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月の姫と英雄たち  作者: ドラキュラ
反董卓連合軍編
21/155

幕間:悲しい歌

董卓軍を撃退した私達だが今は別の意味で包囲されていた。


孫堅殿、曹操殿、袁紹殿の3人が私と袁術殿を囲み色々と訊ねてくる。


「劉備、袁術・・・夜姫様と何があったんだ?」


3人を代表して袁紹殿が訊ねてきたが、私も袁術殿も何も言えなかった。


何と答えたら良いか分からないのだから答えようがない。


だが、そう言った所で3人が納得する訳もないが。


話を戻すと・・・これが別の意味で包囲されたという事だ。


私と袁術殿は・・・夜姫があのような状態になった所を何度か見ていると3人は判断しこうして質問しているのだ。


だが、当の私たちだって夜姫様がどうしてああなるのか理由は分からない。


分からないが、これで二度・・・いや、四度見た。


一度目はたった一人で董卓軍を殲滅した時。


二度目は袁術殿の天幕内で開かれた宴の時。


三度めも同じく袁術殿の天幕内で私共に励ましの言葉を放った時。


そして四度目・・・・・・・・


呂布、胡軫、華雄の3人が一度に攻め込んできた先ほどの戦い---陽人の戦いだ。


私が指揮する義勇軍は袁術殿の指揮する軍に従する形で参加した。


と言っても私達は然して活躍していない。


翼徳は不満で胸一杯だったが、雲長が窘めてくれたお陰で問題なかった・・・・・・


などと考えている間に戦は始まってしまった。


袁術殿の指揮する軍を敵は狙わずに孫堅殿が指揮する軍を狙ってきた。


董卓は孫堅殿を厄介と見ている・・・そう諸葛亮は言っていたが敵の様子を見る限りその通りだと思う。


孫堅軍は曹操軍と共に董卓軍と一番戦闘を重ねている(私たち義勇軍は外してあるが)軍だ。


特に孫堅殿が指揮する軍は海賊退治などで勇猛を馳せただけあって一兵一兵の錬度が極めて高い。


また孫堅殿自身も“江東の虎”と言う二つ名を持つほど勇猛な猛将だ。


赤の鎧を纏った孫堅殿とそれに従う同じく赤の鎧を纏った兵たちは正に“赤い虎”だ。


この人物が敵となったのだから董卓が厄介な人物と思うのも無理はない。


それと同時にこの方を亡き者にしてしまえば我々---反董卓連合軍の勢いは確実に落ちる。


そこを突く積りか?


