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師匠と弟子

色々と間違いも多いかと思いますが、楽しく書いていければと思っています。

宜しくお願いします。

クプタ!


老人は薪に向かって叫ぶと、薪は燃え出した。

それを見ていた少年がこう叫ぶ、師匠すごいですね!


師匠:フォフォフォ、魔法が使えると便利だぞ。

弟子:どうしたら師匠のように魔法が使えるようになるんですか?


師匠:そうじゃのう、歯磨きをするように修行をすることじゃ?

弟子:歯磨きをするように?

師匠:そうじゃ、歯磨きをするように修行をするのじゃ。


弟子が良くわからない顔をしていると、師匠は続けてこう質問した。

師匠:歯磨きをしないとどうなる?


弟子はしばらく考えてこういった。

弟子:口が臭くなる

師匠:ちがう!


師匠:歯磨きをしないと、口の中がネバネバしてきて、歯を磨きたくなるじゃろ。

弟子:はぁ・・・。


師匠:つまりじゃな、毎日歯磨きをしていると、歯磨きをしないと気持ちが悪くなるのじゃ。

それと同じように、修行も毎日続けるのじゃ、そうすると修行をしない日があると気持ちが悪くなって修行をしたくなるものなのじゃ。わかったか?

弟子:・・・わかりました。


師匠:よろしい!それでは弟子よ、お前にこの初級の魔導書を渡そう。

弟子:なんですか、この見たことのない文字は!

師匠:これが、魔法文字じゃ

弟子:こんなの読めませんよ!

師匠:じゃろうな・・・だが心配する必要はない。

お前のために特別な表を用意しておいた。


そういって師匠は弟子に紙を渡した。

その紙には、この国の言葉と魔法の言葉がついになって表示されていた。


弟子:なるほど、「あ」は魔法文字で「아」こう書くのか。

じゃあさっき師匠が唱えた呪文は?


師匠:「クプタ」は「굽다」こう書くのじゃ意味は「焼く」じゃな。

弟子:おお!・・・と言うことは、

魔法文字以外に、意味と対になる魔法の言葉も覚えないといけないの?


師匠:そうじゃ。

弟子:大変じゃないですか~。

師匠:魔法使いになるのは大変なのじゃよ。

弟子:魔法使いになるのやめようかなぁ・・・。


師匠:大丈夫じゃ、お前の様な奴のために良いものがある。このスクロールじゃ!

弟子:スクロール?

師匠:巻物じゃな、この中に先程の魔法文字を封印してある。

これを目標に向かって読み上げると魔法が発動する。簡単じゃろ。

まぁ、一度使うと無くなってしまうがな。


弟子:これは便利ですね。

師匠:うむ、10ゴールドじゃ。

弟子:え!金とるんですか!

師匠:当たり前じゃ、この巻物にインク、どちらも魔法がかかっとるのじゃぞ。


弟子:そんなぁ~

師匠:弟子よ、先程渡した初級の魔導書を使って自分でスクロールを作ってみるのはどうじゃ。

そうすれば、魔法文字が覚えられる上、作ったスクロールは売ればよい。

弟子:それは名案ですね!


弟子は魔法の巻物とインクを買ってきて、初級の魔導書を見ながらスクロールを作っていった。

そして数日後・・・


弟子:師匠どういうことですか!

スクロールがほとんど売れませんよ!

師匠:まぁ仕方あるまい、魔導書を写すだけのスクロールは、魔法使いを目指すものは皆やっておるからな、ライバルも多い。


弟子:じゃあどうするんですか、この余ったスクロール!大赤字ですよ!

師匠:う~ん、そうじゃなぁ~、よしその余ったスクロールを武器にダンジョンに行って稼いでみるか。


こうして、ダンジョンへ行くことになった師匠と弟子であった。



つづく

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