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ep.08 『アイス・サーペント』

お待たせしました。今週の更新です。


 氷が割れ波打つ水面が剥き出しになった氷海から姿を現わした一体のモンスター。

 足場の崩壊によってバランスを崩しながらも近くにある比較的大きな氷の上へと着地する。そして即座に腰のホルダーからガン・ブレイズを抜き、件のモンスターに照準を定めると『アイス・サーペント』と言う名と付随する三本ものHPゲージが見えた。


「ボスモンスター!?」


 予感が無かったわけじゃない。

 エリアに突入したのに雑魚モンスターが現れない場合、それも俺個人としての経験ではボスモンスターや少し変わったモンスターと対峙する場合が多かったのだ。

 だからこのアイス・サーペントの出現も予想通りといえばそうなのだが。生憎と未知のモンスターを相手に喜ぶ余裕は無い。

 思い出したように視線を巡らせ共に氷海に来た二人を探す。

 すると直ぐに二人は見つかった。俺と同じように適当な氷の上に立ちそれぞれの武器を構えていたのだ。


「武器は変わってない、のか」


 ヒカルの手にはナイフが一振り。セッカが持つのは小型のメイス。俺の知る二人の専用武器はその微細な形こそ変わっていれど根本は変わっていないように思えた。


「無事か?」

「……ん、問題ない」

「私も大丈夫です!」


 念のための確認をして、素早くこちらを伺っているアイス・サーペントに向かって臨戦態勢を取った。


「今は二人の方が俺よりレベルもランクも高いだろうし、今の戦い方も知らないから俺が指示することはないから……そうだな。あえて言うなら二人とも好きに動いてくれ!」

「良いんですか?」

「……ん、わかった」


 それぞれが違う返事をしながらも即座に行動に移すのはさすがと言うべきか。

 ヒカルはナイフという超至近距離武器だからか、アイス・サーペントの動向を伺う素振りを繰り返しながらも同時に丁度良い距離を探っているように見えた。

 セッカが見ているのはアイス・サーペントは勿論だが、それよりも俺やヒカルの方。どうやら今回もこのパーティで回復役を担ってくれるつもりらしい。


「とりあえず潜られる前に!」


 アーツは使わずに通常の銃撃を放つ。

 氷の中に佇むアイス・サーペントは何度か身動ぎをした後、平然とした様子で水の中へと潜っていった。


「やっぱりダメージは少ないな」


 これも予想通り。アーツを伴わない通常の攻撃で効果的なダメージを与えられるとは最初から考えていない。

 だがそれよりもアイス・サーペントが完全に氷の下に潜ってしまったことの方が問題だ。自分たちも水の中に入らない限り水中のアイス・サーペントに手を出す手段がない。けれどそれは悪手。当然だが水中ではこちらの行動が阻害されるし、なにより水の中で戦った経験など無いに等しい、というか無い。

 だからアイス・サーペントが水の中から出てこない限り手を出せないというわけだ。


「来るか」


 ゴゴゴッという地響きが鳴り響く。

 揺れに耐えるように氷に左手を付き屈む。そして足裏や手のひらから伝わってくる振動を頼りにアイス・サーペントの出現地点を予測する。


「ヒカル! お前のほうに行ったぞ!」

「わかってます!」


 右、左と忙しなく視線を動かして見えないアイス・サーペントを追いかけていると、その先にナイフを逆手に構えたヒカルが居た。

 彼女も俺と同様に揺れに耐えるように近くの氷に手をつきじっと立ち止まっているが、咄嗟に声を掛けるとヒカルも気付いていたのか即座に返事して既にその場から移動していた。

 次の瞬間、水面を覆っている分厚い氷が割れ、先程と同様アイス・サーペントが大口を開けて現れる。

 それでも最初の出会い頭の攻撃とは違い今度は飛び出してくることを察知していたし、場所も大体予想通りだった。回避するために走っていたヒカルは勿論、離れたいたセッカや俺も無傷に攻撃をやり過ごした。となれば次はこちらの番だ。

 アイス・サーペントの出現と同時に繰り出す攻撃はまたしても地形を変動させる。比較的大きな氷が砕け、砕けた氷が一ヶ所に集まり新たな大きな氷の塊へと変わる。一度砕けた氷が瞬時にくっつくなんてこと通常ではありえない。だからこそ俺にはその光景ここが現実ではなく仮想の世界であり、なかでも特殊な場所である証であるように思えた。


