貨を奪った人物は、水掻きの男と透明な何か、でもダンジョンの中には硬貨は残っている。
師匠:なぜ硬貨を奪うのか?ダンジョンの帰りをつけられた?
こりゃ当分、硬貨を両替することは出来なくなりそうじゃ。
弟子:それなら、なにか町からクエストが出てるんじゃないですか?
硬貨を奪う犯人を見つけるクエストとか。
師匠:では、明日は町のギルドに行ってみるとするか。
つづく