もし、そうならば何としてでも阻止しなければならない。


「袁術殿、私共も孫堅殿に加勢しましょう」


私は失礼とは思いながらも袁術様に進言した。


「それは私も考えていた。だが・・・我々がここを離れたら・・・誰が護るのだ?」


それを言われて私は言葉に窮した。


袁術殿が居る場所は孫堅殿の所へ加勢しに行こうと思えば直ぐに行ける距離だ。


だが、そこは本陣へと通じる場所でもある。


本陣には・・・夜姫様が居る。


他にも護衛の兵たちが居るには居るが・・・もし、そこを突かれて攫われでもしたら私はどの面を人様に見せて生きて行けようか・・・・・・


「そなたの気持ちは解かるし私より勇敢だ。だが・・・些か後先考えずに行動する所があるな」


その通りだと私は思わずにはいられない。


過去にも何度か後先考えずに行った事が何度もある。


その結果はどれもこれも碌な結果ではない。


それなのに何も学んでいない---忘れてしまっている。


漢王朝を復興させる為にも、夜姫様を護る為にも、この場は動かず居た方が良い。


「・・・出過ぎた真似をしました」


「いいや。そなたが言わなくても誰かが言っていたさ」


周りを見てみろと袁術殿は言い周りに視線を送ると・・・・・・・・・・


何人かの将達は加勢に行く気満々だった。


所が私の進言を退けたのだから自分達が進言しても無駄と判断したかのように肩を落としていた。


「夜姫様の言葉は我々に力を与えて下さった。しかし、同時に夜姫様の存在が・・・我々を縛っている」


夜姫様は我々に対して励ましの言葉を送って下さった。


『貴方達が死んだら・・・その将としての魂は私が全て抱き締めて差し上げます』


そう夜姫様は仰った。


空虚な眼差しが月の色が宿った眼差しへと変化し雰囲気も変わった。


見る者を圧倒し声を放てば誰もがその言葉に耳を傾けてしまう・・・そんな力が宿っていた。


そしてこう言い続けた。


『貴方達の魂---“エインヘリャル”は全て私が治める都---“グラズヘイムのヴァルハラ”に勝るとも劣らぬ都へ連れて行くと約束します』


エインヘリャル・・・グラズヘイム・・・ヴァルハラ・・・三つとも分からない。


諸葛亮もこれは分からないと首を傾げていた。


だが、部分的に解釈する事は出来ると彼は言い説明した。


『恐らくエインヘリャルとは死んだ者たちの事を言っているのでしょう。そしてグラズヘイムとは夜姫様の居た世界でヴァルハラとは都の事だと思います』


その都を夜姫様は治めていると言った。


つまりあの方は都を治めるだけの力を有しているという証拠だ。


そしてあの様子からしても戦に出た事がある、という見方もできる。


ただし、これはあくまで諸葛亮が考えた推測にすぎない。


何より夜姫様自身・・・自分が判らない様子だった。


私達を励ました後であの方は戸惑っていた。


あれは自分が一体なにを言ったのか判っていない様子だ。


あの時もそうだった・・・・・


血を流し仰向けになる袁術殿に膝を着いてあの方はこう言った。


『私を護り死んで本望?馬鹿・・・死んだらそこで終わりでしょ?生きて・・・泥水を啜ってでも私を護り抜いてこそ本望と言いなさいよ・・・馬鹿』


泥水を啜ってでも・・・それだけの体験をあの方はしたのかもしれない。


それに対して袁術殿は血を吐きながらもこの次・・・生まれ変わったらそのように言いますと答えた。


だが、それを夜姫様は否定した。


『貴方が・・・貴方達が生まれ変わる必要なんて無いわ・・・私だけで良いの・・・私だけが受けなくてはいけないのよ・・・・・・・・・』


貴方達を護る事が出来なかった愚かな私にだけ輪廻転生の苦しみを味わうのは。


『貴方達は待っていて・・・そうすれば巡り逢えるから。違うわね・・・私が貴方に・・・貴方達に逢いに来たのね』


そうあの方は言ったのだ。


そしてその方が居る本陣を護る為に私たちは動けない。


袁術の言葉はそういう意味が込められている。


励まされながらも味方に加勢できない・・・何とも言えない。


しかし、孫堅殿を敵は何としてでも倒そうとしている。


現に胡軫軍と交戦している所へ華雄軍が突撃してきたのだから。


あれでは乱戦となり指揮系統も滅茶苦茶になるし討ち取られてしまう可能性が高くなる。


それでも私たちは動けない・・・・・・


曹操軍と袁紹軍は?と思うが向こうは向こうで大変だった。


「退け!退け!退けぇい!!」


董卓の養子にして飛将と謳われる呂布。


彼と彼が指揮する五原騎兵団に数では勝っているのだが押されている。


騎馬を自分の手足のように扱い両軍を翻弄する姿は正しく“飛将”という名に相応しい。


このままではどうしようもない。


何か手は無いか?と考えている間に孫堅殿が敵に討たれそうになる場面が眼に入った。


加勢に行ったとしても間に合わないし、行ってしまえば本陣が手薄になる。


このまま手を拱いて見ているしか出来ないのか?と思った時だ。


・・・・本陣から空を切る鋭い音がしたのは。


振り返って見ると・・・・・・・・


「夜姫様・・・・・」


夜姫様が天幕の外から出ていた。


手には見た事も無い弓を握り傍らには護衛を命じられた兵が矢を抱え地面に突き刺している場面が眼に入った。


「何をしているのだ。あの者たちは」


袁術殿は護衛を命じた部下達が夜姫様を手助けするように見えたのか軽く舌打ちをした。


夜姫様は兵たちが刺した矢を地面から抜くと弦に矢を掛け弓を引き絞ると狙いを定める時間があったのか?と問いたくなるほど素早く無造作に放った。


その姿が・・・・とても美しかった。


私だけではなく誰もが夜姫様の姿に眼を奪われていた。


しかし、そこへ呂布とそれに従う五原騎兵団が迫っている所が眼に入った。


あのままでは孫堅殿もやられて夜姫様も奪われてしまう。


「姫様を護れ!!」


袁術様は悲鳴に近い声を上げて馬を走らせ私達も続いたが距離は向こうの方が近い。


そして夜姫様の首が刎ねると・・・・思ったが、違っていた。


『な、何っ!?』


呂布は驚いていた・・・いや、全員が驚いていた。


呂布の方天画戟を細身の手で受け止めているのだから!!


