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ep.16 『微妙な結末』


 何度いなしても繰り返し左右から同時に攻撃を仕掛けられ続けていた。

 オーダーメイドすることが多い防具だからこそ親しい仲間とデザインを合わせて作ることがあると聞く。けれど、専用武器まで同じ形状にしているのは稀だった。どうしても長い時間使っていくことで個人にとってより使いやすい形状になってしまうものだからだ。

 だというのにガン・ブレイズを通して伝わってくる相手の剣の重さや鋭さはまったく同じ。それはすなわち自ら望んでそうなるように作っているからに他ならない。限りなく低くなるが普通に使っていてそうなったという可能性も残っているが、その可能性は早々に俺の頭の中から消え去っていた。


「小賢しいっ」


 ミレディエルが叫ぶ。

 一卵性の双子のように同じに見えるミレディエルとファムエルだったが、より気性が表に出やすいのがミレディエルの方らしい。ファムエルは変わらずに無表情で剣を振るっている。


「――っ、話を聞いてくれ」


 二人の猛攻に晒されながらも俺はまだ完全に戦闘に向き合えていなかった。

 出来ているのは攻撃を防御したり、回避したり、いなしたり。時折反撃をするもガン・ブレイズは使わずにより威力の低い蹴りや魔道手甲(ガントレット)による打撃のみ。それでは大したダメージを与えることは出来ないのは理解している。けれど、どうしても戸惑いを感じてしまい、ガン・ブレイズを振り抜こうとする自分を制してしまうのだ。


「問答無用!」


 またしてもミレディエルが叫んだ。

 俺の話など聞く耳を持たないという雰囲気が全身から伝わってくる。それならばと、おそらくパーティリーダーであろうアブナザックを見る。


(ダメか)


 話が通じる相手かもしれないという僅かな希望は感情を押し殺したかのような瞳に打ち砕かれた。

 自分の信じるものを信じているなんて生易しいものじゃない。一度決めたことはそれがどんなに他人から間違っていると言われても、自らその確証を持たない限りは決して覆したりはしない。そんな目をしていた。


(ハルは――)


 二振りの短刀を使うカバックの相手をしているハルは、その素早い連続攻撃を受けて、同じ位置に縫い付けられてしまっている。

 この二人にレベル差やランク差がないことからも実力は拮抗してしまっている一因なのかもしれない。


「話を聞け! 俺たちはこの世界を脅かしたりはしないし、そんなことをするつもりもないっ。そのシルマっていう人が言っていることは誤解なんだっ」


 話を聞くつもりがなくとも耳を塞いだりしない限り声は届く。問題なのはそれがちゃんと通じているかだが、現状こちらの言葉が通じているとは到底思えなかった。

 厳しい視線で戦闘の成り行きを見守るアブナザックの前で、俺対ミレディエルとファムエルの人数的に不利な戦闘は続く。

 しかし、双方とも決定打を与えられていない。

 二人の攻撃は幸いにも自分が捌ききれる範疇にあるが、肝心の反撃に身が入っていないのだ。そんな俺の様子に勘づいているのだろう。そのことが殊更ミレディエルを苛つかせていることに繋がっているようだ。


「それに、ここで戦ったりしたら――」

「承知している」

「――なっ」


 ようやく俺の話に反応したアブナザックだったが、その口から出てきたのは驚くべきもの。


「だが、貴様とて覚悟の上でここに挑んでいるのだろう。ここに来て騒ぐでない」


 通常とは異なるエリアでの戦闘でHPを全損した場合、プレイヤーは己の分身ともいえるキャラクターを消失してしまうかもしれない。現状、確証ではないようだが、そうなってしまったプレイヤーも少なからずいるらしい。

 探索時、そしてそこに出現するモンスターとの戦闘を経て敗北を喫することはある。どんなに万全を配したとしても万が一というものは存在するのだ。

 だが、それがプレイヤー戦ともなれば話が違ってくる。

 襲ってくる者も、襲われる者も双方が同じプレイヤーを必ず殺そうとして武器を振るう。対人戦とはそういうものだ。だが、それが通常時ならばまだいい。失うのはその一時の経験値のみで、根本となるものは無事だからだ。

 しかし、この場で危険に晒されるのは根本。

 消えてしまっては二度と戻らない、現実(リアル)の命は無事なれど、おそらく二度とそれまでと同じように振る舞えなくなる。自ら新しいキャラクターを作ろうとするならばまだいい。しかし、それを強要されるような自体は、本来あってはならないものだ。