「足場が無くなることは無さそうだけど」


 位置や大きさは異なれど、氷で作られた戦場は変わらずに存在し続けている。

 駆け出し、氷の上を飛び移りアイス・サーペントに近づていく。その都度引き金を引き弾丸を撃ち出し攻撃を加えていく。


「近づくのも無理そうだな」


 一度水の中から頭を出したら暫くそのまま。プレイヤーの視点ではそこが攻撃するチャンスなのだろうが、生憎と近接武器はその限りではないらしい。

 アイス・サーペントの周りの氷は砕け、水面が広がっているだけ。そこに足を踏み入れよう物ならば極寒の海にすぐさま落ちてしまうだろう。

 そうなれば当然こちらは遠距離攻撃に限られてしまう。しかしそれだと基本的に使う武器によっての優劣は付けず、あるのは有利不利だけというこのゲームの基本理念のようなもに反しているように思える。対峙するモンスターによっては戦いにくいと感じることはあれど、ここまで完全に武器種によっては使えない状況に最初からなっていることは稀だった。


「これは担当するエリアを間違った、かな」


 口から零れる後悔の言葉に俺は一人苦笑を漏らした。

 思えば理念に反すると感じてしまったこともここが特殊なエイアだと言われていたからかもしれない。そうでなければ事前に戦えない相手に向かうなどという愚行には移らないはず。

 ふと別のエリアに向かった仲間たちを思い出した。彼らも今の俺と似たような状況に追い込まれているかもしれない。そうだとしたら一度相談して担当するエリアを変えたほうが得策なのかもしれない。


『ユウ君、大丈夫?』

「えっ!? キョウコさん? どうして?」

『皆のことはこっちでもモニターしてるって言わなかったっけ?』

「聞いてませんよ」

『猫の人が言うには何かあるといけないからだって』

「まあ、何かっていえば何かあった気がするんですけど」

『もしかして戦闘に入ったの? だってさ。ボルテック君が聞いてるんだけど』

「そうですね。ボスモンスターと戦ってます」

『大丈夫か? だって、ボルテック君が。……もうっ自分で聞いてくださいよ』

「えっと、そっちこそ大丈夫ですか?」

『え、あ、うん。ナビゲートのやり方も教えてもらったからこれからはバシバシ手伝えるよ』

『でしたら、あのモンスターについて教えてください』

「ヒカル!?」

『あ、この通信はパーティ全員に繋がっているから』


 突然聞こえてきたキョウコさんの声に返していたのが俺一人だったから気付かなかったが、そこにヒカルの声も合わさるとなれば好都合かもしれない。

 近くにまで行かなくともその場で喋るだけで会話が出来るとなれば、いつも以上に連携が取れる。


『それでヒカルちゃんたちが戦っているのってどんなモンスターなの?』

『何かでっかい蛇みたいなやつで、全身が氷に覆われてます』

『……それで海の中から顔を出して襲ってくる、の』

『ですって。解る? え!? 分からない? 新種? らしいわ!』


 向こう側でボルテックと話しているだろう途切れ途切れの声が聞こえてくる。


「つまり分からないってことですねっ」


 アイス・サーペントが氷から半身を乗り出したままだった状態から一度身をくねらせ水の中に潜ると今度は尻尾を突き上げ無作為に振り回した。

 振り回された尻尾は俺たちが居る場所よりもかなり前方。どうやら近接攻撃が出来ないと早々に諦め、遠距離戦闘に適した距離まで下がっていたのが良かったらしい。飛散る水飛沫を受けながらもそれ自体にダメージが無いことに安心していた。


『ごめんなさいね。他には何か聞きたいことは?』

「今のところ俺は無いです」

『私も無いです』

『……私、も』

『だったら戦闘中みたいだし、そのモンスターについて調べてみるね』

「お願いします!」


 ブツッという音と共にキョウコさんの声が消えたその矢先、アイス・サーペントが再びその頭を覗かせる。

 そして口を大きく開けて仰け反ると周囲の冷気が白いモヤと共に渦を巻きアイス・サーペントに吸い込まれていく。


「あれはブレスかっ!?」


 竜種のモンスターを筆頭にして、高レベル帯のボスモンスターが使用する高威力の攻撃。息吹(ブレス)

 中でも外見やその神話性も含め龍に近いとされている蛇はボスモンスターに近ければ近いほどそれを使う傾向が強い。

 アイス・サーペントの挙動にやはりと思うのと同時に、放つ息吹がどのようなものなのか咄嗟に判断を迫られた。

 竜が吐く炎のように広範囲に及ぶものならば回避する方向はただただ後方に限られる。だが、巨大な玉状の炎や水を放つのならば当たらないように横に移動すればいい。最悪なのは毒煙のように広範囲、且つ不可視に近い性質があるのならば回避は困難で、防御も難しく直撃しないことを念頭に回復へと意識を変えなければならない。