「・・・誰だか知らないけど我に刃を向けるとは愚かな事を」


氷のように冷たい声で喋る夜姫様だが、直ぐに姿を消した。


同時に呂布が赤兎馬から落馬した。


誰もが唖然とする中で夜姫様は静かに着地し呂布を冷たい眼差しで見下している。


「落馬した位で茫然とするとは情けない。恥を知りなさい」


それに呂布は激怒し夜姫様に斬り掛った。


所が夜姫様は弓矢で攻撃を始め呂布をその場から動かなくさせた。


速過ぎて眼では追えない程だ。


あそこまで速いとなると余程の修練が・・・いや、私たちでは生涯を賭しても無理に違いない。


それなのに夜姫様は弓矢を神速の手捌きで引き絞り放ち続けた。


狙いが定まったのか?と思えるほど速いのに矢は全て呂布に向かっている。


あれが天の姫である夜姫様の力なのか?


いや、それ以前にあの弓はなんだ?


あんな巨大な弓は見た事が無い。


しかし、どんなに良い腕を持とうと弓を持とうと・・・矢が無くなれば終わりだ。


「矢が無ければ恐れずに足らず!!」


呂布は再び突進をして攻撃を繰り出す。


それを夜姫様は舞でもするかのように避け続けると逆に自ら距離を縮め平手打ちを呂布にした。


呂布自身まさか平手打ちをされるとは思っていないのだろう茫然としている。


そこへ追い打ちをかけるように夜姫様は侮辱の言葉を投げ続けた。


呂布はもはや正気を失っているに等しいほど激怒している。


飛将と謳われた自分があんな小娘に虚仮にされるのだから当然と言えば当然だ。


だが、怒りは我を忘れて見境を無くす・・・・・


そのためか先ほどのような切れが無い。


あれではただの暴れ者だ。


そう奴を追い込んだのは夜姫様自身だが・・・・・・・・


また呂布に近付いた夜姫様は顔面に膝を打ち込み前屈みになった背中へ蹴りを入れ奴を地べたに転ばせた。


「傲岸不遜な男には似合う様ね・・・・・」


扇を取り出して顔を扇ぐ夜姫様は美しいと思う同時に戦慄した。


あれが夜姫様なのか?


あんなに優しかった夜姫様は何処へ行ったのだ?


そんな私の考えを置いて行くかのように戦いは・・・・最後に近付いて行く。


「もう終わりにしましょう。貴方を相手にするのは最後よ」


夜姫様は何処からともなく大きな剣を取り出した。


いや、剣なら縦長なのにあれは少し刀身が縦に曲がっているから違う。


見た事も無い。


それを握る夜姫様・・・弓は何処かに消えてしまった。


鞘から軽々と抜き片手で持ち上げ呂布に切っ先を向けて告げた。


「これで最後。死にたくなければ二度と私の前に現れないで」


貴方みたいな人は嫌いなの、と夜姫様は最後通告とばかりに言ってみせたが呂布は引かなかった。


「うあああぁぁぁぁぁ!!」


方天画戟を振り回しながら呂布は何も考えずに突っ込んだ。


夜姫様はまた消え呂布が立っていた場所に立っている。


そして呂布は・・・退却した。


我々の勝利だ。


勝利したのだ!!