 そのあってはならないものがここではまかり通ってしまう。

 けれど、俺たちはそれを受け入れている。

 本当ならばここで躊躇している俺の方が中途半端なのだ。


「それでも――」

「無駄話をっ」

「待て、俺はアンタたちを消したくないんだ」

「まるで自分が勝てると決まってるような物言い……むかつく」


 ミレディエルが激高し、ファムエルが静かな怒りを口にする。

 一段と激しくなる剣戟に晒されながらも俺はどうにかそれを捌き続けた。


「その自信は自惚れではないようだな」

「――うあっ」


 マントを外し、大剣を構え爆発的な突進を繰り出してきた。

 刀身がガン・ブレイズの何倍もある大剣は斬るのではなく、重さで断ち切ることを主にしている武器。そのはずなのに刃同士がぶつかり合ったその衝撃は鋭く大地を斬り裂いていた。


「ミレディエル、ファムエル、ぼさっとするな」

「ハイっ」

「はい」


 手が痺れるような衝撃を両手に感じながらも、今度は二人の攻撃をどう捌くべきか思考を巡らせる。

 ガン・ブレイズはアブナザックの大剣を受け止めたまま動かせない。右手はしっかりその柄を握り絞めたまま、魔道手甲をつけた左手も刀身を支えるので精一杯。それどこころか両足すらも強く踏ん張っていて動かせそうもない。


「……このっ」


 迫る二人の攻撃を防ぐためにはこのままではいられない。


「オオオオッ」


 一歩間違えばそのまま大きなダメージを受けてしまうかもしれない賭けに出た。

 左手の力を僅かに緩め、刀身を下に掲げる。身体を屈め、重心をずらす。

 そうすることで自分を圧し潰そうとする大剣がガン・ブレイズの刀身に沿って滑り始めた。

 ガン・ブレイズの刀身を、魔道手甲の表面を削りながら、滑り落ちた大剣の背を思いっきり踏みつける。

 一瞬眉間に皺を寄せたアブナザックだが、咄嗟に無理矢理大剣を振り上げた。


「おわっ。けど、これならぁ!」


 大剣を踏みつけた左足に全体重を乗せる。

 現実の何倍にもなる力を誇るアブナザックのパラメータは俺一人の重さなどさして影響が無いと言わんばかりに自らの大剣を天へと動かす。

 それは当然、その上に体重を乗せてバランスを取っていた俺も含める。まるでシーソーのように持ち上がった俺の身体は自ら大剣の背を蹴り、より高く飛んだ。


「ほう」

「おおっ、高いぃ」


 高所恐怖症ではないはずなのに、不意の高さにビビってしまう。

 空中で体勢を整えるためにガン・ブレイズを振り抜く。地上を見下ろす視線の向こうではミレディエルとファムエルが空に向けて剣を構えていた。

 このまま落ちたのでは串刺しになる。そう直感した俺は無意識のうちにガン・ブレイズを銃形態へと変えていた。

 そしてそのまま照準を二人に定め引き金に指を掛ける。


(撃つ。大丈夫だ。だから、撃て、俺!)


 剣を持つ手を狙い素早く二回、引き金を引いた。

 鳴り響く銃声は二回。撃ち出される弾丸も二発。そして、着弾した音も二つ。


「このっ」

「痛っ」


 多少の痛みや衝撃くらいでは武器を手放さないのがプレイヤーの矜持。ミレディエルもファムエルもそれぞれの手に剣を持ったまま。けれどその切っ先は動かされ下に向けられていた。

 素早く着地して、三人から距離を取る。

 そして自動的に再装填されたガン・ブレイズの銃口を向けた。


「ようやく戦う気になったのか?」

「そうじゃない。でも、俺はここで負けるつもりもないってだけだ」

「フッ。生温いことを」

「だったら、どうしてアンタたちは戦える?」

「最初に言っただろう。この世界を脅かす者は倒すと」

「だから、俺たちにそんなつもりは無い!」

「貴様にそのつもりが無くとも、貴様達の行動は結果として世界を脅かしている」

「何で言い切れる?」


 会話しているようで出来ていないアブナザックに問い掛ける。


「シルマがそう言っていた」

「たったそれだけで、自分は間違っていないって言えるのかっ?」

「何故疑問を抱く。貴様等を導いたのもシルマなのだろう」


 猫の人が連れていた少女のことがふと頭を過ぎる。

 意思の薄そうな少女が本当にアブナザックの後ろにいるシルマという少女なのだろうか。そんな風に考えてしまうほど、俺の知る少女とシルマでは醸し出している雰囲気が異なっているのだ。


「ならばその言葉を信じるのが道理。故に私は貴様をここで倒さねばならぬ」

「もし、アンタ自身がソイツに世界を脅かす、だからいちゃいけないって言われたらどうするんだ?」

「簡単なこと。この世界から身を引く。それこそ自分を消してでも」


 微塵も揺らぐことのない声で言い切った。

 まるで盲信しているかのような物言いに息を呑む。

 アブナザックがシルマを盲目的に信じ、そのアブナザックをミレディエルとファムエルが信じている。ならば残る一人カバックはどうなのだろうかと気になったが、ハルと戦っていて訊ねる隙も無い。


