表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

07 ブドウスライムの飼育



 突然だが俺、生き物を飼育する事にした。


 っていっても、普通の生き物じゃないけど。


 いや、この世界の生き物が普通かといったら、そうとは言い切れないけども。


 そういう次元じゃなくてだな。


 なんか、ファンタジーアニメに出てくるような生物がいたんだが。


 ぷよぷよして、透明してて、はずむ。


 スライムみたいなのがいたんだが。


 雨が降った後、外に出てみたら、元気よく生命力あふれながら、弾んで歩き回っていたんだが。


 まじかー。


 異世界って、こういう生物もいるのかー。


 で、この生物見た目がブドウっぽい。


 なんていうか、こぶし大のつぶつぶを体にくっつけて歩いてる。


 それ、試しに食べてみたらブドウの味がしたんだよ。


 え?


 そんなもん食べるなって?


 まあ、そうだが。

 

 ちょうどお腹がすいてたもんで。


 あと寝起きでぼうっとしてたもんで。


 つい。


 ついでスライム食べるやつはいない?


 そうかもな。


 細かい事はいいじゃんか。


 それよりだ。


 そのブドウがあんまり美味しいもんだから、飼育しようと思ってな。


 ペットとかじゃなくて、ウシとか豚とか育てるやつ。


 養?なんとか?


 だから養スライムになるのかな。


 それで、ブドウスライム(俺命名)を捕獲して、作った柵の中にほうりこんでスタート。


 試行錯誤しながら餌とか与えて、成長させた。


 途中Xさんの知識(というか滅んだ文明の)を借りながら、なんとかかんとか。


 それで立派に成長したブドウスライムのブドウを収穫して食べてみたら、これが甘くて美味しくてだな。


 次はお酒をつくってみてもいいかもって感じ。


 きっとお酒も美味しくなるだろうな。


 ちなみにブドウスライムの知能は、それほど高くない。


 3歩?歩いたらさっき見た人間の顔も忘れるくらいだからな。


 なんか、前世でそんな生き物聞いたことあるな。


 なんだっけ?


 まあ、いいや。


 お前らよく今まで生きてこれたな。


 難しい事考えてないから、ストレスたまらなかったとか?




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