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001 黒き少女

 初めての方ははじめまして!お久しぶりの方はお久しぶりです!お忘れかもしれませんが真理雪です!

 あらすじにも書きましたがこれは勢いだけで書いたものですので矛盾するところや後々変更する箇所などがあるかもしれません。申し訳ありません…。それでもいいよ!と言う方はこれからどうぞよろしくお願いいたします!因みに残酷描写には注意してくださいね。グロテスクなのは私も苦手なので突拍子もないことはしないと思いますが…ストレス発散に書いてるところがありますので…。

 静寂。


 大きな廊下に一定の間隔を開けて吊り下げられた蝋燭。その火がゆらゆらと揺れる度に影が揺らめき妖しさが一層深まる。


 閑散としていた廊下に小さな足音が響く。その音は何もない壁に幾度ともなく跳ね返り、反響する。


 一つの人影。黒い人影が廊下を歩き、いくつかあった扉を素通りし、そしてある一つの扉の前にたどり着いた。


 それは両開きの巨大な扉。今までの素通りしてきた扉とはうって変わり、ゴテゴテと装飾され見てるだけで気分が悪くなってくるような。明らかに可笑しく。異常で異様で珍妙な…。狂ったように装飾された両開きの扉。

 その扉のノブを回す───迄もなく、まるで生きているかのように独りでにそれは開いてゆく。


 人影はそれに恐れることなく中へと足を踏み出す。そして───



『ようこそ~~♪♪♪わたくしの館へ~♪♪♪♪』


 場違いな明るい声がわたしを出迎えた。




 ◆◆◆




 ゴテゴテとやたらと装飾品が多く、女子が好むようなぬいぐるみや宝石、それに食べ物とたくさんの物が無造作に置かれ、何処からともなく甘い香りが漂う大きな一室。この混沌とした部屋の主はその背中の蝙蝠の様な大きな翼を羽ばたかせ、見下ろすようにこちらに視線を向けてくる。


「待っていましたわよ?反抗勢力(レジスタンス)の殺し屋さん?」


 彼女はその脅威的な美貌を惜し気もなく撒き散らし、こちらへとゆっくりと降りてくる。

 絡み付くような艶やかな長い亜麻色の髪に、不自然なほど大きな胸、アンバランスなほど細い身体に大きなヒップ。腰あたりから出ている長く黒い鞭のようにしなる尻尾。ここまで言えば分かるだろう。彼女は魔族。そして、"夢魔"サキュバスであった。


「貴女の魅了(チャーム)はわたしには効かないわよ」

「あらあらまあまあ…。流石、裏切り者のダークエルフですわね?わたくしの魅了の対策法を知っているなんて」


 彼女はその禍々しく赤く輝く瞳を細め、わざとらしく、さも残念そうに言葉を発する。


「ふふっ…まあいいですわ。貴女がここに来たと言うことは今回のターゲットはわたくしと言うことなのでしょう?」


 彼女は天使のように微笑みこちらへと言葉を紡ぐ。その言葉一つ一つに魔法を纏わせながら。


「そこまで分かっているなら話は早いわ。どうせ降伏することもないでしょうし。さっさと始めましょう?」


 わたしは腰に挿してあった刀と背に背負っていた大太刀を同時に抜き放つ。右には打刀。左には大太刀。その両方の刃が仄かに蒼白く光る。それは魔力を纏わせた証拠。

 わたしは刀を目の前の"敵"に突き付け、言い放つ。


「覚悟しなさい夢魔の女王。貴女を───殺すわ」


 


 まだまだ始まったところなのでどうなるかは分かりませんが!意味の分からない箇所や間違っている箇所があれば言ってもらえると助かります!

 ここまで読んでくれてありがとうございます!次回は近い内に投稿すると思いますのでまたよろしくお願い致しますね!もう一つの方もチマチマと更新していくつもりなので…また機会があればよろしくお願いいたします。それでは!

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