「ふざけるなっ」

「何を狼狽える必要がある? その覚悟を以てここに立っているのだろう」

「違うっ。確かに俺は覚悟をした、ここで負けて自分が消えてしまうかもしれないと。けど、それは他人を信じたからじゃない。そうなってでも挑むと決めた自分を信じたからだ」

「変わらぬさ。私と貴様に差など無い。どちらも己が決めた事を信じている」


 でも、俺が信じているのは自分を、自分が下した決断だ。アブナザックはそれをもたらした存在を信じ切っている。それは同じようで何かが大きく違っている、そんな風に感じられた。


「違う!」


 決め付けてくる物言いに堪えきれなくなり俺はガン・ブレイズを剣形態へと変え、その切っ先をアブナザックに向けて構えて駆け出していた。


「させんっ」


 すかさず前に出たミレディエルが立ち塞がる。


「じゃま」


 ファムエルがミレディエルの陰から現れ剣を振り上げる。

 ミレディエルのガン・ブレイズを向けたまま、ファムエルの剣を左手で打ち払う。アブナザックが振るう大剣に比べて軽い二人の剣だからこそできる芸当だ。


「それだけの能力と技術がありながらも何故世界に牙を剥く?」

「何度も言ってるだろ。俺たちにそんなつもりは無い」

「ならば何故、世界を崩壊させた? それに繋がる行動をした?」

「知るかっ」


 剣を掴んだままファムエルを押し退け、乱暴にミレディエルの剣を振り払う。

 そんな俺の行動を読んでいたのか、アブナザックが二人の後ろから飛び出し大剣を振り下ろしてきた。


「自らの行いによって生じる結果を無視するか」

「全部を理解して行動する人なんていやしない。アンタだって全部解って動いているわけじゃないはずだ」

「故に自らが信じた結果を受け入れなければならぬ」

「他人が押しつけてきたものでもか」

「それが覚悟というものだよ。自分は間違っていない、正しい行いをしていると自らに言い聞かせることこそがな」

「そんな傲慢……」

「ならば、貴様は常に自分を疑うのか? 疑い、迷ったまま、他人を傷つけることこそが傲慢だろう」


 ガン・ブレイズと大剣の刃を打ち合わせたまま言葉をぶつける。

 お互いがお互いの言葉を否定する。相手の言うことは違う、間違っていると決めつけて、自分の意思を押しつけ合う。


「違うッ!」


 剣を払い、打ち付け、また払う。

 決定打を与えることが出来ないまま、打ち合いは続く。


「違わない。故に貴様はこうして私の前に立っているではないか」

「だったらアンタは俺たちに消失を受け入れろっていうのか?」

「そうだ」

「無理だ」

「ならばどう責任を取る? 貴様はこの世界を滅ぼすのだろう?」


 再び話が最初に戻ってしまった。

 平行線を辿るしか無い状況に痺れを切らしたようにアブナザックが大剣で強く薙ぎ払った。横一文字の軌跡を描く斬撃を俺は咄嗟に後ろに下がって躱す。


「何度も言わすな。俺たちは滅ぼしたりはしない。絶対にだ」

「信じられるわけがない」

「奇遇だな。俺もアンタの言うことを信じるつもりは無い!」


 ようやく。そう、ようやくだ。

 俺は目の前のこの人を倒す決心をした。

 ガン・ブレイズを握り直して、構えを取る。

 そして、本気で攻撃を仕掛けようとしたその瞬間、俺とアブナザックとの間にそれまで戦闘を見守り続けていたシルマという名の少女が現れた。


「――っ!」

「何故?」


 咄嗟に踏み止まった俺が息を呑み、アブナザックが疑問を口にする。

 ミレディエルとファムエルがその後ろに黙って控え、俺の後ろから何かが飛び込んできた。飛び込んできた何かはハルと戦っていたカバック。

 土煙を上げながらシルマの近くに着地したカバックを警戒する俺の肩を後ろから近づいて来たハルが叩く。


「ハル?」

「待たせたな」


 兜の奥から笑いかけ、戦斧を携えたハルは自然に俺の隣に並ぶ。


「倒したのか?」

「いや、完全に倒してはいない。不思議か?」

「あ、いや」


 こういう状況だとハルは冷静に対処すると思っていた俺は言葉を詰まさせてしまう。


「状況が状況だけに流石にな。だが、まあ、お前の方は進展があったみたいだな」

「これを進展と言っていいのかは解らないけどな」


 苦笑交じりに答えるとハルは曖昧に笑った気がした。


「ただ、倒すって決めた」

「いいのか?」

「良くは無いだろうな。けど、そうするしかないから」


 意を決し告げた俺の顔がハルの鎧に映り込む。

 そこには苦虫を噛み潰したような顔をしているユウがいた。


「“らしく”ないな」

「え?」

「お前なら自分がやりたいようにすると思ったんだがな。ユウは本当にコイツらを消したいのか?」

「消したくはないさ。でも、俺にはどうすることも――」