 まるでくじ引きのように何が出るか戦々恐々する最中、小さな、それでいて鋭い複数の閃光が息を溜め込んでいるアイス・サーペントへと向かって飛んでいった。


「何だ?」


 あまりの速さに目視ではそれが何なのか分からなかった。

 銃弾なのか、矢なのか。そして、誰が放ったのか。

 アイス・サーペントが息吹を放つまで僅かだが誤差がある。本来ならばその誤差で攻撃を仕掛けるか回避するかすべきなのだろうが、この時の俺はその閃光を放った人物を探すことを選択していた。

 視線を巡らせセッカを探すとメイスを腰深く後ろに構えるのと同時にいつの間にか装備していた丸い片手盾を前に出す体勢を取っていた。纏う光は防御力向上させるものなのだろう。今は使えないが俺がDEFを上昇させるアーツを使っていた時と同じ光がセッカの体を覆っていた。


(違う)


 セッカじゃないとなれば残るはヒカルだけ。

 そう考えるとさっき飛んでいったのはナイフだったかもしれないと思えてくるから不思議なものだ。しかしその場合、ヒカルが専用武器を手放したことになるし、何より一つしか無い専用武器が複数あったという事実が腑に落ちない。


「けど、やっぱりヒカルしか……」

『呼びました?』

「今の攻撃、ヒカルなのか?」

『そうですよ。私のアーツで、私のもう一つの専用武器です』


 パーティ内で有効になっているこの脳内会話は尽く便利だと思う。

 不意に出た疑問も即座に返答が来たし、何より実際に近づいて話すのと違い、戦いながらでも独り言のように呟けば通じるのだから。


「もう一つ? ああ、セッカの盾もそれか。ん? ヒカルは二つ目も同じナイフにしたのか?」

『まあ、使い慣れていますし、それにこれはただのナイフじゃ無いんですよ』


 などと話ながらもヒカルはアイス・サーペントへと閃光を放ち続けている。

 目が慣れたというのだろうか。徐々に見極められるようになったそれは、仄かに黄色い閃光を伴っている。


『いつも使っているのが短剣だとしたら、これはクナイです』

「忍者かよ」

『あ、大体そんな感じで合ってますよ』


 反射的に出た言葉を肯定するヒカルはどこか楽しそうに声を弾ませた。


『なんとどれだけ投擲しても無くならないし、無限に複製される『摩訶不思議なクナイ』です!』


 専用武器が持つ特性を端的に告げるヒカルに俺は苦笑を返した。

 確かにこのゲームにおける専用武器は、同じ形状、同じ名称をしていても現実のそれとは一線を画す性能を持つ。それは一言で言えばファンタジーなものであり、空想の産物とも言えるものだ。

 俺の剣と銃が変形して使い分けることの出来るガン・ブレイズの特性『魔力銃』もそうだし、試練を突破して変化した魔道手甲が持つことになった『竜化』のスキル≪ソウル・ブースト≫もそうだ。セッカの持つメイスや片手盾もそう。全てのプレイヤーが持つ専用武器には現実離れした当人が望んだ何かが付与されている。

 だからヒカルの持つクナイが特別な能力を有していてもなんら不思議なことではないのだが。


「って、そろそろ回避するんだ。ブレスが来るぞ!」

『大丈夫です。私の感覚通りなら、そろそろ……』


 上を向くアイス・サーペントが口を閉じ、目を見開いた。

 刹那、放たれるのは氷蛇(ひょうじゃ)の息吹。

 どのような形であれ自分たちを襲ってくる強力なそれをやり過ごすべく辺りの氷の地面を確認して飛び退いたその刹那、アイス・サーペントが首を垂れその頭を分厚い氷に覆われた水面に強く打ち付けたのだ。