私たちは急いで夜姫様の所へ行ったが夜姫様は倒れてしまった。


急いで抱き起こし、天幕へと運んだ。


そして典医を呼ぼうとした所で袁術殿と共に呼び出された訳だ。


「答えろ。劉備、袁術。夜姫様と何があった?」


袁紹様は無言で居る私と袁術様に訊ねてきた。


「袁紹。貴様は私と劉備にどんな答えを望んでいるのだ?」


袁術様が袁紹様へ逆に質問した。


「どんな答えだと?」


「我々は確かに夜姫様と一番この中では付き合いがある。だが、我々だって何が何なのか解からない。それなのに貴様はどんな答えを我々に望むのだ?」


『・・・・・・・・』


これに3人は黙った。


私たちだって・・・いや、私はある程度は分かっているがそれでも未だに分からない事は山のようにある。


それなのに答えろと言われてもどう答えたら良いか分からない。


正に袁術殿は的を射た言葉を言っている。


この場合は答えかもしれんが。


「・・・もう良い」


袁紹様は一言だけ言った。


「あんな事があったので、そなた達なら知っていると思ったのだ」


「先ほども言ったが私達も知らん。ただ言える事は・・・私は夜姫様を護る。それだけだ」


「それは私も同じ事だ」


袁紹殿の言葉に袁術殿は意味も無いように頷いた。


「そうか。ならば失礼するぞ」


夜姫様が心配だと袁術殿は言い私を伴い背を向けた。


「待て。劉備」


袁紹殿が私を呼び止めた。


「何でしょうか?」


「夜姫様の事で何か分かったら逐一報告しろ」


その言葉には恩を返せという意味合いも含まれていたし、異母兄弟に負けられないという嫉妬心が込められていた気がする。


「・・・分かりました」


その言葉に頷き私は今度こそ背を向けて天幕を出た。


天幕を出て待っていた袁術殿と歩き始める。


「・・・夜姫様は本当に何者であろうな?」


袁術殿は前を向きながら私に訊ねてきた。


「分かりません。ですが、あの動きと口調・・・まるで本人ではない気がします」


「私もだ。私を助けた時とはまるで態度が違う」


確かにその通りだ。


袁術殿を助けた時は苛烈ながらも慈悲の心を持っていたが、呂布との戦闘ではそれが欠片も見えなかった。


それ所か・・・相手を痛めつける事に対して快感を覚えているようにさえ見えてしまった。


「我々に言った言葉もそうだが、夜姫様は無意識に何かが動いているのかもしれんな」


「そうですね・・・エインヘリャル・・・ヴァルハラ・・・グラズヘイム・・・・・」


「エインヘリャルは魂、ヴァルハラは都、グラズヘイムは国といった所か」


「どうして・・・・・・・」


諸葛亮が推測した事を知っているのだ?と思った私に袁術殿は苦笑した。


「そなたに諸葛亮が居るように私にも閻象という男が居る」


閻象殿は主箔を務めている方で、何かと小言を言う人物だと聞いている。


「閻象の推測がそれだが・・・諸葛亮も一緒のようだな」


「はい。ですが、あくまで推測です」


「こちらもだ。聞いた事もないがあの方が治めている都だ・・・素晴らしい所だとは断言できるだろう」


「そうですね・・・・・」


私はその言葉に頷き夜姫様の眠る天幕へ進み続ける。


天幕に近付こうとすると・・・・・・


「歌?」


袁術殿を見れば耳を澄ませてから歌だと断言した。


“貴方は死んでしまった”


最初に聞こえたのは余りに悲しい声であり悲しい言葉だ。


“勇敢に戦ったのは護りたいひとがいるから”


“その女を残し逝ってしまう貴方を悲しみが包み込んでしまう・・・・・・・”


“でも、貴方の魂は私が抱き締めて連れて行く”


“それが私の出来る唯一の償いにして恩返しだから”


“さぁ、私が貴方を抱き締めて上げます”


“そして都へと行きましょう”


“私が、貴方の護りたいひとの代わりとなりましょう”


“それが私にできる唯一の償いにして恩返しだから”


“貴方を都へと連れて行ったら私は地獄の業火で焼かれましょう”


“貴方というひとをむざむざ死なせた罰を受けましょう”


“そうすることで私自身を罰しましょう”


「・・・悲しい歌だ」


袁術殿は眼を伏せて言い私も頷いた。


この歌は戦場で死んでしまった男を慰める歌なのか?


もし、そうなら・・・悲しい歌だ。


そしてこの歌を歌っているのは誰だ?と思ったが、直ぐに検討は着いた。


「夜姫様、ですね」


この声には聞き覚えがある。


改めて天幕へと急ぐと・・・夜姫様は天幕の外で歌っていた。


瞳の色は月。


しかし、私と袁術殿を見るなり空虚な眼差しへと戻り歌も止んだ。


「劉備、様ですか?」


「はい。大丈夫ですか。夜姫様」


私は夜姫様に具合を訊ね袁術殿は答えを待った。


「大丈夫です。あの、袁術殿も、孫堅殿も無事、ですか?」


「勿論です。それで、あの歌は」


「あれは、むかし子供の頃に見た絵画を思い浮かべて歌ったんです」


聞けば幼い頃に見た戦場に立つ女神を思い浮かべて何となく歌い出したようだ。


しかし、自分が月の色を宿した瞳で居た事には気付いていないらしい・・・・・


ましてや自分が呂布を退けたなど知る由もないだろう。


「そうですか。さぁ外は寒いですから中へ入りましょう」


私は夜姫様の手を取り天幕へと入れた。


『この方が何者であろうと何が何でも護り通す。それで良いではないか』


何者だろうと考えはしたが、この方が何者であろうと護るべき存在である方に変わりはない。


それに何れ答えというのは出てくる。


ならば、その答えが出るまで待つべきだ。


私はそう思った。


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