「だろうな。俺にも方法なんて解らない。けどな、俺もお前もまだ何も試していない。なのに諦めるってのか?」


 真っ直ぐ俺を見てくるハルは優しく、それでいて厳しく問い掛けてくる。

 自分に迫る決断の時も、不思議と不安は感じなかった。


「があぁあっと、まったくぅ、やってくれるねぇ」


 カバックがガバッと起き上がる。

 そして両手に短剣を持ったまま器用に体に付いた砂をはたき落としていた。


「ぉお、アブナザック、意外だなぁ。まだ倒して無かったのかぁ?」

「存外しぶとくてな。カバック、手を貸せ」

「はいよぉ。仰せのままにぃ」


 立ち上がり短剣を両手に持ってファイティングポーズを取る。

 だが、直ぐに戦闘は再開されなかった。

 俺たちとアブナザックたちとの間に立つシルマがじっと胡乱な目付きで双方の様子を伺っているからだ。


「退いてくれ」


 アブナザックが穏やかな口調でシルマに告げる。

 だが、シルマは黙ったまま動こうとはしない。


『何故本気を出さない?』


 それは誰に向けた言葉だったのか。

 竜化しようとしていない俺なのか、それとも。


「シルマに指図されることでは無い」

『ならば、今はわたしがやろう』

「何!?」


 微妙な苛立ちを含んだアブナザックにシルマが平坦な声で告げる。

 手のひらを前に出し、何かを操作するように指を動かすシルマの手の周りに出現した淡い青色をした細い光が流星の如く円を描き始める。

 刹那、眩い閃光が一面を覆い尽くす。

 次の瞬間放たれた広範囲で高威力の熱線がシルマの手から放たれた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 熱線が消えた後、残されたのは表面がガラスのようになった地面ともはや跡形も無い廃墟だけ。


「ぉおぅ。すっげぇ」

「シルマめ。リーダーの意思を無視するとは」

「やり過ぎ?」


 嬉々とした声を上げるカバックと驚愕のあまり目を丸くするミレディエルとファムエル。そして、アブナザックは何故か不満そうに誰にも聞こえないように舌打ちをした。


『解せないな』


 表情を僅かも変えないままにシルマが呟く。

 アブナザックたちがその意味を知るのはこの廃墟のエリアの探索を終えた後のこと。そして、その事実にあからさまに喜んだのはカバックだけ。

 残る三人は感情を隠して静かに闘志を燃やしていた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



『だいじょうぶ?』


 ついさっき聞いた声が近くでする。


「――何ッ、って、痛ぁ」


 驚いて起き上がった俺の額が何かとぶつかった。


「どうやら間に合ったみたいだね」


 と声を掛けてきたのは一匹の猫。正確にはそれを模したキャラクターを使う通称、猫の人。ほっと胸をなで下ろし安心したと感情を顔に出すなどという、人間くさい仕草をしてみせた。


「ハルは?」

「君より先に目を覚ましているよ。ギルドホームにいる他のギルドメンバーと話をしてくると行っていたよ」

「それで、どうして俺たちはここに戻ってるんだ?」

『わたしがよんだの』

「呼んだ? 何故?」

『きえそうだったから』


 思い出す光景は閃光に飲み込まれていく様子まで。そこで記憶が途切れていると言うことはそこで俺たちは呼ばれたのだろう。

 猫の人の目を見て問い掛ける。


「聞きたいことがある」

「解っています。こちらもお話したいことがあります」


 寝かされていたのは複数の椅子を並べて簡易ベッドにしたものの上。そこから立ち上がった俺の隣に猫の人が並ぶ。そしてもう一人、この部屋の中にいる少女が猫の人の後ろに立った。


「それに、会わせたい人もいますので」

「会わせたい人?」

「はい」


 猫の人と少女を連れてギルドホームのリビングへ向かう。

 通り慣れた廊下を進みリビングの扉を開ける。

 そこに居たのは懐かしい顔。


「お久しぶりです。ユウさん」

「グリモアか?」

「はい」


 休止する前の頃、それもゲームを始めて間もない頃に一度だけ会った少年プレイヤー。グリモワール、通称グリモア。アラドとパーティを組んでいたために共に行動したことのある人物。


「今回のことのお手伝いのためにマカベさんに呼ばれました」

「マカベって誰だよ?」

「この人です」


 グリモアが抱きかかえたのは猫の人。

 初めて知ったが猫の人の名前はマカベというらしい。まあ、どうでもいいっか。




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本編次回に続きます。



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