「何が――」


 起こったというのだろうか。

 放たれるはずの息吹は微かに開かれたアイス・サーペントの口元から霧散するように掻き消え、見開いていた瞳は焦点が合わないように微細な挙動を繰り返している。


『アーツ<パラライズ・エッジ>です!』


 パラライズ、つまり麻痺。

 ボスモンスターに効き辛い、あるいは無効とされているはずのそれをヒカルは初見のアイス・サーペントに成功させたのだった。


『……いま』


 セッカの声が聞こえる。

 麻痺を受けて地面に寝そべるアイス・サーペントはその胴体は未だ水の中にあるが、頭部は氷の上。つまり、俺やヒカルの刃が届く場所にある。


「任せろ!」


 ガン・ブレイズを剣形態へと変形させて前に出る。


「<インパクト・スラスト>!!」


 そして未だ動かないアイス・サーペントの頭部目掛けて威力特化の斬撃アーツを発動させた。

 赤い軌跡を描きつつ振り抜かれた刃はアイス・サーペントの頭部の氷を砕く。


『私も行きます! <ライトニング・エッジ>』


 ヒカルが光の刃を振り下ろす。

 今度はクナイではなくナイフを使って。

 それは首元の氷を砕き、その下の肉をも切り裂いていく。

 俺が放った威力特化の斬撃アーツよりも大きなダメージを与えていくヒカルを俺は頼もしく感じていた。


『そろそろ麻痺が切れますよ』

『……ん。わかった。<ヘヴィ・インパクト>』


 ヒカルの報告を受けてそれまでひたすらに威力を溜めていたセッカのメイスによる強打撃がアイス・サーペントの顎を打ち上げた。

 このアーツは俺が使っていた必殺技<シフト・ブレイク>と似たような特性があるのだろう。発動までに溜めに溜められた威力は普通のアーツの一撃とは思えないくらいの轟音と衝撃が辺りに広げた。

 強打撃を放ったセッカと光の刃で切り刻んでいたヒカルがそれぞれ安全圏へと下がっていく。

 そんな二人を傍目に俺は再びガン・ブレイズを銃形態へと変える。そしてそのまま、


「<インパクト・ブラスト>」


 威力特化の射撃アーツを使った。

 ガン・ブレイズの銃口から伸びる閃光がアイス・サーペントの下顎を捉え、その一部を焦がす。

 俺たち三人の攻撃を受けHPゲージを減らしたアイス・サーペントの頭部付近は氷が砕け、その下が剥き出しになっている。間を開けず麻痺から復活し、俺たちを一瞥したかと思えばまるで逃げるように氷海の中へと潜っていったのだ。


「逃げたのか。いや……」


 余程深く潜ったのか振動から所在を探ることは出来ない。

 けれど、未だ氷海を支配する強者の気配は健在のまま。


「そうだよなっ」


 俺たちよりも離れた場所の氷が割れそこからアイス・サーペントが姿を現わす。

 砕いたはずの頭部の氷は復活し数回カッカッカッと歯を打ち付けたその後に、俺たち全員を薙ぎ払うかのように口を開け息吹を放った。

 冷気を吸収した素振りがないそれは先程撃とうとしていた息吹とは別なのだろう。凄まじい勢いの水がレーザービームのように迫ってくる。

 虚を突き放たれた横一文字の息吹は俺たちに回避を許さない。

 俺は氾濫する川の水を正面から受け止めるかのようにその息吹を受けてしまった。


「――っ!」


 減少するHPは危険域に突入することなく止まる。

 これまでにレベルを上げたこと。纏うディーブルー装備の調整を行ったことが功を奏したようだ。

 ヒカルとセッカもそれぞれ直撃は免れたものの僅かなダメージは受けたらしく、視界の左端にある自分のHPゲージの下にある二人のHPゲージが減ったのを見た。それでも即座に回復したのか、いまでは受けたダメージは見られない。

 俺も咄嗟に中級HPポーションを取り出し使用してダメージを回復するが、水に濡れ鏡のように反射した氷の地面に映る自分の顔は苦虫を噛み潰したよう。

 戦闘が始まっても発動することの無くなった自己強化のスキル。試練で消えてしまったそれを悔しく思うのは当然のこと。

 もし、それが健在で発動していたならば、今ほどダメージを受けることは無かっただろうし、さっきのように攻撃を命中させたときに与えてたダメージも多かったはず。取り戻せるのならば取り戻したいと習得可能スキル一覧を探すも見つけられなかったそれは俺の戦いに大きな影響を与えていたのだ。


「弱くなった……のか?」


 自問する声に返ってくる言葉はない。代わりに離れた場所にいたアイス・サーペントがまたしても水の中を泳ぎ近づいてくることを知らせる振動が感じられた。

 誰を狙う、と身構え待ち構える俺の足元が揺れる。

 自分かと咄嗟にその場から離れた俺の後ろの方でアイス・サーペントが大口を開けて現れた。その口から氷や海水を溢れさせ、さらにセッカをも巻き込んで。



おかげさまで少しではありますが一万ポイントを突破しました。

ここで満足せずにもっともっと伸ばして行きたいので精進致します。

少しでも良かったと思って頂けたのなら、評価、ブックマークをよろしくお願いします。

大変励みになります。いや、本当に。

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